インフルエンザの時の頭痛について
「もう、絶対いや、やっぱり健康が一番」と痛感させられるインフルエンザ。
体のだるさ、高い高熱に体のあちこちの筋の痛みがあります。
そして、あの頭痛・・・。
ガンガンとかち割れてしまいそうな頭痛が襲ってくると頭痛薬に手を出したくなります。
ですが、ここで痛みを和らげるために口にする、その頭痛薬。
さらに、重い病気を引き起こす可能性があるってことご存知ですか?
重い病気って?インフルエンザ脳症やライ症候群が一例なのですが、そんな恐ろしい病気が潜むインフルエンザの時の頭痛について調べる必要がありそうです。
インフルエンザの脳症の原因や症状!予防はどうすればいいの?
インフルエンザに加湿器は効果的?その理由やメリット・デメリット
目次
インフルエンザの頭痛の原因
インフルエンザのときに起きる頭痛や身体の関節痛の原因は、ウイルスが体内に侵入したときに分泌される「プロスタグランジン」と呼ばれる物質にあります。
このプロスタグランジンは、血流をよくするために血管を拡張したり、発熱を強めることによってウイルスの増殖を防いでいるのです。
こうした身体の反応が頭痛や関節痛となって現れるのです。
インフルエンザの時の頭痛の症状やパターンは?
インフルエンザは、空気中に含まれるウイルスやゴミ、そして細菌など異物が気道の表面を覆っている粘液に付着し、発症します。
気道の表面を覆っている粘液は繊毛細胞の働きで粘液を外へ外へと送り出し、痰として排出することでウイルスの侵入を防いでいますが、インフルエンザ流行の寒い時期。
インフルエンザは寒い冬に流行しますよね?
ヒトの体は寒いと感じると体温を保つために血管が収縮、そしてウイルスから守ってくれる気道粘膜の血流が悪くなります。
その結果、ウイルスが侵入しやすい状態になってしまうのです。
インフルエンザウイルスの潜伏期間は1~3日、感染経路はおもにせきやくしゃみの飛沫感染、療養期間は一週間程度必要になりますが、症状がこれまた辛い。
突然、38℃以上の高熱が出てからは、悪寒、関節痛、倦怠感など全身症状、咳、痰、 呼吸困難、腹痛、そして激しい頭痛。
この頭痛、経験した方には分かると思いますが、たえまなく続き、そして少しの物音でも響きます。
熱はだんだんと下がってきても。この頭痛はなかなかおさまることはありません。
風邪の時の頭痛の症状やパターンは?
そして「風邪」。
風邪の症状はインフルエンザと似てはいますが、こうして記すと違いが分かります。
熱はだいたい37度~38度。喉の痛みを感じ、くしゃみ・鼻水に苦しめられます。
なんかだるいな~という感覚で、頭痛がひどいという症状より、鼻水からくる鼻詰まりがきつさを与えます。
インフルエンザの時の頭痛の対処の仕方
インフルエンザ頭痛の対処法は、やはり抗インフルエンザウィルス薬(タミフル・リレンザ)の服用ですね。
はじめに記した様に、自宅にある頭痛薬。以前、処方した頭痛薬。
インフルエンザ脳症やライ症候群の原因になるとも言われます。
頭痛薬の処方は、しっかり医師の診断が必要になります。
冷やす
まずは冷やすことです。インフルエンザによる頭痛は、炎症による痛みが原因です。痛む部分を冷やすことで、痛みが和らぎます。
抗インフルエンザ薬を飲む
抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスが身体の中で増殖するのを防いでくれます。ウイルスの増殖が抑えられると、頭痛を引き起こす原因物質のプロスタグランジンの分泌も抑制されるため、頭痛の症状も早く治まります。ただし、抗インフルエンザ薬はドクターの診断が必要となります。
解熱鎮痛剤
インフルエンザの時でも解熱鎮痛剤は、プロスタグランジンの分泌を抑える働きがあるので、頭痛を抑える効果を期待できます。しかし、成分によっては肝臓の機能異常などを引き起こすライ症候群やインフルエンザ脳症など、合併症を引きおこしてしまう可能性もあります。
頭痛があり、インフルエンザの疑いが少しでもあるときは自己判断せずに、すぐ病院で診察を受けましょう。
インフルエンザによる頭痛は、患部を冷やす・薬の服用などが有効です。
しかし、頭痛や関節痛は、もともとは身体がウイルスを撃退しようとする過程で起こるものです。症状が軽いのに薬などで痛みや熱を無理に緩和させようとすると、免疫機能がうまく働かず、長引くこともあります。
インフルエンザは安静にしていれば、一般的には5~7日程度で症状がおさまるので、冷やし過ぎたり、むやみに薬に頼ることは避けましょう。
しかし、抗インフルエンザ薬を服用しても頭痛がなくならない場合は、合併症にかかっている恐れもあります。
速やかに病院に行き、ドクターの判断を仰ぎましょう。
インフルエンザの頭痛の対処法のまとめ
これは、インフルエンザかもしれない・・・でも病院へ行けない・・・
そんな時ももちろん、自宅にある「頭痛薬」の処方はやめましょう。
万が一、インフルエンザだった場合は特に危険。
まず、頭を氷嚢で冷やし、身体は温める。
少し、落ち着いてきたら病院へ電話を入れ、病院の状況を確認し、マスク着用で医療機関受診をお願いします。
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