まぶたのむくみの解消法!病気の心配はないの?
朝起きると、なぜか目が開きにくい・・。
顔を洗うため洗面所へ行ってびっくり!まぶたがパンパンに腫れているではありませんか!
まぶたがむくんでいると、それだけで顔の印象が大きく変わります。
特に接客業など人前に出る仕事をしている方にとっては大きな問題です。
これは、出社前までに何とかしなくては・・と焦るものの、むくみはどうしたら治すことができるのかわからなくて、さらに焦ってしまったなんてこともあるのではないでしょうか。
しかし、そもそもまぶたのむくみってどうして起こるのでしょうか?
まぶたのむくみは病気と何か関係があるのでしょうか。
そこで今回は、まぶたのむくみについて調べてみました。
目次
なぜまぶたがむくむの?その原因は?
まぶたがむくんでしまう原因には、次の4つが考えられます。
まぶたを擦ってしまった
泣くとまぶたが腫れるのはよく知られたことですが、実は涙を流す行為そのものがまぶたを腫らせているわけではありません。泣いた時にまぶたを指で擦ると毛細血管が傷つき、組織液が沁み出してしまうことで腫れてしまうのです。
外食が多い、ファストフード、インスタントフードをよく食べる
外食やファストフード、インスタントフードには塩分が多く含まれています。塩分を多く摂取すると、体内の塩分濃度を調整する働きによって水分を溜めこもうとするため、むくみが生じます。
月経周期によるもの
女性の場合、生理開始の一週間前から生理中は、体内に水分を溜めこみやすくなるためむくみが出やすいと言われています。
病気によるもの
まぶたのむくみで気を付けなければいけないのが、腎臓機能の低下によるものです。急性腎炎などを患っているとまぶたのむくみが現れます。
顔は、体の他の箇所よりむくみが出やすいと言われています。
その理由は、皮膚の薄さ。その顔の中でもまぶたや目元などは特に皮膚が薄いため、むくみがより顕著にわかりやすくなってしまいます。
朝のまぶたのむくみを即効で解消する方法!
まぶたのむくみを素早く解消する方法で、最も有効と言われているのが「温冷刺激」です。
水で濡らして絞ってからレンジで1分ほどチンした蒸しタオルと、冷やしたタオルを交互にあてることで血行を促進してむくみを解消します。
まずは蒸しタオルでしっかりとまぶたを温めて、血管を拡張させ血の巡りをよくします。
次に冷やしタオルで血管や皮膚を収縮してあげることで、むくみが早くにとれてスッキリとします。
まぶたのむくみ取りのツボやマッサージを教えて!
むくみを解消するためには、リンパ液の流れをよくするためにマッサージやツボ押しをするのも効果があります。
しかし、まぶたのむくみを取りたいからといってその周辺だけをマッサージしても、リンパ液の流れが悪いとまたすぐにむくみが発生してしまうため、全身のリンパ液が合流する鎖骨リンパ節から順に流れをよくしてあげましょう。
手順は以下の通りとなります。
①鎖骨のくぼみ部分にある鎖骨リンパ節を、痛くならない程度に5回ほど押す。
②耳の穴の横にある耳下リンパ節を同じように5回ほど押したら、そこから鎖骨リンパ節までリンパ液を流すイメージで指の腹で数回擦ります。
③親指と人差し指でアゴを挟み、耳下リンパ節に向かって指で数回擦ります。
④上唇の中心を視点とし、そこから頬骨に沿って耳下リンパ節を指で数回擦ります。
⑤鼻の横を手の平で覆い、耳下リンパ節までを数回擦ります。
⑥目頭に人差し指を置いたら目に沿うようにして耳下リンパ節まで数回擦ります。
⑦4本の指で額を覆い、そこから耳下リンパ節まで数回擦ります。
⑧最後に耳下リンパ節から鎖骨リンパ節に向かってリンパ液を流すように擦って終わります。
この他、眉下、目の下、こめかみを5回ずつ優しく押すとむくみ取りに効果があります。
なお、眉下、目の下を押す場合は同じ個所を押すのではなく、左・真ん中・右と3ヶ所ほどに分けて押すようにしましょう。
朝のむくみをとるのに最適な食べ物や食事は?
むくみが起こる原因は様々にありますが、その一つにカリウム不足によるものが挙げられます。
カリウムが不足すると、体内の余分なナトリウム(塩分)の排出が滞り、むくみを引き起こしてしまいます。
このため、カリウムを多く含んだ食べ物を摂るのがむくみを解消するのに有効と言われています。
カリウムを多く含む食べ物には、パセリ・よもぎ・アボカド・ほうれん草・納豆、昆布やわかめなどの海藻類、たくあん漬けやかぶのぬか漬けなどがありますが、朝に手軽に摂れる食品としてお勧めなのがバナナです。
バナナは一時期ダイエットによい食べ物として「朝バナナダイエット」が流行しましたが、実は1本にカリウムが400mgも含まれており、むくみを解消する食べ物としても役立ちます。
まぶたのむくみを予防するには?
まぶたのむくみを予防するためには、体内のリンパ液の流れをよくして老廃物を溜めこまないようにするのがよいでしょう。
睡眠不足を始めとした生活習慣の乱れは、体の機能を低下させ老廃物を溜めこみやすい体にしてしまいます。
このため、規則正しい毎日を送ることはまぶたのむくみの予防になると言えるでしょう。
インスタント食品やファストフードなど塩分の多い食べ物の摂取を控え、カリウムの多い食べ物を摂るようにしましょう。
また、新陳代謝を活発にすることで老廃物の排出が促進されるので、適度な運動を心掛けることも大切です。
さらに、うつ伏せに寝るとまぶたが下になり重力で水分がまぶたに溜まりやすくなるので、仰向けに寝ることもおすすめです。
まぶたのむくみは、病気の可能性はあるの?もしあるとしたらどんな病気?病院は何科に行けばいいの?
朝起きた時にまぶたがむくんでいるものの、昼くらいにはそのむくみが解消されている場合は、一時的なむくみであるため特に心配はありませんが、まぶたのむくみがなかなか取れない、長時間・長期間に渡ってむくんでいる場合は病気の可能性があります。
まぶたのむくみが症状として現れる病気には、急性腎炎やネフローゼ症候群などの腎臓疾患、もしくは慢性甲状腺炎やバセドウ病などの甲状腺疾患が考えられます。
まぶたがむくむ症状の他に、体重が増えた、皮膚が乾燥している、尿の量が少なくなったなどの症状がある場合には、すぐに病院へ行きましょう。
またその場合は、内科を受診するようにしましょう。
まぶたのむくみの解消法のまとめ
まぶたのむくみは、周囲の人にもはっきりとわかってしまうため、長く続くと外出などが億劫になりストレスも多く掛かります。
ストレスが溜まることで自律神経が乱れ、血行不良が起こるとさらにむくみがひどくなってしまうこともあります。
そのため、まぶたのむくみの解消法を試してもなかなかむくみがとれない場合は早めに病院を受診してみるのがよいでしょう。