発芽玄米の効果や効能や摂取量や副作用の心配はないの?
日本人なら当たり前のように口にする、「白米」。
今回、身近な「白米」について勉強しながら、意外に知らなかった「発芽玄米」についての知識を身に付けましょう。
名前は聞いたことがあるけれど、いざ発芽玄米って?問われると、答えを濁してしまいそうな気がしませんか?
なら、頭の中にある「白米」の知識から発芽玄米の知識を取り入れていく方が、なんだか簡単に身に付きそうな気がします。
そこで、最終的にはしっかり発芽玄米の知識が身につけば、ラッキー。
だって、発芽玄米って効果が凄いんです!知らないのはもったいない!
目次
発芽玄米って何?有効成分は?
では、難しく考えずに「発芽玄米」の知識をしっかり身に付けていきたいと思います。
皆さんが想像している、お米。畑に広がる稲穂ではないでしょうか?
風が吹けば、一気に流れる稲穂、日本らしさを感じることができます。
しかし!!!稲穂から取り出したものがすぐ「米」になるわけではありません。
稲穂から外したものは、籾(もみ)。
この籾を乾燥させ、硬い籾殻を取り除いたものがお米と大きくまとめられますが、この状態が玄米。
玄米からスタートして・・・さらに精米していくにしたがって、
玄米 → 三分づき米 → 五分づき米 → 七分づき米 → 胚芽米 → 白米
となっていきます。
少しおさらいしておきましょう。
玄米とは、つまり・・・玄米は穀類の一種。
米の種子部分である籾(もみ)から籾殻を取り除いた状態。
そして気になる発芽玄米は、どの状態なのでしょう?
発芽玄米は・・・
玄米を水分の多い状態に晒して、0.5~1.0mmほど発芽させた状態の米のこと。
少し、発芽玄米が想像できませんか?
分かりやすく、簡単に伝えたいのですが、伝わりましたか?
そしてこのように、精米過程の中で、少しずつ栄養素が変わっていきます。
玄米はもともと白米よりも栄養価は高いです。
玄米に含まれる成分
玄米には白米より・・・
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
など、豊富に含まれています。
発芽玄米になるとさらにパワーアップします。
発芽玄米に含まれる栄養成分
- GABA(ギャバ)
- イノシトール
- フェルラ酸
- トコトリエノール
- フィチン酸
などが、含まれています。
発芽玄米の効果・効能について
玄米以上の栄養素を含む発芽玄米の効果に期待したいところですよね?
近年増え続けている、生活習慣病予防・改善効果
発芽玄米に含まれているγ‐オリザノール。肥満や糖尿病を予防する効果があります。
また、コレステロールの吸収を抑える働きも持っているため、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があります。
いつまでも若々しくいたい!老化防止効果
玄米に含まれるビタミンEは、強力な抗酸化作用があります。
細胞の酸化を防ぐ働きによって「若返りのビタミン」と呼ばれており、老化を遅らせる効果が期待されています。
ダイエットに効果的!便秘を解消する効果
食物繊維が豊富に含まれているため、便秘の解消にも効果が期待できます。
玄米に含まれる食物繊維は、水に溶けない不溶性食物繊維。
腸のぜん動運動を活発にし、腸内の不要物を排出する効果が期待できます。
発芽玄米には女性に嬉しい効果がたっぷり!
もちろん男性の健康維持にも効果を発揮してくれますよね。
健康を保ちながら、毎日の生活を充実させ、さらには美容効果、ダイエット効果が実感できる!というわけです。
発芽玄米の科学的データ
そんな発芽玄米は様々な研究がおこなわれ、研究結果を発表しています。
ダイエット効果に関しての実験では・・・
肥満傾向にある成人男子12名に主食を発芽玄米にして1日240g(お茶碗2杯程度)を2ヵ月間食べてもらったところ、ウエストサイズが低下しました。低GI食品である発芽玄米は、中性脂肪の吸収を抑え、食事からのカロリーの吸収をカットする働きがあります。そのため、お腹についた脂肪がエネルギー源として燃焼されやすくなり、ウエストサイズの低下につながったと考えられます。
出典元:発芽玄米に関するうれしい研究報告 https://www.fancl.co.jp/genmai/kodawari/nutrition.html
また、病気予防「高血圧予防」に関しては・・・
高血圧の改善に関する臨床試験
比較的軽めの高血圧患者18人を対象に行われた臨床試験。対象者の血圧は、収縮期血圧140-160mmHg,拡張期血圧90-99mmHg。発芽玄米と白米を12週間ずつ食事として摂取したところ、発芽玄米摂取期間の血圧は摂取前と比べて有意に低下した。白米摂取期間の血圧は変化がみられなかったとしています。
出典元:発芽玄米の科学的データ https://www.mit-japan.com/ndl/ndl/rice.htm
発芽玄米・サプリメントの選び方や基準
発芽玄米、取り入れる方法は、食事から!
確かに食事の中で、白米を発芽玄米にすることで効率よくしっかり効果は実感できますが、毎日の生活の中で、継続して自炊できるか?と考えると、なんだか苦痛になるかもしれません。
でも、こんなに簡単に発芽玄米って作れるんですよ。
発芽玄米の作り方
- まず、ジャムのビンでも何でもいいので、空きビンを調達します。フタ付きのものの方がいいでしょう。
- その中に玄米を入れます。量の目安は、多くてもいつも炊いているお米の1割。いきなりたくさん作るのではなく、ごく少量から始めて、食べ慣れるに従って割合を増やして行って下さい。
- 玄米の入ったビンに、水を入れます。フタがあるならフタを軽くしめます。(フタは、ホコリ進入を防ぐため。それ以外には深い意味はないです)
- 室温なら、夏なら半日~1日、冬なら2日~3日ほどで、発芽します。
想像していたより簡単じゃないですか?
これなら、特に、頑張ってる!という感覚ではなく、いつもの家事に置き換えられると思います。
また、発芽玄米「個包装タイプ」で販売している商品もあります。
その日の分だけ封を切って、チャチャっと発芽玄米を作ることができますよ。
発芽玄米の摂り方や摂取量は?
また、発芽玄米「絶対にこの量!」という決まりはありませんが、目安にしてほしい摂取量は・・・
発芽玄米の摂取量は、1日にお茶碗1~2杯(120g~240g)程度が目安
また・・・
今日から発芽玄米に切り替えて、明日・明後日に効果を実感!
そんな即効性のあるものではありません。
最低でも2~3カ月間は、継続を続けて、効果を実感しましょうね。
発芽玄米の副作用について
最後になりますが、発芽玄米の副作用?!
発芽玄米は、白米より豊富な栄養分を含んでいますが、米です。
特別な副作用などは報告されていません。
美味しく頂ける量を、美味しく食して、効果を実感してください。
発芽玄米のまとめ
いかがでしたか?今回発芽玄米についてまとめました。
そもそも発芽玄米って?そこから始めましたが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。
栄養豊富な発芽玄米、毎日!ではなくても週末は、週に3日は発芽玄米にしてみようかな~?くらいから始めるのもいいかもしれませんよ。