バナナのカロリーや栄養と保存方法や賞味期限!
子どもでも簡単に皮がむけることから、手軽な果物として人気の高いバナナ。
我が家には必ず常備している、というご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、バナナはうっかりするとすぐに熟成が進んでしまうことから、保存方法に頭を悩ませている方もいらっしゃるようです。
そこで今回は、バナナの保存方法や賞味期限を調べてみました。
また、バナナは栄養価が高い果物として知られていますが、実際にはどのような成分が含まれているのか、さらにバナナの効果や効能についてもご紹介していますので、日常的にバナナを食べている方は勿論のこと「美容や健康のために果物の摂取をしようかな」と考えている方も、是非一度ご覧になってみて下さい。
目次
バナナに含まれる栄養の特徴やカロリー
バナナに含まれる主な栄養には、次のようなものがあります。
・ビタミンB群
バナナは、糖質の代謝を促進するビタミンB1、脂質の代謝を促進するビタミンB2を始めとして、ビタミンB6、ナイアシンを多く含んでいます。
・カリウム、マグネシウム
バナナには、他の果物と比べて多くのカリウム、マグネシウムが含まれています。
・食物繊維
バナナは、腸内環境を整える効果のある食物繊維を多く含んでいます。
・葉酸
妊娠を希望する女性や、妊娠中・授乳中の方は特に意識して摂取したい成分です。
・トリプトファン、ポリフェノール
どちらもストレス予防に効果がある成分です。
バナナの効果・効能
多くの栄養素を含むバナナには、一体どのような効果や効能が期待できるのでしょうか。
ここでは、バナナの効果や効能をご紹介したいと思います。
便秘解消
お通じ改善のためにバナナを食べている、という方は多いと思いますが、それはバナナに含まれる多くの食物繊維が関係しています。
なお、食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、バナナにはその両方は含まれています。
精神を安定させる
バナナに含まれるポリフェノールには、ストレスに強くなる効果が期待できます。
また、トリプトファンは幸せホルモンと呼ばれる脳内物質のセロトニンの材料となることから、バナナを摂取することでセロトニンが作られやすくなり、精神の安定に繋がります。
痙攣を予防する
バナナに含まれるカリウムとマグネシウムは、体内のミネラルのバランスをとる働きがあり、特に筋肉の動きを調整するため、運動時や運動後の筋肉の攣りや痙攣を予防してくれます。
月経前症候群(PMS)の緩和
生理の前になると体に不調が現れたり、気分が落ち込みやすくなる月経前症候群は、セロトニンの不足が関係していると言われていることから、バナナを摂取することでセロトニンの材料となるトリプトファンがとれ、セロトニンの量を増やすことができます。
貧血予防
貧血の多くは鉄分不足によるものですが、葉酸の不足によっても貧血は起こります。
そのため、葉酸を多く含むバナナは葉酸不足による貧血を予防してくれます。
バナナの美味しい食べ方と注意点
皮を剥くだけで手軽に食べられるバナナですが、冷凍するとポリフェノールの含有量がアップするため、美容やダイエットにも役立ちます。
なお、冷凍バナナは皮を剥いたバナナをラップでしっかり包み、冷凍庫に入れるだけで簡単に作ることができます。
また、バナナは加熱調理をして食べても、甘みが増して美味しくなります。
バナナをバターでソテーしたものや、天ぷらのように揚げてもよいでしょう。
このように、色々な料理に使えるバナナですが、胃腸が弱い方や下痢をしている時は食べるのを控えるようにした方がよいでしょう。
さらに、腎臓病などで透析を受けている方は、カリウムが体内に過剰に溜まってしまう高カリウム血症を引き起こす恐れがあるため、摂取には注意が必要です。
バナナの保存方法と賞味期限は?
バナナは低温障害を起こしやすいため、常温保存するのが望ましいと言えます。
その場合、テーブルなどに置いておくと、触れているところから傷みやすくなってしまうため、できれがバナナハンガーやバナナスタンドを利用して、バナナが直接触れないようにするのがよいでしょう。
また、房の部分にラップをしっかりとしておくと、通常よりも2~3日長く保存することが可能になります。
これよりも長く保存したい時は、冷蔵庫に入れることになりますが、その場合は房からバナナを外し、一本一本にラップをして冷蔵庫に入れるようにします。
ただし、この時バナナが青いままだと追熟が進まなくなりますので、必ず熟成させてから(皮に黒いポツポツが出る少し前くらい)冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫の保存では、10日ほど日持ちします。
さらに、バナナは冷凍して保存することができます。
食べる時は凍ったまま食べるか、半解凍してスムージーなどに利用しましょう。
全解凍してしまうと、べちゃべちゃになって食べられなくなるので、注意して下さい。
冷凍の場合は、1ヶ月程度持ちます。
バナナの上手な剥き方や切り方
バナナを剥く時は、房に付いていた方から下に向かって皮を剥いていく方が多いと思いますが、実は逆の方を両手で持ち、引っ張るだけで簡単に、そして綺麗に皮を剥くことができます。
新鮮で美味しいバナナの見分け方や選び方
普段、何気なく手に取っているバナナですが、選び方を少し変えるだけで、美味しいバナナを引き当てることができます。
ここでは、新鮮で美味しいバナナの選び方についてご紹介します。
①皮に黒い斑点があるものを選びましょう。
この黒い斑点は、シュガースポットといって、バナナの熟成が進むと出てくるものです。
斑点のない綺麗な皮を選びがちですが、甘いバナナを食べたいならシュガースポットを目印にするとよいでしょう。
②必ず裏を見ましょう。
バナナは、置かれて接地しているところから傷み始めます。
そのため、売られている状態を見るだけではなく、必ず裏を返して接地している部分に傷みなどがないか確認しましょう。
③茎にスジが入っていないものを選びましょう。
バナナは、収穫時はまだ未成熟の状態で、日本に輸入されてから完熟させて出荷しています。
その時、急いで熟成させたものはスジが入りやすくなるため、甘みなどが足りないことが多くなります。
甘いバナナを選ぶ時は、茎にスジが入っていないものを選びましょう。
バナナの効果・効能と新鮮で美味しいバナナの見分け方!のまとめ
最近は、生食用ではなく料理用のバナナをスーパーで見掛けることが多くなりました。
料理用バナナはそのままでは食べられず、必ず加熱する必要がありますが、カレーなどに加えるとコクやとろみをつけることができるそうです。
こちらも見掛けたら、是非試してみて下さい。