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はやり目の症状や潜伏期間と感染や治療の仕方!眼帯は必須?

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はやり目の症状や潜伏期間と感染や治療の仕方!眼帯は必須?

はやり目の原因と完治のさせ方!眼帯は必要?

の不快症状を訴えて眼科を訪れる患者の多くが罹患していると言われるのが、「結膜炎」です。

結膜炎とは、目の結膜部分に炎症が起こる疾患ですが、その原因は「ウイルスによるもの」と「細菌によるもの」「アレルギーによるもの」に分かれ、中でもウイルスが原因の結膜炎が多いと言われています。

さらに、ウイルス性結膜炎の中でも、患者数の大半を占めるのが「はやり目」です。

名前を聞いただけでも、いかにも次から次へと感染しそうですが、はやり目とはそもそもどのようなものなのでしょうか。

目がかゆい、目がゴロゴロする、目ヤニが多い、という症状は、割と誰にでも経験があることから軽視されがちですが、放っておくと後遺症が残る可能性もあります。

また、誤った目の治療は思わぬ二次障害を引き起こしてしまいます。

そこで今回は、私達にとって大変身近な疾患でありながら、実は詳しく知らない「はやり目」について調べてみたいと思います。


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目次

はやり目の原因は?

はやり目ウイルス性結膜炎の一種で、正式名称を「流行性角結膜炎」と言います。

ウイルス性結膜炎には、流行性角結膜炎の他、咽頭結膜炎(プール熱)や急性出血性結膜炎(アポロ病)がありますが、結膜炎の中で最も罹患者が多いのが流行性角結膜炎(はやり目)と言われています。

流行性角結膜炎は、アデノウイルスの感染によって起こる炎症で、感染力が非常に高いのが特徴です。

また、結膜だけではなく角膜(黒目の部分)にも炎症が起こり、特に小児の場合は急に症状が悪化するケースもあることから、感染そのものを未然に防ぐ必要があります。

 

はやり目の症状は?

はやり目の症状には以下のものがあります。

  • 目の充血
  • 目ヤニの量が増え、目が開けられなくなることもある
  • 目のかゆみ
  • 目がしょぼしょぼする
  • 涙の量が増える
  • ゴロゴロとした異物感がある
  • まぶたが腫れる
  • まぶたの裏にブツブツができる
  • 眩しく感じる
  • リンパ節が腫れる
  • 発熱
  • 白目がブヨブヨ(浮腫)になる

はやり目になると、どれか一つの症状が現れるのではなく上記の症状が複数出る場合や、時間の経過と共に症状が悪化する場合が殆どです。

また、ウイルスや細菌が原因の結膜炎の場合、症状が軽ければ自然治癒することも稀にありますが、多くの場合は手で目をこすってしまって症状を悪化させてしまいます。

角膜にまで炎症が広がると後遺症などの恐れもあることから、「たかが結膜炎」と思わずには症状が出たら早めに病院へ行くのがよいでしょう。

 

はやり目の潜伏期間は?

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はやり目には、5日~14日程度の潜伏期間があります。

感染者に接触してもすぐに発症するわけではなく、最初は目がゴロゴロするなどの異物感を感じる程度のため、何かゴミが入ったと勘違いしてしまいがちです。

しかしやがて、目ヤニが多くなる、強いかゆみが出るなどの結膜炎の症状が現れます。

症状が悪化すると、まぶたの裏にブツブツができたり、耳の前下のリンパ節が腫れたり、熱が出たりすることがあります。

さらに、はやり目は角結膜炎と書かれている通り、角膜にも炎症が起きる疾患です。

角膜(黒目)に炎症が起こると角膜上皮が傷付いたり、小さな濁りが生じることがあります。

角膜まで炎症が広がってしまうと、完全に回復するまで3ヶ月ほど掛かることから、「結膜炎かも?」と思ったら早めに病院へ行くことが大切になります。


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また、以前は夏に多く発症すると言われていたはやり目ですが、最近は季節を問わず一年中感染者がいると言われています。特に乳幼児は罹患率が高いので、日頃から目の様子に注意を払うことが必要です。

 

はやり目は感染するの?眼帯は必要か?

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はやり目は、強い感染症です。

このため、家族にはやり目の人がいる場合は、二次感染を防ぐことが重要になります。

また、子供の場合は学校保健安全法により、登校停止となります。

医師の判断の元、感染力がないと判断されるまでは学校へ行くことができませんので注意しましょう。同様に会社も周囲への感染から休むのがマナーと言えます。

さらに、昔は結膜炎やものもらいになると、人への感染を防ぐために眼帯を装着するのが一般的でしたが(※ものもらいは感染症ではないため、本来ならそもそも眼帯の必要はありません)、近年では眼帯を装着するメリットよりもデメリットが考えられるようになり、はやり目の場合も眼帯は着けないようになっています。

眼帯を着けることで、人への感染や片方の目への感染を防ぐことができますが、一方で片目が全く見えなくなることで、物や人との距離感が掴めなくなり事故や怪我を誘発する恐れがあります。

特に、5才以下の子供が眼帯を装着すると視力が低下し弱視になる可能性があると言われています。

このため、医師から眼帯が必要と言われた以外は、むやみに自己判断で眼帯をするのは止めた方がよいでしょう。

 

はやり目の治し方治療法は?

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はやり目の原因は、アデノウイルスというウイルスにあります。

ウイルスには、現在のところ特効薬がありません。これははやり目に限らず、風邪などのウイルスが原因と思われるあらゆる病気に該当します。

このため、はやり目の場合もウイルスを死滅させる治療ではなく、症状に対する対処療法が中心となります。

眼科ではやり目と診断されると目薬が処方されますが、これは細菌の感染や繁殖を防ぐための抗生物質となります。

また、角膜に炎症や濁りが見られる場合には、ステロイド剤を使うこともあります。

 
結膜炎に効く目薬の選び方とおすすめの市販薬
 

はやり目の予防の仕方!

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はやり目は非常に感染力が強く、感染者が目をこすった手で他の人の目に触るとほぼ100%感染するとも言われています。

しかし一方で、空気感染はしませんから、接触をしなければ感染は防げるということにもなります。

もし家族の中にはやり目の感染者がいる場合は、タオルや眼鏡、目薬などの共用を避けることで感染のリスクを減らすことができます。

また、日頃から目をこすらないように気を付けることも感染予防の方法です。

さらに、外出から帰ったら手洗いをする、目や手を拭く時はティッシュを使い、使い終わったら捨てるようにする、はやり目に感染したらお風呂は最後に入り、入浴後はお湯をすぐに捨てるなども、感染者を増やさない予防方法となります。

 

はやり目のまとめ

はやり目で病院へ行っても、ウイルスに効く治療薬がないのなら行かなくてもよいのでは?と思うかも知れませんが、それは間違いです。

確かにウイルスそのものに効果がある薬はありませんが、症状に合わせた点眼薬や内服薬を処方してもらえるため、症状が重くならずに回復させることができます。

特にはやり目の場合は、角膜まで炎症が進む可能性があるため、早い段階で治療をすることがとても大切です。

また、目の病気=眼帯という発想は危険だということも覚えておくと、視力低下や弱視などの後遺症を避けることができます。


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