唇の横が切れた時の対処法とおすすめの市販薬!
唇の横の口角部分が切れると、激痛で話すことは勿論、食べることもままならなくなります。
また、切れた部分の皮が剥けて赤くただれるため、人と顔を合わせるのが苦痛に感じることから、一刻も早く治したいと思うものですよね。
しかし、口は体の中でも最も動かす場所のため、一度切れてしまうとなかなか治らなく、症状が長引いてしまうのも特徴と言えます。
では、そんな症状に見舞われた時、短期間で治すには一体どうしたらよいのでしょうか。
唇のすぐ横ということもあり、リップクリームを塗って対処する方が多いようですが、果たしてそれは本当によい方法なのでしょうか。
そこで今回は、唇の横が切れてしまう原因と共に、その対処法をご紹介したいと思います。
目次
唇の横が切れる原因は?病気なの?
唇の横が切れると、皮膚が亀裂やただれ、腫れ、出血、出血後のかさぶたなど、様々な皮膚疾患を引き起こします。
唇の横の部分は、正式には口角と言い、ここに炎症が起こるものを総じて口角炎と呼んでいます。
口角炎は、主にカンジタというカビの一種や細菌に感染することで起こります。
ストレスが溜まっている、胃腸の調子が悪い、寝不足、ビタミンの不足などが原因で体の免疫力が落ちると、カンジタを始めたとした細菌に感染しやすくなり、口角炎を発症します。
また、唇を舐める癖のある方は、唾液が付着してそこに細菌が繁殖したり、頻繁に乾燥するために皮膚がただれやすくなってしまうことなども、唇の横が切れる原因となります。
唇の横が切れた時の対処法!
唇の横が切れて痛い時、患部にはちみつを塗ってみて下さい。
患部を洗って清潔にした後、まずはよく乾燥させ、そこにはちみつを適量塗って、患部を覆うようにパックします。
はちみつには殺菌作用があるため、細菌を死滅させ症状を緩和してくれます。
口内炎の時、はちみつを塗ると腫れが引くと言いますが、それと同じ効果を口角炎でも得ることができます。
はちみつは万が一舐めてしまっても問題ないため、小さなお子さんにも使える方法と言えますよね。
夜寝る前に行って、そのまま寝てしまうのが最も手軽ですが、日中、何度も上記の方法を繰り返すことでより早く治ります。
また、ビタミンの中でもビタミンBが不足すると、皮膚の修復や再生の機能が低下し細菌感染しやすくなると言われています。
この場合、ビタミンBが多く含まれるレバー、たまごなどを積極的に食べるとよいですが、苦手に感じる方はビタミン剤で補っても構いません。
唇の横が切れを短期間で治す為のポイント!
口角炎がある時は、胃腸を休ませストレスを発散させることが大切です。
唇の横が切れているため、食事はあまり出来ないかも知れませんが、少しよくなってきたところで脂っこい食事や刺激物を摂取してしまうと、口角炎を繰り返してしまうことになります。
唇の横が切れていることと、胃腸には直接的な関係がないと思うかも知れませんが、実は密接な繋がりがあります。
口も胃腸と同じ消化器官のため、胃腸に不調があると口に症状が出ることがあるからです。
そのため、日常的にたばこやコーヒー、アルコールなどを摂取している方は、唇の横が切れてしまった時は治るまでこれらは控えるようにしましょう。
唇の横が切れた時におすすめの市販薬は?
唇の横が切れた時、症状を少しでも早く改善したいと思いますよね。そのような時は、市販薬を使ってみましょう。
ここでは、唇の横が切れた時におすすめの市販薬をご紹介します。
デンタルクリーム
2種類の痛み止め成分を配合し、口角炎のつらい痛みをやわらげます。
参考URL:https://www.medicare.jp/product/dentalcream.html
ヒビプロLP
口角のひびわれやただれなどの症状を、密着処方によって緩和・改善します。
参考URL:https://jp.rohto.com/hibipro/ointment-lp
新デスパコーワ
殺菌・皮膚の修復作用に優れた成分が配合され、口内炎・歯肉炎に効果のある塗り薬となっていますが、口角炎にも効果があるようです。
参考URL:https://hc.kowa.co.jp/otc/864
唇の横が切れてなかなか治らない場合、病院は何科に行けばいいの?
口角炎は、それ自体は命に関わる深刻な病というわけではないものの、痛みの度合いが強いことや、繰り返して起こってしまうこと、また見た目の問題などから、病院へ行って治療を受ける方も多くいらっしゃいます。
では、口角炎になったら病院は一体何科を受診すればよいのでしょうか。
この場合、受診する科は皮膚科、もしくは口腔外科となります。
どちらでも診てもらうことができますが、念のためホームページなどで診療科目に口角炎が記載されていることを確認しましょう。
また、皮膚科や口腔外科にて治療を受けても、口角炎を何度も繰り返す時は、胃腸の機能に原因があるかも知れません。
そのような時は内科や消化器科を受診してみるとよいでしょう。
普段から唇の横が切れないようにする予防法
唇の横が切れないように予防するには、唇の横が切れてしまう原因を避けることが大切です。
そのため、ストレスを溜めずに発散させることや、胃腸の調子を整えること、寝不足を解消すること、ビタミンが不足しないように食事に気を付けることが大切です。
忙しい日が続くと、つい外食やインスタント食品に頼ってしまうことがありますが、外食が続く場合には意識的に野菜を摂取するようにし、朝食に手間を掛けたくない時でも果物を一品追加するなど、自分でできる範囲で食事に気を遣うようにしましょう。
また、皮膚は乾燥に弱く、乾燥したままにしていると細菌などの繁殖が起こりやすいと言われています。
そのため、マスクをして乾燥を防いだり、加湿器などを使って空気を乾燥させないことも予防になります。
唇の横が切れる原因と痛い時に短期間で治すポイント!のまとめ
唇の横が切れると、話すのも億劫になるほど強い痛みが起こります。
とは言え、仕事などで全く話さないわけにもいかないため、そのたびに皮膚に亀裂が走り、どんどんと治りが悪くなってしまうもの。
唇の横がよく切れるという方は、生活習慣を見直し、食事や睡眠時間に十分気を付けることが大切です。
また、唇の横が切れた時の対処法や予防法を知っておくことで、症状を悪化させずに一日でも早く治ることができると思います。