セント・ジョーンズ・ワートの効果や効能
セント・ジョーンズ・ワートという、この言葉耳にしたことありますか?
とても長い名前ですが、実はこの正体は、今最も注目の私たち人間に必要な成分です。
今回、このセント・ジョーンズ・ワートを紹介したいと思うのですが今、あなたが感じる、予防したい、治したい、症状はどんなことがありますか?
そのことを頭に入れて、ぜひ読んで欲しいなと思います。
目次
セント・ジョーンズ・ワートって何?
まずは、初めましての方もいるでしょう。
「セント・ジョーンズ・ワート」
和名では、西洋オトギリ草と言います。
和名で紹介されてもなかなか親しみの湧かない名前ですよね?
西洋オトギリソウとは、ヨーロッパ原産のハーブです。
少し親しみを感じた方も多いのではないでしょうか?
ちなみにセント・ジョーンズ・ワートの由来は、洗礼者ヨハネ、この方の英名セント・ジョン。
セント・ジョンが首を切られたとき、その血から芽生えたとされたと言われています。
セント・ジョーンズ・ワートの効果・効能について
では、あなたが冒頭に頭に思い浮かべた症状を、もう一度思い出して下さい。
セント・ジョーンズ・ワートが大きく注目されるようになった、きっかけ。
人間にもたらす効果の大きさでした。
私たちは体内で様々な物質が分泌され、「喜怒哀楽」の感情が芽生えます。
最も人間らしいといってもいいでしょう。
しかし、年齢を重ねるに連れ「子どもは素直だな~」と感じるようになります。
- なんとなく、気がノラナイ。
- すぐに疲れが溜まる。
- 体が思うように動かない。
- 素直に喜べない。
- 素直に怒れない。
他にも、様々なことがあるでしょう・・・
初めに頭に思い浮かべてくれた症状が、このような気持ちの部分の方もいらっしゃると思います。
そして、全く別の症状の悩みの方も・・・
まず人間に生まれてきたのだから、大人になっても何か成長しても、いつも、何かに喜び、悲しみ、大きな声で笑う。
子どもの頃のように、自分の思いのまま感情をしっかり持てることが、一番の「健康」の近道になると思います。
話がそれているように思いますか?
でも、この不安定な気持ち、感情のコントロール効果は凄く大事で、大きな悩みとして抱えている人もいます。
そこで、紹介したいのが「セント・ジョーンズ・ワート」。
そしてそのような効果を発揮すると知られたことから、注目された「セント・ジョーンズ・ワート」。
つまり、セント・ジョーンズ・ワートには、感情コントロール効果を持ち、「うつ病」予防に期待できるのです。
セント・ジョーンズ・ワートには、ヒペルフォリンやフラボノイド、ルチン、ヒペロサイドなど様々な成分が含まれていますが、今のところどの成分が大きく関係しているのか?
という答えはでていないそうです。
しかし、様々な研究がおこなわれ、しっかりとした根拠を持っているのも確かです。
セント・ジョーンズ・ワートが、「うつ」に効果的な科学的根拠
何度も繰り返しになりますが、うつ病の治療薬としてセント・ジョーンズ・ワートは注目されます。
そしてハーブの先進国、ドイツではこのセント・ジョーンズ・ワートの医学的研究が特に進んでいます。
様々な研究結果が紹介されていますが、一部を紹介させて下さい。
ドイツの学者、Woelk博士が1993年に行った実験では、
ストレス症状、うつ症状に悩む3250名に対して、1日に300mgを3回摂 取する試験が4週間の期間で行なわれた。結果、82.8%が 『症状が改善した、もしくは症状が無くなった』 と返答。また、医師に よるその症状に対する客観的評価も、79.9%が 『症状が改善した、もしくは症状が無くなった』 と報告している。
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もう一つ、目を通して頂きたい結果があります。
同じくドイツの学者、Hansgen博士が同年1993年に行った実験では、
72名の半数にセントジョーンズワート300mg、その他の半数にはプラセボ(偽薬)が1日3回投与された。期間は6週間。プラセ ボとは何の効果も持たないニセ薬のこと。服用者にはどちらを飲んでいるか分からないようにして、プラセボ効果(薬を飲めば症 状が良くなるに違いないという思い込みによる効果)との比較が実験された。結果、セントジョーンズワートを摂取した81%に症状の改善がみられた。一方、プラセボ(偽薬)は26%であった。
このような実験結果が報告されているのです。
また、このような記事を見つけたので抜粋します。
うつ病に対するセイヨウオトギリソウの有効性を報告する研究は複数ありますが、逆に有効性を認めなかった研究もあります。例えばNCCAMが助成した大規模試験では、中等度の大うつ病に対する治療効果について、セイヨウオトギリソウとプラセボでの違いは認められませんでした。また、NCCAMが国立精神衛生研究所[米国]と共同で助成した試験では、セイヨウオトギリソウと標準的な抗うつ剤のいずれも、小うつ病の症状に対してプラセボと同等の効果しか得られませんでした。出典元:厚生労働省『「総合医療」に関わる情報発信等推進事業』
このように、セント・ジョーンズ・ワートがうつ病に効果を発揮するという科学的根拠は、他にも様々掲載、発表されています。
セント・ジョーンズ・ワート・サプリメントの選び方や基準
セント・ジョーンズ・ワートをサプリメントから正しく摂取する方法。
ピペリシン0.3%以上、ヒペルフォリン3.0%以上のもの
セント・ジョーンズ・ワートには複数の薬効成分が含まれています。中でもヒペリシン、ヒペルフォリンが主に作用していると考えられています。
そのためヒペリシン0.3%以上、ヒペルフォリン3.0%以上の基準が採用。
ヒペリシンとヒペルフォリンの含有量が表示されているものを選びましょう。
1粒あたりセント・ジョーンズ・ワート300mg
服用量は300mg×3回=900mgを推奨。
1粒あたりのセント・ジョーンズ・ワート含有量を確認しましょう。
セント・ジョーンズ・ワートの摂り方や摂取量は?
セント・ジョーンズ・ワートの服用量は900mg。
摂取法としては300mgを朝、昼、夜の3回に分けて、1日の摂取量が合計900mgになるように摂取するのが1番いいと言われています。
セント・ジョーンズ・ワートの副作用について
セント・ジョーンズ・ワートを摂取する際に気を付けて欲しいのは、まず服用量は900mg。
この900mgを越え、そして1日1800mg以上の過剰摂取が続くと、重症の皮膚光感受性反応を起こすため危険があります。
しかし、セント・ジョーンズ・ワート単体の摂取で副作用が起きるのはまれです。
ですが、あまり耳慣れない成分、注意すべき事項はしっかり知っておきたいですよね。
伝えておきたいと思います。
妊娠中、授乳中の経口摂取は、危険性が示唆されているので避けてください。
薬を服用している方は相互作用に注意しましょう。
セント・ジョーンズ・ワートの効果・効能!副作用の心配はないの?のまとめ
いかがでしたか?
今回、一緒にセント・ジョーンズ・ワートについて勉強しました。
しっかりとして根拠の中、いま注目されてる成分です。
毎日、楽しく笑顔で、時には怒って、思いっきり泣いて人生を過ごしましょう。
最後になりますが、PDR(医師用卓上参考書)「あなたの夢・目標の確認」には様々な症状に対する、最も効果的な成分一覧が載っていました。
そこに、症状:抗ウツ病の横には、堂々と「セント・ジョーンズ・ワート」の文字が輝いていましたよ。