血液をサラサラにする食品の特徴と栄養素!
血液をサラサラにすることは、健康への近道だということは、もはや常識になっています。
しかしこの言葉、昔からあったわけではなく、「血液サラサラ」がメディアなどに取り上げられるようになったのは、2000年頃、今からまだ16年ほど前のことに過ぎないのです。
それにも関わらずここまで世間に浸透したのは、血液や血管の状態というのが病気に直結しているということが広く知れ渡ったためと言われています。
そこで今回は、血液をサラサラにする食品や食べ物についてご紹介したいと思います。
目次
なぜ血液をサラサラにしたほうがいいのか?
血液がサラサラというのは、血管の中を血液がスムーズに流れている状態を指しています。
血液は、私達の体の隅々にまで栄養や酸素を運ぶという、とても大切な役割を行っています。
また、同時に不要となった老廃物などを受け取り、静脈を通じて心臓に運んだ後に体外へと排出する働きも担っています。
そのため、血液の流れが滞ってしまうと(いわゆる血液がドロドロしている状態)、酸素や栄養の運搬が行われなくなるだけではなく、老廃物が溜まってしまい、美容や健康を損ねることになります。
血液がドロドロしている場合のデメリットは?
血液がドロドロになると、末端の血管まで血液が流れにくくなるため、肌細胞に必要な栄養や酸素が届かなくなることから肌トラブルを起こしやすくなったり、冷えやむくみなどの症状が起こりやすくなります。
また、血管内にコレステロールや中性脂肪が溜まって、血液の流れを阻害している場合などは、そこに血栓ができ、血栓が詰まることで心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病を引き起こすことがあります。
血液をサラサラにする栄養素や食べ物の特徴
ドロドロの血液は、主に血液の中の血小板や赤血球、白血球などがくっついてしまうために起こります。
このようなことが起こる原因には、脂質や糖質の多い食生活の他に、ストレスや喫煙、アルコールの摂取などの生活習慣が深く関わっています。
そのため、血液をサラサラにするには脂質や糖質の分解を促進する成分や、ストレスや喫煙などによって失いやすいビタミンやミネラルを意識して摂ることが大切になります。
血液をサラサラにする食べ物や食品・食材おすすめ15選!
血液をサラサラにするには、栄養のバランスが摂れた食事をすることが基本となります。
その上で、さらに血液をサラサラにしたいという場合は、【おさかなすきやね】を合言葉として覚えておくのがよいでしょう。
【おさかなすきやね】は血液をサラサラにする効果があると言われている食品の頭文字をとっていますが、ここではその他の食品も含めて血液をサラサにする効果がある食べ物をご紹介したいと思います。
麦茶
【おさかなすきやね】の「お」はお茶になります。
お茶は緑茶、ウーロン茶それぞれに含まれるポリフェノールにコレステロールや中性脂肪を減らす働きがありますが、中でも麦茶には赤血球の流れをよくする働きがあり、特に血液をサラサラにする効果が高いと言われています。
サバ
【おさかなすきやね】の「さ」は魚になります。
特に、サバやイワシ、サンマなどの青魚に含まれるDHAやEPAには、血液の流れを促進する作用があります。
マグロ
マグロには、DHAやEPAだけではなく、血液中の赤血球の材料となる鉄分(ヘム鉄)も豊富に含まれています。
わかめ
【おさかなすきやね】の「か」は海藻になります。
わかめや昆布などに多く含まれるアルギン酸は水溶性の食物繊維なので、コレステロールを吸収して体外へと排出する効果が期待できます。
納豆
【おさかなすきやね】の「な」は納豆です。
納豆には特有の成分であるナットウキナーゼが含まれていますが、血栓を溶かす作用があるため血液をサラサラにしてくれます。
大豆製品
豆腐や豆乳、おからなどの大豆製品には、血栓予防に役立つ大豆サポニンや、脂質や糖質の代謝を促進するビタミンB群が多く含まれていることから、血液をサラサラにする効果があります。
酢
【おさかなすきやね】の「す」は酢になります。
酢に含まれるクエン酸が老廃物の排出を促してくれます。
なお、酢の中では黒酢が最も血液サラサラ効果が高いと言われています。
しいたけ
【おさかなすきやね】の「き」はきのこ類になります。
きのこ類は食物繊維が豊富に含まれているため、コレステロールの排出を促進する効果がありますが、中でもしいたけに含まれるアミノ酸は、コレステロールの排出効果が高いと言われています。
緑黄色野菜
【おさかなすきやね】の「や」は野菜になります。
野菜は摂取する種類によって含まれる栄養や成分が異なるものの、全般的に食物繊維が豊富で、ビタミン・ミネラルの含有量も多いことから、血液をサラサラにするために毎日摂取するのが望ましいと言えます。
かぼちゃ
かぼちゃも緑黄色野菜の一つですが、他の野菜と比べてβ-カロテンの含有量が高いことから、活性酸素を除去する効果が期待でき、血管をしなやかに保って血液をサラサラにしてくれます。
生姜
生姜に含まれるショウガオールという成分は、血液の流れを促す作用があることから、血液をサラサラにする効果が期待できます。
たまねぎ
【おさかなすきやね】の「ね」はねぎ類になります。
たまねぎに含まれる成分のアリシンには、血小板の凝固を抑制する働きがあります。
長ねぎ
長ねぎの白い部分には玉ねぎと同様にアリシンが含まれており、緑の部分には抗酸化作用に優れたビタミンCやβ-カロテンが多く含まれています。
ヨーグルト
ヨーグルトは、【おさかなすきやね】には含まれていませんが、腸内環境を整える乳酸菌を増やす働きによって、コレステロールの排出が進み、血液をサラサラにする効果があります。
梅干し
梅干しには、血液の浄化作用や血流を促進する効果があると言われています。
血液をサラサラにする食べ物や食品・食材おすすめ15選!のまとめ
血液をサラサラにする効果のある食品は、この他にもごま、ブルーベリー、みかん、ココア、赤ワイン、アボカドなどたくさんあります。
そのため、普段の食事でなるべく多くの食材を使っていれば、栄養の偏りによる血液のドロドロ化は防げると言われています。
今回ご紹介した食品を頭に置きながら、是非、血液サラサラのための食生活を行ってみて下さい。