口腔内にできる口内炎の治し方!
初めはあまり気にするほどではない「口内炎」。でも、時間が経つにつれて、痛みが強くなり、食事すら楽しむことができなくなりますよね?
そもそも、口の中は、食事、呼吸、会話など常に外部と接しています。
開けたり、閉めたりの動作の中では細菌・ウイルス・ほこりなどが付着・侵入する可能性の高い部分。
そう考えると炎症を起こす可能性が高いことも納得です!
でも、日常生活から、食事や呼吸、会話を無くすことはできません!そもそも原因は他にもあります!
そこで、これからも楽しく日常生活を送れるための予防法、対処法、意外な原因を紹介します。
目次
口内炎とは?なぜ口内炎になるのその原因は?
そもそも「口内炎」って・・・?
ほおの内側や歯ぐきなどの口の中や、その周辺の粘膜に起こる炎症の総称のことをいいます。種類も様々で、原因も様々です。
口内に起こりうる症状の中には・・・
- 歯ぐきにできれば・・・歯肉炎
- 舌にできれば・・・舌炎
- 唇にできれば・・・口唇炎
- 口角にできれば・・・口角炎
と呼ばれます。
経験ある方は多いと思いますが、患部は潰瘍になったり水疱になったりしますよね?
いつ、誰しも発症してしまう「口内炎」の原因は・・・?
- 口角の粘膜を正常に保つためのビタミンが不足している
- 疲労やストレス
そして・・・多くの原因、口内炎ができるメカニズムはここにもあります。
よく、「あっ!」と口内の皮膚を噛んでしまうことがあると思います。
その時の刺激などにより、タンパク質分解酵素の一種プラスミンが発生します
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そこで、増え続けたプラスミンによって、炎症のもとになるヒスタミンや痛みのもとになるプロスタグランジン・ブラジキニンが出て、血管を拡張
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炎症を起こすと血管からこれらの物質が漏れ出やすくなり、むくみが起こり、痛みが発生
↓
炎症が続くと、粘膜の表面がただれ始め、ただれた部分がえぐられ、口内炎ができます
ただ、間違って噛んでしまった!
その行動も、口内では炎症を作ってしまうメカニズムが着々と進んで行ってしまっているんです。
口内炎の4つの種類と症状
アフタ性口内炎
もっとも多くみられるのが、このアフタ性口内炎。赤く縁取られた2~10mm程度の丸くて白い潰瘍が、ほお・唇の内側・舌・歯ぐきなどに発生します。
原因
- 免疫力の低下
- ストレスや栄養障害
- 口腔粘膜の損傷
- ベーチェット病などの全身性疾患の症状
ウイルス性口内炎
ウイルスが原因で起こる口内炎。単純ヘルペスウイルス「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」やカビの一種であるカンジダ菌の増殖が原因の「カンジダ性口内炎」。口の粘膜に多くの小水疱が形成され、破れてびらんを生じることがあります。
原因
- 単純ヘルペスウイルス
- 水痘帯状ヘルペスウイルス
- コクサッキーウイルス A群
カタル性口内炎
入れ歯や矯正器具の接触、ほおの内側をかんでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる口内炎。口の粘膜が赤く腫れたり水疱ができたりします。
原因
- 虫歯、入れ歯の不具合
- 口腔粘膜の損傷
- やけど
- 薬品の刺激
びらん口内炎
カタル性口内炎の状態を放置すると・・・いっそう腫れて、びらん状態に進行します。ただれ。皮膚や粘膜の表面の組織がくずれて内部の組織が顔を出している状態になります。
口内炎になった時の効果的な3つの治し方!
1.正しい歯磨きで解消
歯磨きの仕方が悪いと、口の中に細菌が発生しやすいため、口内炎になりやすくなったりします。歯磨きをするときは、ゴシゴシと強く磨かず、1つの歯を小刻みに何回も磨くようにしましょう。
2.塩水で1日数回のうがい
朝起きたら、すぐにうがい!口の中を常に清潔にするため、こまめにうがいをするのが大切です。うがいをするタイミングは、起床後、毎回の食後、就寝前!
3.ビタミンB2を多くとる
口内炎を早く治したいときには、ビタミンB2を積極的に摂取しましょう。ビタミンB2の効果にはこのような効果があります。
- 皮膚や粘膜の成長を促す働き
- 口内炎で炎症が起こっている粘膜を正常へと戻してくれる
ビタミンB2が多く含まれる食品
- 牛乳
- たまご、
- 牛・豚・鳥レバー
- 納豆
- チーズ
病院は何科に行けばいいの?その費用や治療期間は?
口内炎は、口腔外科や内科、歯科、耳鼻咽喉科などを受診しましょう。
どこがいいの?悩んだら・・・
まずは、歯科 → 内科の順に受診しましょう。
口内炎にならないための予防法は?
1.睡眠時は横向きNG
横向きで眠ると口が半開きになり、歯並びが悪くなったり、頬のたるんみの原因になります。そこから口内炎の原因を作ることにもなります。
2.口の乾燥を避ける
乾燥は免疫低下の原因です。水分の補給を心がけるようにしましょう。
口内炎に効く市販薬は?
口内炎予防にも、対処にも大事なのはこの薬!自宅に常備しておけば安心の市販薬を紹介します。
イソジンうがい薬
有効成分ポビドンヨードが、ヨウ素を遊離し、各種の細菌、真菌、ウイルスなど広範囲の微生物に対して迅速な殺菌・消毒効果を発揮します。
URL:https://www.meiji.co.jp/drug/isodine/
ケナログA口膣用軟膏
口腔粘膜への優れた付着力があり、患部を保護するとともに、抗炎症作用により患部の炎症を抑え、口内炎・舌炎の痛みなどを改善します。
口内炎の原因と対策のまとめ
いかがでしたか?口内炎の意外な原因と、そして種類、症状を紹介しました。
出来てしまった口内炎は仕方ない!そんな時の効果的な対処法も紹介しました!
そして、おススメの市販薬もぜひ使用して欲しいと思います。
でも、やっぱり予防出来ることが1番です。
睡眠中の眠り方、そして水分補給だけ!取り入れて欲しいと思います。