キウイのカロリーや栄養と保存方法や賞味期限！
パッと見は、茶色の皮と毛のような繊維に覆われた外見でいまいち地味なイメージがあるものの、半分にカットするとエメラルドグリーンの果肉に種が放射状に綺麗に並んでいて、その様子は宝石に例えられるほど美しいと言われているキウイフルーツ。
南国のイメージが強いですが、以外にも中国が原産の果物で、実は私達にとても身近な存在であると言えます。
しかも最近は、その見た目の華やかさだけではなく、キウイの持つ栄養の多さや効能・効果の高さから、女性を中心に注目を集めており、ブームの兆しを見せています。
そこで今回は、キウイの栄養や効能・効果は勿論のこと、気になるカロリーや保存方法、賞味期限などについて調べてみました。
目次
キウイに含まれる栄養の特徴やカロリー
ビタミンCが多く含まれる果物と言えば、みかんを思い浮かべる方も多いと思いますが、キウイにはなんとみかんの2～3倍ものビタミンCが含まれています。
さらに、食物繊維やビタミンE、葉酸、カリウムなど、女性に嬉しい栄養に加え、キウイ特有のたんぱく質分解酵素であるアクチニジンも含まれています。
これだけの数多く栄養が含まれているのは、果物の中でもトップクラスと言われており、しかもカロリーは1個で45～56㎉ほどと低カロリー。（サイズによって変動）
そのため、キウイは美容やダイエットに関心の高い、女性のためのフルーツとも呼ばれています。
キウイの効果・効能
豊富な栄養素を含むキウイには、女性にとって嬉しい効能や効果がたくさんあると言われています。
今回は、その一部をご紹介したいと思います。
便秘解消
お通じ改善のためにバナナを食べている方も多いと思いますが、何とキウイには1個でバナナ2本分の食物繊維が含まれていることから、便秘解消に効果があると言われています。
美肌効果
肌の潤いを保つコラーゲン生成に欠かせないビタミンCを始め、シワやたるみを引き起こす活性酸素を除去する働きに優れたビタミンEがたっぷり含まれているキウイは、美肌作りのフルーツとも呼ばれています。
むくみ改善
キウイに豊富に含まれるカリウムには、体内の余分な塩分や水分を排出する働きがあるため、むくみ改善に役立ちます。
また、ビタミンEにも血液の流れを促進する効果があるので、同様にむくみ解消に効果があります。
ダイエット効果
キウイはとても低カロリーの果物です。
さらに、食物繊維が豊富に含まれているため、食事の前に食べることで満腹を感じやすいことから、ダイエットに役立つと言われています。
血液を作る
キウイに含まれる葉酸は、別名「造血ビタミン」と呼ばれており、血液の中の赤血球には欠かせない成分です。
また、葉酸は妊娠を希望している女性や、妊娠・授乳中の女性はしっかりととっておくべき成分となっています。
キウイの美味しい食べ方と注意点
キウイを食べる時、多くの方は半分にカットした後、スプーンなどで果肉のみをすくって食べているのではないかと思います。
しかし、ニュージーランドを始めとしたキウイの産地では、皮ごと食べるのが一般的です。
皮には、果肉の3倍も多くの栄養が含まれていると言われているので、美容やダイエットのためにキウイを食べる場合は皮ごと食べることをお勧めします。
どうしても皮ごと食べるのには抵抗が・・という方は、ミキサーでジュースやスムージーにすると、それほど気にならなくなります。
ただし、その場合ヨーグルトなどの乳製品と合わせる時は、注意が必要です。
作ってすぐ食べる（飲む）場合は問題ないのですが、しばらく放置してしまうとキウイに含まれるアクチニジンによって乳たんぱくが分解され、苦味を感じたり、お腹が痛くなることがあるそうです。
キウイの保存方法と賞味期限は？
キウイは、丸ごと保存する場合はビニール袋などに入れ、冷蔵庫（できれば野菜室）に入れて保存します。
すでに熟した状態であっても1～2週間程度の保存が可能となっており、未熟の場合は1ヶ月程度冷蔵庫で保存することができます。
なお、未熟なキウイは常温にて追熟させることも可能です。
その際は乾燥を防ぐために、新聞紙などに包んで置いておくようにしましょう。
ただし、真夏などの気温が高くなる時は、追熟が進み過ぎて腐ってしまう場合があるので注意して下さい。
カットしたキウイは、ラップでしっかりと切り口を包んだ上、タッパーなどに入れて乾燥を防いで冷蔵庫にて保存します。
ただし、キウイは傷みやすいため、1～2日ほどしか持ちません。
キウイの上手な剥き方や切り方
①キウイの両端のヘタの部分を切り落とします。
②キウイを半分に切り、さらに半分（4等分）に輪切りにします。
③皮と実の間に包丁を立てて入れ、キウイの実の方を回して皮と実を切り離します。
④また、キウイを半分にカットした後、スプーンを差しこみ、実をくるくると回しても綺麗に皮を剥くことができます。
新鮮で美味しいキウイの見分け方や選び方
キウイを買ったら、果肉が硬くて酸っぱかった・・という経験はありませんか？
このようなことを避けるためにも、美味しいキウイの選び方をご紹介したいと思います。
①線維（うぶ毛のように生えているもの）がキウイ全体にまんべんなくあるものを選びましょう。
部分的にはげていたり、綺麗に生え揃っていないものは鮮度が落ちている可能性があります。
②楕円形のものを選びましょう。
キウイは丸に近い形より、楕円や俵型の方が美味しいと言われています。
③黒ずんだものや、シワがあるものは避けましょう。
このようなものは鮮度が落ちていたり、果肉がべちゃっとしている可能性があります。
④触った時に弾力があるものを選びましょう。
硬いキウイは、果肉も硬く酸っぱい場合が多いそうです。
キウイの効果・効能と新鮮で美味しいキウイの見分け方！のまとめ
キウイは皮を剥いて食べるのが基本、と思っていたら、産地では皮ごと食べるとは驚きでした。
しかし、皮の部分は果肉よりも甘いため、一度皮つきで食べたら止められなくなるとも聞きます。
美肌によいと言われている果物は数多くありますが、紫外線による肌のダメージが気になる時期にはキウイを毎日食べて、シワたたるみを防いでみてはいかがでしょうか。