アスパラガスの栄養と効能・効果やゆで方とおすすめのレシピ!賞味期限は?
子どもの時は苦手だったのに、大人になると美味しく感じる食べ物ってたくさんあると思いますが、アスパラガスもその一つなのではないでしょうか。
子どもに好まれない理由としては、アスパラガスならではの苦みやえぐみと言われています。
しかし、その独特の風味こそアスパラガスの旨味。
しかも、一年を通じてスーパーで購入できることから、主婦の方にとっては使い勝手のよい野菜の一つなのではないかと思います。
そんなアスパラガスですが、単に美味しいだけではなく多くの栄養が含まれていることから体によい野菜としても知られています。
そこで今回は、アスパラガスの効能や効果について調べてみました。
また、アスパラガスをもっと美味しく食べるためのレシピや、以外と知られていないアスパラガスの保存方法や賞味期限、気になるカロリーなどもご紹介していますので、「アスパラガスを使った美味しいレシピが知りたい!」「毎年アスパラガスをもらうけど、調理方法が少なくて困っている」という方にもぜひお役立ちして頂けると思います。
目次
アスパラガスの栄養成分とカロリー
アスパラガスはその見た目からもわかる通り、緑黄色野菜の一つ。
緑黄色野菜と聞くと、栄養価の高い食べ物というイメージが定着していますが、アスパラガスもそれにもれず、大変栄養豊富な野菜として知られています。
アスパラガスに含まれる栄養成分には、β-カロテンを始め、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンEといったビタミン類に、カリウム、カルシウムなどのミネラル類、食物繊維、葉酸、ルチンといった成分も含まれています。
中でも、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸はアスパラガスに多く含まれる成分となっており、様々な働きを持っているもの。
さらに、アスパラガスはこれだけたくさんの栄養成分を含んでいながらも、カロリーは100gあたり22㎉ととても低カロリーとなっていることから、近年は健康や美容に欠かせない食物として注目されています。
新鮮で美味しい「アスパラガス」の選び方や見分け方と旬な時期
アスパラガスは通年スーパーにて販売されています。
これは、一大産地の北海道を中心に、長野や九州など日本各地で栽培が行われているため、販売時期をずらすことができることや、海外からの輸入物が入ってくるからです。
そのため、いまいち季節感のない野菜と感じる方もいらっしゃると思いますが、アスパラガスの旬は4~6月にかけての春から初夏。
この時期の北海道産の露地物は、甘味、旨味ともに格別と言われています。
なお、新鮮なアスパラガスを選ぶ時は、穂先がぎゅっと締まっていて、全体が薄い緑色をしており、切り口が乾燥していないものがよいでしょう。
アスパラガスの効能・効果
栄養成分が豊富に含まれるアスパラガスには、一体どのような効能や効果が期待できるのでしょうか。
美肌効果
アスパラガスには、β-カロテンやビタミンCといった肌によい成分が多く含まれています。
β-カロテンは体内にてビタミンAへと変換されますが、ビタミンAには皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあると言われています。
また、美容成分として欠かすことのできないビタミンCには、メラニンの生成を抑えたり、コラーゲンの生成を促す働きがあることは誰もが知るところでしょう。
なお、ビタミンCは加熱によって失われやすい成分と言われていますが、アスパラガスに含まれるビタミンCは加熱に強いと言われています。
ホルモンバランスを整える
若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEには、女性ホルモンのバランスを整える作用があることから、生理痛や更年期障害の緩和効果が期待できると言われています。
動脈硬化の予防や改善
アスパラガスに含まれるルチンには、血管を丈夫にして動脈硬化を防ぐ働きがあると言われています。
動脈硬化は放置しておくと心筋梗塞や脳梗塞の原因ともなるため、このような病気を未然に防ぐ効果も期待できます。
疲労回復効果
アスパラガスに多く含まれるアスパラギン酸は、栄養ドリンクの成分としてもよく知られています。
