ヒアルロン酸の効果や効能や副作用の心配はないの?
ヒアルロン酸、すでに化粧水やサプリメントから補っている方多いと思います。
新しく化粧水を購入するにしても、「ヒアルロン酸配合」には、目がいきます。サプリメントも同じ。
なんとなく、年齢を重ねるとともに必要なものは増えて変わってきますが、どこか頭の中に「ヒアルロン酸が必要だ!」なんて意識があって手にしていますよね?
そんな身近な、かばんに潜んでいるような、自宅のお気に入りコーナーに必ずあるような「ヒアルロン酸配合」の、その商品。
何が、どうして私たちに必要なのか?そもそもヒアルロン酸ってなに?と感じている方もいると思います。
今回、しっかりヒアルロン酸について調べてみませんか?もしかすると間違った知識を身に付けているかもしれません。
目次
ヒアルロン酸って何?有効成分は?
なんとなくイメージできているとは思いますが、ヒアルロン酸は、保水力(水分を保つ力)を持つ成分です。
どれくらいの保水力・・・?
これは1gで6リットル(500mℓのペットボトル12本分)の水分を抱え込むことができるくらい!
そんなヒアルロン酸、どんな物質なんでしょう?
【ヒアルロン酸の特徴】
- ムコ多糖類というねばねばした状態の物質
- 皮膚の表皮と真皮、軟骨や目の硝子体に存在している
- もともと体内に存在しているけど加齢とともに減少していく
- サプリメントや化粧品としても使用されている
- 関節の軟骨にも存在している
確かに、6リットルもの水分を抱え込んでくれるヒアルロン酸、それが減少していくから様々な悩みに繋がっていたんですね。
ちなみに体内のヒアルロン酸量の減少は・・・
20歳をピークにどんどんと減少し続け、40歳代からはその減少スピードが急激に速まるそうです。
【ヒアルロン酸の性質】
- ヒアルロン酸は熱に弱い成分
- 分子が大きく、体に吸収されにくい
ヒアルロン酸の効果・効能について
ヒアルロン酸は目の潤いを保つ欠かせない成分
真っ先に、肌の潤いが関係してくると思いましたが、ヒアルロン酸は関節の軟骨にも存在しているということで、体の様々な部分で活躍しているんですね。この「目」も、ヒアルロン酸は存在していて、涙を角膜の表面につなぎとめ、乾燥を防ぐ効果を発揮しているんです。このような特徴を持っているので、実際に点眼薬にも利用されています。
もちろん!この効果も大きい!美肌効果
肌はこの3層からなっています。
- 表皮
- 真皮
- 皮下組織
この中の真皮にヒアルロン酸は含まれています。そして肌の潤い・ハリに欠かせない成分は
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
コラーゲンとエラスチンはたんぱく質の一種で、骨組みを作る役割があります。そしてヒアルロン酸には、コラーゲンとエラスチンによってできた骨組みを埋めるような形で存在しており、水分を保つことによって、潤いに満ちたハリのある肌へと導く大事な働きがあるのです。
関節の動きをなめらかにする効果
ヒアルロン酸は関節の軟骨にも存在していると伝えました。関節と関節の間のクッションである軟骨にヒアルロン酸は含まれており、関節の動きをなめらかにする働きがあります。
ヒアルロン酸の科学的データ
低分子ヒアルロン酸(約50万以下)が炎症に関わる種々因子を誘導することおよび高分子ヒアルロン酸(600万以上)にはそのような活性がないことを報告してきている。1988年頃、免疫系の細胞においてヒアルロン酸受容体CD44が発見されと、CD44に関する研究は、どちらかと言うとヒアルロン酸の分野よりも免疫の分野において活発に行われるようになった。抗CD44抗体で免疫細胞を処理すると、サイトカイン産生が認められることをきっかけに、ヒアルロン酸とサイトカインの関係が着目されたものと考えられる。低分子ヒアルロン酸の処理によりサイトカインやケモカイン、NO産生がマクロファージ等において誘導されること、およびNF-κBなどの転写因子がこの誘導に関与していることが示されている。
出典元:低分子ヒアルロン酸の活性 https://glycoforum.gr.jp/science/hyaluronan/HA13/HA13J.html
ヒアルロン酸・サプリメントの選び方や基準
ヒアルロン酸配合のサプリメントを購入する際に必要な条件があります。
それは、自分の目的にあった成分を含んでいるか?ポイントです。
- 成分のヒアルロン酸含有量を確認
- 低分子ヒアルロン酸がおススメです
そして効率よく美容効果を高めたいなら・・・
- ビタミン
- コラーゲン
美容成分が配合されているサプリメントを選びましょう。
関節の痛みに悩んでいる、改善したい!そんな時は・・・
- グルコサミン
配合のサプリメントが良いですね。
ヒアルロン酸の摂り方や摂取量は?
ヒアルロン酸配合のサプリメントは多く販売されています。
製造方法も異なってきますので、商品記載の摂取量をしっかり守ることが大事です。
また、美肌のためには夜に少し多めに摂るといいかもしれません。
ヒアルロン酸の副作用について
最後になりますが、ヒアルロン酸の副作用についてお話します。
副作用については今のところ、とくに注意すべきトラブルは報告されていません。
しかし一度にたくさん量を摂取すると、胃に負 担をかける場合があるので注意しましょう。
また、サプリメントで利用する際には妊娠中や授乳中の方は念のため、医師に相談して取り入れるようにしましょう。
ヒアルロン酸の効果効能のまとめ
ヒアルロン酸について、改めて勉強してみていかがでしょうか?
なぜ必要なのか?どんな働きをしているのか、知ることで必要性を再確認できると思います。
年々減少する体内のヒアルロン酸。
上手に体外から摂取して、いつまでも若々しく、健康で過ごしたいものですよね?