頭皮湿疹の原因と治療法や適切な対処法!
頭のかゆみというのは比較的誰にでも起こりやすいものですが、そのかゆみが一時的なものではなく毎日続いたり、赤く腫れてブツブツができている場合は要注意です。
その場合は単なるかゆみではなく、頭皮湿疹の可能性があります。
頭皮湿疹は、かゆみの度合いが強いため、ついかきむしってしまい症状を悪化させてしまいがち。そのため、早めに適切な対処をする必要があります。
対処を誤ると症状がひどくなるだけではなく、完治するのに長い時間を費やすことになってしまいます。
たかが頭のかゆみ・・と思うかも知れませんが、夜も眠れないようになれば睡眠不足を招き、仕事や学業にも悪影響を及ぼしかねませんし、頭をボリボリと掻いている人は周囲から見て不潔に映ることもあるため、できれば早めの改善・治療を行うのがよいでしょう。
そこで今回は、頭皮湿疹の原因や治療法についてご紹介したいと思います。
目次
頭皮湿疹の原因
頭皮湿疹の原因は、頭皮湿疹の種類によって異なりますが、頭皮が外から受けた刺激によって炎症を起こし、かゆみや湿疹となって現れていることが多いようです。
私達は、紫外線や化学物質、ホコリ、細菌、花粉などの取り巻く環境で過ごしていますが、これらの刺激から皮膚を守るためにバリア機能が働いています。
しかし、何らかのことが原因でこのバリア機能が薄れると、刺激を受けやすくなり炎症を起こし、湿疹ができてしまうのです。
また、生活習慣や食生活が乱れていると、皮膚の状態が弱くなり外部の刺激に敏感になるため、睡眠不足や偏った食事も頭皮湿疹を招く原因となってしまいます。
頭皮湿疹の特徴
頭皮湿疹は、頭皮に起こる湿疹を指します。
頭皮とは、髪の毛で覆われている部分と生え際のことを言うため、この部分に起こる湿疹は頭皮湿疹ということになります。
髪の毛のある部分は元より、生え際も頭皮湿疹に含むことは以外と知らない方も多いため、フェイスケアと同じことをしている場合もあるため注意が必要です。
頭皮湿疹は、強いかゆみと赤いブツブツを伴い、かゆいからといって爪などでガリガリと掻いていると、症状がさらにひどくなるのが特徴です。
特に髪に覆われた部分はなかなか目視できないため、「かゆいなあ・・」と思いながら放置していると悪化しやすくなってしまいます。
そのため頭皮に強いかゆみが生じたら、ただのかゆみと思わずに、頭皮湿疹を疑って早めに適切な対処をすることが大切です。
頭皮湿疹の種類
頭皮湿疹と一口に言っても、その種類によって原因がことなります。
では、頭皮湿疹にはどのような種類があるのでしょうか。
皮脂欠乏性皮膚炎
皮脂はニキビや皮膚炎を引き起こす厄介者というイメージがありますが、実は外からの刺激から頭皮を守る上では欠かせない存在です。
その皮脂の量が減ると、頭皮が乾燥し、シャンプーなどの刺激によって湿疹ができてしまいます。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎とは、皮脂の量が増えることで皮膚に常在している菌が異常繁殖し、湿疹ができる皮膚炎を言います。
接触性皮膚炎
シャンプーや整髪料などに頭皮が触れると、そこから炎症やかゆみが起こる接触性皮膚炎も頭皮湿疹の原因となります。
アトピー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎の代表的なものにはアトピー性皮膚炎があります。
アトピー性皮膚炎は、皮膚が乾燥しやすい状態のため、刺激を受けやすく湿疹ができやすくなってしまいます。
頭皮湿疹の対処法
頭皮湿疹は、症状が軽い場合は自然治癒するケースもありますが、多くの場合強いかゆみに耐えきれず掻いてしまい、症状を悪化させてしまいます。
そのため、頭皮にかゆみを感じたら掻きむしらずに然るべき対処を行うようにしましょう。
頭皮湿疹の対処法としては、シャンプーの際爪で頭皮を傷付けないように気を付けながら、頭皮をマッサージするように洗うのがよいでしょう。
また、刺激の強いシャンプーを使っていると症状が悪化する場合もあるため、刺激の少ないものや薬用に替えるのもおすすめです。
さらに、皮膚の再生や修正を行うビタミンBを意識して摂取することも、頭皮湿疹を改善する方法となります。
頭皮湿疹の治療法と病院は何科に行けばいいのか?
頭皮湿疹は悪化するとセルフケアでの改善が難しいため、そのような場合は早めに病院を受診するのがよいでしょう。
病院へ行く場合、受診するのは皮膚科となります。
皮膚科では、頭皮湿疹の状態に合わせて塗り薬や飲み薬が処方されます。
かゆみや炎症の強い場合はステロイドを用いることもありますが、ステロイドに抵抗がある方も少なくありません。
しかし、かゆみや炎症を取り除かないことには、なかなか症状はよくなりません。
不安な点などをお医者さんによく相談した上、時にはステロイドを使って治療することもあることを頭に置いておきましょう。
頭皮湿疹のおすすめの市販薬
頭皮湿疹をどうしても病院ではなく自宅で治したい場合、おすすめの市販薬をご紹介します。
リビメックスコーワローション
かゆみのある部分塗ると、有効成分が湿疹や皮膚炎の炎症を抑えて不快な症状を鎮めてくれます。ステロイド外用薬です。
メディクイックH
かゆみを抑える成分の他に、すーっとする成分も含まれているため、かゆみを素早く鎮め頭皮湿疹を改善してくれます。
早いと数日で湿疹が消えますが、しばらく使い続けることで頭皮湿疹を根から断ち、再発しづらくなります。
ムヒHD
炎症を抑え、皮膚を修復して不快な症状を改善します。
また、湿疹部分にピンポイントで塗ることができるため、液が髪に垂れるなんどの心配がありません。
URL:https://www.ikedamohando.co.jp/index.html
頭皮湿疹の原因と対処法や治療法!おすすめの市販薬は?のまとめ
いかがでしたか?
頭皮湿疹は、かゆみが小さいうちに適切な対処をすることで改善することができますが、自己判断で塗り薬を使ってしまうと場合によっては症状を悪化させるケースも考えられます。
しかし、仕事や家事に忙しく病院へ行く時間をなかなか取ることができない場合は、セルフケアに頼るしかありませんよね。
そのような場合は、ドラッグストアなどの薬剤師に相談することも一つの対策となります。
また、セルフケアで症状が改善しない時は、使っている市販薬を止め、すみやかに病院へ行くようにして下さい。
たかが頭皮のかゆみと侮らず、頭皮湿疹はできるだけ早く治すようにしましょう。