これは、アスパラギン酸に疲労物質の乳酸を分解するためのクエン酸回路というシステムの働きを促す作用があるからと言われています。
免疫力を上げる
私達の体はストレスを感じると体内のビタミンCが大量に消費されてしまいます。
ビタミンCが少なくなると、免疫力が落ちて感染症などに罹りやすくなると言われています。
このため、ビタミンCが含まれるアスパラガスを食べることは免疫力の回復に繋がります。
また、ビタミンEには血行を促進する作用があるため、血液に含まれる栄養や酸素を体の隅々に届ける働きや、老廃物の排出を促す働きが活発になるため、免疫力アップに効果があると言われています。
アスパラガスの保存方法と賞味期限
アスパラガスは鮮度が落ちやすい野菜のため、購入してきたらなるべく早く食べるのがよいでしょう。
保存する場合は、ラップや新聞紙などに包んだ後、さらにビニール袋などに入れて冷蔵庫に立てて保管しますが、日持ちしないため、数日食べないのであれば茹でたものをタッパーなどに入れて冷蔵庫で保管するのが好ましいと言えます。
ただし、この場合であっても2~3日の保存しかできません。
それ以上保存したい時は、適当な大きさにカットしたものを固ゆでし、保存用袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
1ヶ月ほど持ちます。
アスパラガスの美味しい茹で方のポイントと注意点
アスパラガスを茹でる時は、茹ですぎてしまうと味を損なうだけではなく栄養も多く流れてしまうため注意しましょう。
上手な茹で方としては、固い根元をカットしたアスパラガスを、先に根元だけお湯に浸けて10~15秒ほど茹でます。
それから穂先までをお湯に入れ、寝かせた状態にして茹でると全体が均一の方さで茹で上がります。
アスパラガスを美味しく食べるおすすめレシピ
アスパラガスは茹でてマヨネーズを掛けたサラダにして食べるか、肉巻きなどに使うのが一般的ですが、実は和風にも洋風にも韓国風にも食べられる万能野菜です。
ここでは、簡単に作れるのにとっても美味しいアスパラガスのレシピをご紹介したいと思います。
ズボラ☆アスパラナムル
三等分にしたアスパラを、水と酒を入れたフライパンで茹で、茹で上がったら、鶏ガラとごま油、塩を混ぜたタレに絡めて完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/4098541
超簡単!イカとアスパラのガーリック炒め
アスパラの根元をカットしたら、下1/3をピーラーで皮剥きし、斜めにカットします。
フライパンにオリーブオイルとすりおろしたにんにく、塩を入れて炒め、そこにアスパラと食べやすい大きさにカットしたイカを入れてさらに炒めます。
イカの色が変わったら白ワインを入れてアルコールを飛ばして完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/4186808
アスパラガスのだし煮
アスパラガスの袴(三角の部分)と根元をとって、3~4㎝の長さに斜めにカットし、水とほんだしを入れたフライパンでアスパラガスを茹でたら完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/4144176
サクサク♪アスパラのカレーチーズフリット
下ゆでしてカットしたアスパラに、小麦粉、片栗粉、粉チーズ、カレー粉、ガラムマサラ、クミン、乾燥バジル、マヨネーズ、炭酸水で作った衣を付け、揚げ油で揚げたら完成です。
参考URL: https://cookpad.com/recipe/4121395
俺のアスパラマヨ醤油
塩ゆでしてお好みの大きさにカットしたアスパラの上に、マヨネーズ、かつおぶし、醤油の順に乗せたら完成です。
参考URL: https://cookpad.com/recipe/4116557
アスパラガスのカロリーや保存方法と栄養や効能・効果!のまとめ
アスパラガスには、女性には嬉しいビタミンCやビタミンE、葉酸、カリウムといった成分が豊富に含まれています。
旬は春ですが、せっかく一年を通じて購入できるなら、それを利用しない手はないですよね!
また、以外なことに和食にもとても合いますので、「もう一品足りないな」という時はさっとだしで煮たものを出すだけで、食卓の彩りがパッと華やぎますよ。