パイナップルのカロリーや栄養と保存方法や賞味期限!
南国を代表する果物と言えば、パイナップルではないでしょうか。
日本でも比較的昔から缶詰として売られていましたし、最近はあらかじめ食べやすい大きさに切ってあるカットパインがスーパーやコンビニなどで売られていますので、一般的に馴染みのある果物と言えるのではないでしょうか。
しかし、パイナップルは食べたことはあっても、丸ごとを買って食べたことがあるという方はそうないのではないかと思います。
旬のパイナップルは、通年出回っている物とは味も香りも別格です。
さらに、近年はパイナップルの美味しさだけではなく、栄養や効能・効果についても見直されており、女性を中心に人気が上昇しています。
そこで今回は、パイナップルの効果・効能や栄養、気になるカロリーと保存方法、新鮮なパイナップルの見分け方についてご紹介したいと思います。
目次
パイナップルに含まれる栄養の特徴やカロリー
パイナップルの主成分は、ショ糖を始めとした糖分となっています。
その他にも、酸味の元となるクエン酸やリンゴ酸、それにビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。
また、パイナップルにはたんぱく質分解酵素の一つである「ブロメニン」が多く含まれていることから、肉料理などの付け合せとして食べると相性がよいと言われています。
酢豚やハンバーグ、ポークソテーなどにパイナップルが乗っていますが、これはパイナップルの酸味が肉とよく合うこと以外にも、肉の消化を助けるという別の意味合いがあると言われています。
なお、パイナップルは糖分の多い果物ながら、100gあたりのカロリーは51㎉と控えめです。
そのため、ダイエット中でも甘味を楽しめるスイーツとして人気があります。
パイナップルの効果・効能
最近、若い女性を中心に、美容やダイエットに効果があると人気を集めているパイナップル。
具体的にどのような効果や効能があるのでしょうか。
美肌効果
パイナップルには、肌のハリやキメを整えるためには欠かすことのできないビタミンCが豊富に含まれていることから、美肌作りに効果があると言われています。
便秘解消
パイナップルには多くの食物繊維が含まれており、腸内環境を整えてくれることで便秘解消に効果があります。
また、たんぱく質分解酵素のブロメニンには、消化不良や下痢、お腹の膨満感などを改善する働きがあります。
疲労回復
パイナップルに含まれるビタミンB1やビタミンB2は、糖質や脂質の分解を促進する働きがあるため、エネルギーへの変換が早くなることで疲労回復を促す効果が期待できます。
また、疲労物質の乳酸を分解するクエン酸やリンゴ酸も含まれているので、同様に疲労回復に効果があります。
むくみ改善
パイナップルにはカリウムが豊富に含まれていることから、むくみの改善の他、高血圧などにも効果があると言われています。
食欲増進
パイナップルに含まれるクエン酸やリンゴ酸には、食欲を増進させる効果があります。
そのため、夏バテで食欲がないなという時にパイナップルを食べるとよいと言われています。
パイナップルの美味しい食べ方と注意点
パイナップルは果肉だけではなく、芯も食べることができます。
甘さが十分ある場合はそのまま食べてもよいですが、甘さが足りないと思う時はドライフルーツにしたり、砂糖を足してジャムにするのがよいでしょう。
ドライフルーツは、適当な大きさにカットしたパイナップルをレンジで加熱し、水気を飛ばすだけでできるので思ったよりも簡単にできます。
また、酸味が強くて食べるのはちょっと・・・という時は、フードプロセッサーなどで細かくしたものをお肉と一緒に袋に入れ、漬けこんでおくだけでお肉がやわらかくなります。
なお、未成熟のパイナップルはシュウ酸が多く含まれており、酸味が強いだけではなく口の中が荒れたり、消化不良を起こす場合があるので注意しましょう。
パイナップルの保存方法と賞味期限は?
丸ごとのパイナップルを保存する時は、新聞紙で包んだ後、風通しのよい冷暗所で常温保存しましょう。
その際、葉の部分を下にするとパイナップルが甘くなります。
常温保存の場合の賞味期限は、4~5日程度となっています。
次に、カットしたパイナップルの場合は、切り口をラップで包んだ後に冷蔵庫に入れて保存します。
この場合は、2~3日程度が賞味期限となります。
さらに、パイナップルは冷凍保存も可能ですので、食べ切れない時は適当な大きさにカットしたもの(皮は剥くこと)を冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保管して下さい。
賞味期限は1~2ヶ月程度となっています。
パイナップルの上手な剥き方や切り方
①実と葉を両手で持ち、葉をもぎ取ります。
②パイナップルの頭とお尻の部分を切り落とします。
③さらにパイナップルを2等分にします。
④実と皮の間に包丁を入れ、貫通させます。
⑤パイナップルをまた板の上に置き、まな板と包丁が水平になるイメージで、パイナップルの実を転がしながら切れ目を入れていきます。
⑥実に残った皮の部分を面取りします。
⑦4等分にした後、芯の部分を切り取ります。
⑧食べやすい大きさにカットしましょう。
新鮮で美味しいパイナップルの見分け方や選び方
パイナップルを丸ごとで買う場合は、次のようなポイントに注意しながら選んでみましょう。
①葉が緑色、実の部分は黄色のものを選びましょう。
葉が枯れているものは、鮮度が落ちている可能性があります。
また、実が青すぎる場合は十分に熟していないため、酸味が強いので避けるようにしましょう。
②香りを嗅いでみましょう。
完熟しているパイナップルは、鼻を近付けるとよい香りがします。
③全体に丸みがあり、ずっしりと重い物を選びましょう。
果汁がしっかりと詰まって、美味しいパイナップルです。
④お尻の部分を確認しましょう。
パイナップルは古くなると、この部分からカビが生えるので、購入前に必ず確認しましょう。
パイナップルの効果・効能と新鮮なパイナップルの見分け方!のまとめ
パイナップルは手軽に食べられる缶詰が好き、という方は多いと思いますが、缶詰は加工過程で加熱処理されるためパイナップルに含まれるビタミンCなどの栄養が失われています。
少し手間はかかるかも知れませんが、丸ごとのパイナップルなら栄養を損ねることもなく、芯まで美味しく頂けますので、是非機会があればチャレンジしてみて下さいね。