失敗しない補聴器の種類と選び方!
普段、何げなく耳にしている音や声ですが、年齢を重ねると共にだんだんと耳の聞こえが悪くなってしまいます。
仕方のないこと、だと思いつつも、音や声が聴きづらい世界というのは思っている以上に苦痛を強いられるため、外出を控えるようになったり、人と話すのを諦めて殻に閉じこもってしまうようになる高齢者も多いと言います。
また、道路を歩いている時などは視覚と同様に聴覚からも様々な情報を得ているのですが、耳の聞こえが悪くなると危機管理が疎かになり思わぬ事故に繋がってしまうこともありますので、「以前より耳が遠くなった」と感じたら、補聴器を使ってみるのがよいかも知れません。
そこで今回は、補聴器の種類や選び方について調べてみました。
目次
信頼できるお店と上手な補聴器の選び方!
補聴器を購入しようと思ったら、多くの方は補聴器を取り扱っているお店へ行くと思います。
しかし、その前に必ず耳鼻科へ行くようにして下さい。
と言うのも、補聴器を取り扱っているお店で働いている方は補聴器のスペシャリストではあるものの、難聴や耳の聞こえについては専門ではありません。
また、自己判断による耳の聞こえだけで補聴器を購入してしまうと、後々不具合が出てきて困ってしまう場合も考えられます。なのでまずは耳鼻科へ行き、しっかりと耳の状態を見てもらうことが大切なのです。
さらに、現在全国にある耳鼻科の約4割に「補聴器認定医」がおり、補聴器の購入方法やお店を紹介してくれます。
補聴器認定医は、補聴器に関する知識や経験が豊富な認定補聴器技能者がいる「認定補聴器専門店」を紹介してくれるので、安心だと思います。
補聴器の種類!
補聴器と一口に言っても、形状によって様々な種類があります。そこでここでは、補聴器の種類をご紹介したいと思います。
補聴器は日常のあらゆるシーンで使用するものですから、耳に馴染みやよく使いやすい物を選ぶのがよいでしょう。
耳穴タイプ
耳の穴にすっぽりと埋まっているため、見た目に補聴器を付けているのがわかりづらいのが特徴です。
耳かけタイプ
耳に掛けて使用するので取扱いがしやすく、電池の寿命が長持ちするという特徴があります。
ポケット型
本体とイヤホンをコードでつないで使用し、ハウリングを起こしにくい特徴があります。
補聴器おすすめ5選
ここでは、おすすめの補聴器を5つご紹介したいと思います。補聴器は使用するシチュエーションや使用感によってかなり個人差がありますので、あくまでも参考程度に見て頂けたらと思います。
シーメンス インシオ
出典:https://www.bestsound-technology.jp/products/ite/insio-bx/
1878年、ベルナー・フォン・シーメンスの発明によって補聴器は誕生しました。以後、100年以上補聴器のトップメーカーとして常に新しい製品を生み出しています。
URL:https://www.bestsound-technology.jp/
ワイデックス ドリーム
出典:https://japan.widex.com/ja-jp/products/hearingaids/dream/
シーメンス同様、世界主要補聴器メーカーのワイデックスが、最高峰シリーズと謳う補聴器です。
URL:https://japan.widex.com/ja-jp/
リオネット プレシアVシリーズ
出典:https://www.rionet.jp/product/theme/inconspicuous/index.html
世界の補聴器メーカーより、品質において遅れを取っていたと言われていた日本メーカーですが、ここ近年は海外メーカーと比べても遜色ない品質だと言われています。
その中でもリオネットは日本のトップメーカーと言ってよいでしょう。メンテナンスも含めて、国産だと安心という方も多いと思います。
URL:https://www.rionet.jp/index.html
パナソニック レディメイド
出典:https://panasonic.jp/hochouki/products/komimi/index.html
電化製品メーカーのパナソニックですが、実は50年も前から補聴器の製造も行っています。
こちらのタイプは、初めて補聴器を使う方のために手軽で簡単装着となっています。
GNリサウンド リンクス
出典:https://www.gnresound.jp/products/hearing-aids/resound-linx2
最新の音声処理システムにより、最高水準の聞こえを実現しています。
補聴器選びのまとめ
聴力の低下が気になったり、不安や疑問に思うことがあったりした場合は、まず、耳鼻咽喉科の専門医に相談し、検査等を受けて、専門家の判断を仰ぐことをおすすめします。
自分に合った正しい補聴器の選び方について知るためには、まず、『補聴器にはどんな種類があるのか』『補聴器はいくらくらいするのか』『補聴器と集音器はどう違うのか』といった補聴器についての基本的なことを知る必要があります。
また、実際に補聴器を選ぶ上では、『補聴器はどこで売っているのか』『補聴器選びで注意するポイント』といった情報をはじめ、販売店でどんなことをするのかということも知っておいた方がいいでしょう。
そして、補聴器販売店の専門家に相談したり、自分の耳で確かめてから購入する方が、失敗も少なく、納得のいく補聴器選びができるでしょう。