妊娠中のポリフェノール摂取
「ポリフェノール」。植物の苦味、渋味、色素の成分となっている化合物の総称です。
自然界に5000種類以上存在しているといわれている栄養素。
様々な種類があるポリフェノールですが、すべてのポリフェノールが強力な抗酸化作用を持っています。
強力な抗酸化作用の働きから、様々な効果をもたらしてくれます。
もちろん日常生活、健康に気をつけているあなたでも「妊娠」。
妊娠中は、それ以上に健康に敏感になります。
妊娠中のポリフェノール摂取に問題はないのでしょうか?
目次
妊婦とポリフェノールの関係や影響は?
妊娠中は、ささいな体調変化にも敏感です。
ポリフェノールの抗酸化作用は、さまざまな効果があります。
そしてポリフェノールにはたくさんの種類があります。
体のため、胎児のため、体に良いものを摂取したい。
そこで注意して欲しいのが「大豆ポリフェノール」の摂取です。
大豆ポリフェノールは、大豆イソフラボンというポリフェノールを含みます。
名前で分かるように、納豆や豆腐に多く含まれます。
効果、効用としては女性ホルモンと似たような働きを持ちますので注目成分なのですが、妊娠中の摂取には要注意です。
妊娠中のポリフェノール摂取について
ポリフェノールの一種に、女性ホルモンの作用と似ている「イソフラボン」という成分。
女性ホルモンの作用と似ている、と聞くと妊娠中には良さそうに感じます。
しかしこのイソフラボンの摂取量が多くなりすぎると、逆にホルモンバランスを崩してしまう恐れがあるそうです。
もともと“妊娠中の大豆製品の摂取量はおよそ30グラム”と言われています。
イソフラボンは納豆や豆腐などにも含まれていると言いました。
日常生活範囲で摂取する分には特に問題はありません。
逆に、神経質になりすぎて摂取量が不足しすぎることにも問題は生じます。
納豆を1パック、豆腐を冷や奴で食べる程度なら心配はいりません。
妊娠中のポリフェノール摂取で注意する事は?
しかし、イソフラボンを摂取量が過剰摂取、特に妊娠初期段階の不安定な時期には注意しましょう。
【過剰摂取から引き起こる症状】
- ホルモンバランスの乱れ
- 吐き気やいら立ち
- つわりの悪化
このような症状は、妊娠経験・知識のある方はすぐに結び付いたかと思います。
結果、ホルモンバランスの乱れが大きく関わっていますよね。
まとめ
妊娠中、なにに対しても気になる時期です。神経が張り詰めています。
心を落ち着かせて安静に過ごせるに越したことはありませんが、何か口にする行為も一つ一つ気になると思います。
愛情ですよね。
今回は「大豆ポリフェノール」の摂取法についてまとめましたが、摂取をしてはいけない、ということではなく適度な摂取で体を守りましょう、ということです。
イソフラボン以外のポリフェノールは、新鮮な野菜や果物から摂取。
ポリフェノールに限らず、あらゆる栄養素の摂取は「過ぎたるは及ばざるがごとし」。
幸せなマタニティー生活を送れますように・・・。
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