元気な美的LIFE

背中の「かゆみ」を伴う湿疹やブツブツは病気？

突然、あ！なんか痒い！と思ったら、異様に痒くなってきて思わず書いてしまう、背中の痒み。

さっきまでは何ともなかったのに、一度かゆみを感じたら、なんだか痒みの原因が背中中をウロウロしているみたいに痒くなってきますよね？

そして、いつの間にか、ふと背中に違和感を感じ、鏡に映してみると、背中が赤くブツブツになっている。

こんな経験ありませんか？

普段、なかなか自分で見ることのできない背中だから、見落としがちですが、その痒みの原因、予防法、そして、まさかこれって病気？！

背中の「かゆみ」の原因は？ストレスも関係しているの？

では、早速痒みの原因を探っていきましょう。

そもそも背中も含めた身体のかゆみの原因には、

• 温度の変化・乾燥
• 接触性皮膚炎
• アトピー性皮膚炎
• ノミ・シラミ
• 乾皮症

などが主なものとして挙げられます。確かになんとなく頷けるような原因が並びましたよね？

 

では、これはどうでしょう！

痒みの原因はストレスが関係している？！

実は痒みの原因に「ストレス」も関係しているのです。

ちなみにしっかりとした名称もあります。

ストレスによって生じる身体のかゆみのことを「ストレス性皮膚炎」と呼びます。

ストレスによって、身体の自律神経の働きが乱れて、「かゆみ」となってあらわれるケースは増えているそうです。

 

背中の痒みの症状【湿疹・ぶつぶつ・帯状疱疹】

痒みを感じて、現れる症状も様々・・・

 

じんましん

皮膚の表面が赤くなって、デコボコと盛り上がります。

じんましんの症状は出没を繰り返すという特徴があります。

 

アトピー性皮膚炎

肌がカサカサと乾燥気味になり、炎症も起こります。

 

接触皮膚炎＜かぶれ＞と帯状疱疹（たいじょうほうしん）

接触皮膚炎はアレルギー反応が原因で、帯状疱疹はウィルスが原因となります。

 

背中が痒い時にやってはいけない事

どんな原因からの痒みなのか？症状なのか？それに関係なく痒みを感じた時にやってしまいがちで、絶対にしてはいけないことがあります。

• かかない！
• 温めない！

どうしても我慢できずに、掻きたくなりますが・・・

手には沢山の菌があります。患部を傷つけるだけでなく、菌を塗り込んでいるようなものです。

そして意外ですが、かゆみがある状態は血管が拡張している為と考えられます。

そのため温めるという行為は、逆効果なんです。

 

背中の痒みに潜む病気は何が考えられる？

そろそろ対処法が知りたくなるころでしょうが、少しお待ちを・・・

先に、あまり重症化に感じられていない「痒み」に潜む、恐ろしい事実がありましたので・・・

「かゆみ」には重大な病気が潜んでいる可能性があるので注意が必要です。

 

糖尿病

自覚症状としては、喉の渇きや倦怠感、多尿、多食、むくみなどがあらわれ、病状が進行すると、神経痛、視覚・知覚異常などの合併症があらわれます。

手足の先がむずがゆくなり、胸やおなか、背中など、身体のあらゆる部位にかゆみが出て、ようやく糖尿病であることがわかるケースも少なくない。

 

原発性胆汁性肝硬変

病気の初期の段階で、全身のかゆみや疲労感などの自覚症状があらわれます。

病状が進むと、ウイルス性肝硬変やアルコ－ル性肝硬変と同じように、身体のむくみや、腹水（お腹に水が溜まる）、吐血・下血といった症状があらわれます。

 

たかが痒み・・・ではなく実は？！この知識も持っておくといいですよね？

では、こんな陰に潜む病気にも早く気付けるように対処法を紹介しましょう。

対処しても、なかなかおさまらない痒みは・・・危険です。

 

背中の痒みの改善策は？

背中に痒みを感じた時、この入浴時の一連の対処法を心がけましょう。

 

強く擦らない

体を洗う時、肌を傷つけるだけでなく、優しく洗うようにしましょう

 

肌に優しいボディーソープ

ボディーソープには、洗浄力が強い合成界面活性剤が使用されています。

肌への刺激も強いので、乾燥している時の使用は避けましょう。

 

しっかり洗い流す

頭はしっかり洗い流していても、背中はあまり意識していない人は多いのではないでしょうか？背中もしっかり洗い流しましょう。

 

お湯はぬるま湯で！

痒い部分に熱いお湯をかけてしまうことがありますが、厳禁です。お湯は、ぬるま湯設定で、時間も長時間は避けましょう。

 

入浴後はタオルで水分を取り除く

お風呂上がりは、まずすぐにタオルで水分を取り除いて下さい。

優しく押し当てるようにしましょう。

 

背中の痒みを感じた時、しばらくは入浴時にポイントをおき過ごしましょう。

 

背中の痒みに効くおススメの市販薬は？

「かゆみを止める」「かゆみに効く」とする保湿剤、代表的なものを紹介します。

 

抗ヒスタミン薬

ヒスタミン受容体をブロックすることで、かゆみ症状を軽減したり予防したりします

 

抗炎症成分

甘草の根から抽出されるグリチルレチンから得られる抗炎症成分。

体内で生成される副腎皮質ホルモンの働きをサポートする効果があるとされる。

 

かゆみ止め成分

麻酔成分などによってかゆみを鎮めます。

 

ビタミン類

血流を改善し、症状の回復を助けます。

 

背中の痒みが止まらない時は、病院は何科に行けばいいの？

皮膚に異常があるのなら皮膚科

症状によっては、内科検診の為に内科に回ることもあるかもしれません。原因がよく分からない時は総合病院をおススメします！

 

背中の痒みのまとめ

今回、背中の痒みについて勉強しましたが、いかがでしたか？

なんか、痒い・・・そう感じたらしっかりと背中のケアを始めましょう。

そこに潜む病気！SOSのサインを見逃してしまってからでは、遅いのです。

毎日、清潔にゆっくりと入浴する時間を大事に、背中も健康に保っていきましょう。