足首のむくみや腫れの原因と解消法!病気の心配はないの?
20~50代女性の実に2人に1人は、過去一年の間に「むくみ」を経験していると言われています。
このように、女性にとってむくみは日常的な症状と言えますが、だからと言ってむくみを「いつものこと」と放置してしまうのは危険です。
一過性のむくみの場合は、むくみの症状が1日~数日で治まるためそれほど心配はいりませんが、むくみが長期的に続いている場合は注意が必要です。
また、むくみと言うと手足の指やふくらはぎ、顔のまぶたなどが思い浮かびますが、足首にもむくみがあることをご存知でしょうか。
むくんでしまいメリハリがなくなった足首は「サリーちゃんの足」とも言われ、女性にとっては大敵なむくみの一つです。
そこで今回は、足首がむくんでしまう原因が解消法などについて調べてみました。
目次
なぜ足首がむくんだり腫れたりするの?その原因は?
足首がむくむ原因は、他のむくみと同様に塩分の過剰摂取や血行不良によって引き起こされます。
インスタントフードやファストフードなどは塩分が多いため、これらの食品を好んでよく食べる方というのは血液の塩分濃度が高くなってしまいます。
塩分濃度が高くなると、それを正常値に戻そうと体内の水分を溜めこむ力が働くため、その結果むくみが生じてしまいます。
また、長時間座りっぱなしや立ちっぱなしなど、同じ姿勢をとり続けると血管が圧迫されて血行不良が起こります。
血行不良が起こると、血液の老廃物が滞ってしまいそこから組織間液と呼ばれる水分が沁み出してしまい、むくみとなってしまうのです。
さらに、足首がむくむ特有の原因というものもあります。
足首の関節や筋肉を動かさない生活を送っていると、そこに老廃物が溜まってしまいむくみを引き起こしてしまうのです。
「毎日適度に歩いている」という方でも、靴のかかとが減りやすかったり、平らなところでも躓くことが多い場合は、ずり足といって足を持ち上げて歩いていないケースが見受けられます。
そのような場合は、例え歩いていても足首があまり動いていないため、足首がむくみやすくなってしまうのです。
足首のむくみや痛みを即効で解消する方法!
足首のむくみを解消する方法に、ストレッチがあります。
このストレッチは、電車の中でも家事の合間でもデスクワークの時でも気軽にできる方法です。
方法を下記に記載していますので、足首がむくんでいたら積極的に取り入れてみましょう。
①立って足を肩幅程度に開いたら、爪先を床につけてかかとを10回上げ下げします。この時、内股にならないように注意しましょう。
②両足同時に行うのが難しい場合は、片足ずつでも構いません。
③このストレッチは椅子に座った状態でも行えます。座った状態で行う時には回数を増やしてもよいでしょう。
1日10~20セットが目標となりますが、簡単な上どこでも行えるのでこなしやすいと思います。
足首のむくみ解消は勿論ですが、足首を引き締める効果もありますので、美脚を目指している方は是非日課にしてみましょう。
足首のむくみ取りマッサージを教えて!
足首のむくみ取りに、効果的なマッサージ方法をご紹介します。
①片手の親指で内くるぶしの後ろを押さえるように掴んだら、もう一方の手を足の指に組ませ、ぐるぐると5回回します。
②足の指に手の指を組んだまま、爪先を押してアキレス腱を伸ばし、次に今度は爪先を引いて足の甲を伸ばします。
③手をグーにしてくるぶしを挟むようにしてあて、指を曲げて少し尖った部分で刺激をし、滞ったリンパ液をアキレス腱の方へ流してあげます。
④アキレス腱を人差し指と親指で抓んだら、そこから膝裏までなぞるようにして持ち上げます。
⑤最後に膝裏のリンパ節(膝裏の真ん中のくぼみの部分)を軽く揉んで終了です。
足首のむくみをとるツボは?
足首のむくみをとるツボをご紹介します。
●湧泉(ゆうせん)・・足の裏を曲げた時にくぼみができる部分です。足首だけではなく足全体の症状に効きます。
●解谿(かいけい)・・足首の正面側の真ん中あたりにあります。代謝を促進しむくみを解消します。
●太谿(たいけい)・・内くるぶしのすぐ後ろとアキレス腱の間にあるくぼんだ部分です。冷え症や月経不順など婦人科系からくるむくみに効果があります。
●水泉(すいせん)・・内くるぶしの後ろより少し下あたり。腎臓機能をアップさせむくみを解消します。また、婦人科系にも作用し、冷え症によるむくみにも効果があります。
ツボを的確に探るのが難しいという方のために、ワンポイントアドバイスを。
ツボの周辺を指で軽く押し「いた気持ちいい」と感じたところが、まさにツボです。
ツボの場所は体型などによって多少変わりますので、実際に押して探してみるのがよいでしょう。
足首のむくみを予防するには?
足首のむくみを予防するには、足の関節を動かし、筋肉をつけることが最も重要と言えます。
足は心臓から一番遠い場所にあるため、心臓に血液を送りかえす際にとても大きなエネルギーが必要となるのですが、そのポンプ役を引き受けているのがふくらはぎの筋肉なのです。
しかし、このふくらはぎの筋肉が少ないと、血液を送りかえす力が弱くなり血の巡りが悪くなってしまいます。
また、足首の関節が固いとそこに老廃物が溜まりやすくなってしまうため、適度な運動によってこれらを解消することが足首のむくみを予防するよい方法と言えるのです。
とは言え、ハードな運動を行う必要はありません。
毎日20~30分ほどウォーキングをする、軽いジョギングをする、ストレッチやヨガをするなどでその効果は得られるそうなので、是非毎日の習慣にしてみましょう。
足首のむくみが痛い時は、病気の可能性はあるの?どんな病気?病院は何科に行けばいいの?
足首のむくみが一過性のものではなく、長く続く場合は病気が原因の可能性があります。
腎臓や肝臓機能が低下していたり、心臓に何らかの異常がある場合などは、今回ご紹介したむくみの解消法を行ってもむくみが治りません。
すみやかに病院へ行くようにしましょう。
また、むくみの症状で病院へ行く場合は内科を受診するようにして下さい。
むくみの箇所が足首なので整形外科に行く方がいらっしゃいますが、捻挫や打撲など明らかな腫れや痛みの原因があるわけない場合は、内科で診てもらうのがよいと思います。
足首のむくみの原因と解消法のまとめ
足首のむくみは、見た目的に全体のバランスを損ないますので、できるだけ早く解消したいものですよね。
デスクワークが主な方なら、机の下で足首をぐるぐると回すだけでもむくみ防止に効果があるそうなので、是非取り入れてみましょう。
むくみは、そのまま放っておくと慢性化する恐れがあります。
日常的にむくむようになると脂肪が蓄積しセルライトができてしまうため、毎日しっかりケアすることが大切です。