多汗症の薬や漢方の選び方とおススメの市販薬!
多汗症とは、体温調節の範囲を超えて、汗が異常に増加する症状を言います。
人は、体温調節の役割の他に緊張や不安などの精神的な原因でも発汗することがありますが、多汗症の場合は身体機能の失調が原因で大量の汗が出るのが特徴です。
また多汗症は、原因となる病気があって起きる続発性多汗症と、健康な人に発症する原発性多汗症があり、さらに汗が全身に出る全身性多汗症と、手や足、脇などの体の一部のみに出る限所性多汗症とに分けられます。
全身性多汗症や、手や頭部など人に汗をかいていることが知られやすい場所の限所性多汗症の場合は、人に見られることで精神的なプレッシャーに感じることが多く、それがさらなる汗を誘発してしまいます。
汗は本来、人とっては欠かせない役割と言えますが、多汗症を患っている方の多くは耐えられない苦痛を強いられていると言われています。
では、多汗症を治す方法や薬などはないのでしょうか。
病院へ行って然るべき処置をしてもらうべき、という方もいらっしゃいますが、多汗で悩んでいる方にとっては病院へ行くのも大きな壁となります。
そこで今回は、多汗症に効果のある市販薬について調べてみました。
目次
多汗症の薬や漢方の選び方のポイント
多汗に悩む方の中には、汗をかくことによる「臭い」が気になるという場合も多いようです。
そこで、多汗症の薬や漢方を選ぶ時には、どのような症状を緩和したい(改善したい)のかということを明確にしましょう。
汗による衣服の汗沁みを抑えたい、発汗による臭いを抑えたい、精神的なプレッシャーを和らげたい、など多汗による悩みは様々なので、症状に合わせた市販薬を選ぶことが大切です。
多汗症に効果のある薬や漢方【市販薬】おススメ5選
ここでは、多汗症に効果がある漢方薬や市販薬をご紹介したいと思います。市販されているということは、薬局やドラッグストアなどで手に入れることが可能、ということですが、あくまでも薬ですので、使用する前は必ず使用方法をよく読むようにしましょう。
オドレミン
脇や足の裏に少量を塗ることで汗を止め、臭いを防いでくれます。
販売会社:日邦薬品
URL:https://www.nippo-yakuhin.jp/
テノール液
手軽に濡れるロールオンタイプで、脇汗や脇臭、わきがなどに効果があります。持ち運ぶことで気になる時にさっと濡れるのも安心できる材料と言えるでしょう。
販売会社:佐藤製薬
URL:https://www.sato-seiyaku.co.jp/
柴胡加竜骨牡蛎湯
多汗症発生の原因でもある交感神経の乱れを鎮めることにより、リラックス効果を得られ、多汗症の症状を抑えます。
販売会社:漢方のツムラ
URL:https://www.tsumura.co.jp/index.htm
黄連解毒湯
のぼせを取り除く、緊張を和らげる、ストレスを軽減させるなどの働きが多汗症に作用し、症状を抑えてくれます。
販売会社:漢方のツムラ
URL:https://www.tsumura.co.jp/index.htm
防已黄耆湯
肥満に伴う多汗症に効果がある漢方薬です。
販売会社:漢方のツムラ
URL:https://www.tsumura.co.jp/index.htm
多汗症の薬や漢方のまとめ
多汗症は、人に見られると恥ずかしい、衣服に汗沁みができたらどうしようと思うと余計に汗をかきやすくなるという特徴があります。
上記の市販薬や漢方を使うことで、薬に含まれている成分だけではなく「薬を飲んでいるから大丈夫」という安心感が症状を緩和させる働きがあるとも言われていますが、薬や漢方薬には副作用がある場合もあるので使用の際には注意が必要です。
症状が改善しない場合には、皮膚科に相談してみましょう。