そもそも脂肪燃焼スープダイエットとは?
「心臓外科手術の前に、痩せる必要がある患者さんに病院が行うダイエット方法」という触れ込みで、一時期話題になったのが脂肪燃焼スープダイエット。
その真意はさておきながら、脂肪燃焼スープダイエットとは一体どのようなダイエット方法なのでしょうか。
脂肪燃焼スープダイエットとは、その名の通り、脂肪を燃焼させる食材がふんだんに使われたスープを7日間続けて飲むことで、体重を落とすダイエット方法です。
しかも、飲めば飲むほどデトックス効果で老廃物が排出されて痩せられる、というのですから、これまで痩せるために厳しい食事制限や激しい運動を行ってきた方にとっては、まさに夢のようなダイエット方法と言えます。
目次
脂肪燃焼スープの魅力は何?
脂肪燃焼スープダイエットの一番の魅力は、「挫折しづらい」ということに尽きると思います。
これまで、朝バナナや朝りんごなど、それだけを食べるダイエット方法が数多く流行しましたが、その人気が長く続かなかった原因に「味に飽きてしまう」という点がありました。
いくら好きでも、バナナを毎朝食べ続けるのは難しいですよね。
その点、脂肪燃焼スープダイエットは元から様々な食材が入っているため味に変化がつきやすく、さらにスープ以外の食材も食べても大丈夫なので、飽きることなく続けることができます。
しかもダイエットを行うのは7日間のみなので、達成感を得られやすいダイエットと言えます。
また、通常の調理法では溶け出して摂取しにくくなってしまう野菜の栄養素を、余すことなく取り込めるのも特徴で、ダイエット食でありながら、野菜に多く含まれる食物繊維は便通を改善してくれますし、ビタミンCは肌や髪の調子を整えるなど、女性にとって嬉しいメリットが多いと言えます。
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脂肪燃焼スープダイエットのコツとルールは?
脂肪燃焼スープダイエットを成功に導くためには、以下のルールを守る必要があります。
- スケジュールに沿った食べ物を食べるようにしましょう。
- アルコール類は摂らないようにしましょう。
(お酒を飲んだ場合は、24時間以上空けてからダイエットを開始するようにして下さい。) - 砂糖を始めとしたあらゆる甘味料の摂取はしないようにしましょう。
- 水分は、水かお茶、ブラックコーヒーのみにしましょう。
- ダイエットだからとスープの量を減らさず、むしろお腹いっぱいになるまで飲みましょう。
基本的な脂肪燃焼スープの作り方
脂肪燃焼ダイエットについてわかったところで、次は脂肪燃焼スープを作ってみましょう!
材料は次の8つです。
玉ねぎ大3個、セロリ1本、ピーマン(パプリカ)1個、ニンジン1本、トマト(トマト缶でもよい)大3個、キャベツ半玉、水、チキンスープの素1個(もしくはブイヨンでもOK)。
材料を一口大程度に切ったら、ひたひたになるくらいまで水を入れ、チキンスープの素を投入して煮込むだけ。野菜をくたくたになるまで煮る場合は、蒸発した水分を足して下さい。
食べる時は、塩こしょう、カレーパウダー、チリソースなどで味付けをして食べてもよいですが、市販のカレールーやシチューのルーは入れてはいけません。
脂肪燃焼スープダイエットの効果的な7日間のスケジュールとやり方やレシピ
脂肪燃焼スープが完成したら、早速ダイエットを開始しましょう。
脂肪燃焼スープダイエットは、スープだけを毎日飲むのではなく、7日間それぞれに食べる食材のスケジュールが決まっていますので、スケジュール通りに予定をこなしましょう。
脂肪燃焼スープダイエット【1日目】
スープとフルーツのみの日。この日は、脂肪燃焼スープとバナナ以外のフルーツなら何を食べてもよい日となっています。水分は、水か100%のフルーツジュースとなっていますが、100%フルーツジュースの場合は糖分が入っていない物を選んで下さい。
脂肪燃焼スープダイエット【2日目】
スープと野菜のみの日。野菜は油を使わなければ調理法は問いません。使う野菜も豆とスイートコーン以外であれば、何を選んでもよいでしょう。夕食には、ベイクドポテトを食べてもよいでしょう。
脂肪燃焼スープダイエット【3日目】
スープと野菜とフルーツの日。ただしベイクドポテトは食べてはいけません。
脂肪燃焼スープダイエット【4日目】
スープとバナナ、スキムミルクの日。バナナを3本、スキムミルクを500ml飲みましょう。別々に摂取するのが難しい人は、バナナと水、氷、スキムミルクをミキサーにかけて、バナナシェイクにして飲むと飲みやすいでしょう。水を多めに摂ることを心掛けて下さい。
脂肪燃焼スープダイエット【5日目】
スープと肉とトマトの日。350~700gの豚肉、牛肉の赤身、皮を剥いだ鶏肉、もしくは煮魚を食べましょう。トマトは6個まで食べても大丈夫です。
脂肪燃焼スープダイエット【6日目】
スープと牛肉と野菜の日。牛肉の摂取量の制限はありません。野菜はベイクドポテト以外なら何を食べても問題ありません。スープは必ず1杯は飲むようにして下さい。
脂肪燃焼スープダイエット【7日目】
玄米と野菜とフルーツジュースの日。スープは必ず1杯は飲むようにして下さい。玄米が苦手な場合は、スープに入れて煮こんでリゾットにしてもよいでしょう。その場合、少量のオリーブオイルとチーズ(パルミジャーノレッジャーノ)は使っても大丈夫です。
脂肪燃焼スープダイエットのまとめ
いかがでしたか?
脂肪燃焼スープダイエットと言いながらも、肉や野菜、フルーツなども食べてよいので、これなら自分にもチャレンジできそうと思った方も多いのではないでしょうか。
このダイエット方法は、体に必要不可欠なたんぱく質と炭水化物を極限まで減らすので、いわゆるプチ断食と同じ効果があり、実践した殆どの方が「痩せた」という実感を得ると言われています。
しかし一方で、通常の食事に戻した途端リバウンドしたという方も多いダイエット方法でもあります。
また、この脂肪燃焼スープダイエットは、専門家が提唱しているものではなく出先が不明という面も考慮し、あくまでもデトックス的な効果を得るために一時的に行うのがよいかも知れません。
長期間に渡り行ったり、早いスパンで何度も繰り返し行うなどの行為は、体に負担を与えてしまうこともあるので注意しましょう。