ポリフェノールの存在はご存知ですか?
「ザクロ」、口にしたことがありますか?
ポリフェノールといえば「抗菌・抗酸化作用」効果を持つ成分。
ポリフェノールを飲料から摂取しようと考えるとワインの存在が大きく、年齢的に体質的にとためらう方も多いと思いますが、ポリフェノールはザクロから摂取できますよ!という新しい知識と、ポリフェノール効果について再認識をここでおさらいしましょう。
目次
ザクロポリフェノールって何?
「ザクロポリフェノール」は、ポリフェノールの成分を含んでいるのはザクロの種子の部分。
ザクロに含まれるポリフェノールの量は、プルーンやブルーベリーと比較してももっとも多いということが、研究によって解明されているそうです。
ザクロポリフェノールの効果・効能
じゃ、ザクロを丸ごと食べるほうがいいの?
果物をまるごと食すことが出来るなら越したことはありません。
果物によっては、調理法によって栄養素が半減することもあります。
しかし、なかなかザクロをそのまま丸ごと摂取しましょう。と勧めてもリンゴやバナナのように手をしやすい果物ではないかと思います。
販売されているザクロジュースはどうでしょう?
栄養素、気になりますが、“ジュースにしても含まれている栄養が失われることはありません”。摂取法としては効果的なものになります。
【ザクロジュースから得られる効果】
現代の不摂生な生活、ストレス、そして喫煙が原因で体内に不活性酸素が溜まり、生活習慣病の原因となりますが、これらを予防効果と言われます。
そしてザクロの効果に、このような研究が行われていました。
研究では、ザクロ抽出物が卵巣摘出マウスでの実験的な更年期症候群に効果あるかどうかを調べた。
骨密度卵巣切除誘発減少は、ザクロ抽出物の投与により標準化した。 骨体積および小柱数が有意に増加した小柱分離は、対照群と比較してザクロ、投与群では減少した。 いくつかの組織学的骨形成/吸収パラメーターが有意に卵巣切除により増加したが、ザクロ抽出物の投与により正規化した。 これらの変更は、ザクロ抽出物が卵巣摘出で刺激された骨代謝回転を阻害することを示唆している。 それは、ザクロは、女性の更年期症候群におけるうつ状態や骨損失に臨床的に有効であることをこのように考えられる
(原文)
“ovariectomy-induced decrease of BMD was normalized by administration of the pomegranate extract. The bone volume and the trabecular number were significantly increased and the trabecular separation was decreased in the pomegranate-dosed group compared with the control group. Some histological bone formation/resorption parameters were significantly increased by ovariectomy but were normalized by administration of the pomegranate extract. These changes suggest that the pomegranate extract inhibits ovariectomy-stimulated bone turnover. It is thus conceivable that pomegranate is clinically effective on a depressive state and bone loss in menopausal syndrome in women.”
女性が避けては通れない、「悩み」。
年齢は重ねていきます。その人生の過程に立ちはだかる更年期障害という5文字の壁。
そしてなかなか乗り越えられなくなると「うつ病」に発展しかねないというプレッシャーも見え隠れします。
この検証は、そんな女性の悩み、不安の解決のカギになるのではないでしょうか?
ザクロにザクロポリフェノールはどれぐらいの含有量があるの?
ザクロジュースには0.45mmol。
ザクロポリフェノールのまとめ
0.45mmol、あまり親しみのない単位ですね(笑)。
ただ、あなたの1日にどこかで「ザクロジュース」を・・・。
それがあなたの安心に繋がり、自然と心にゆとりを与えることになるでしょう。
参考文献
Mori-okamoto J,Otawara-Hamamoto Y, Yamato H, Yoshimura H.2014
“Pomegranate extract improves a depressive state and bone properties in menopausal syndrome model ovariectomized mice.”
J Ethnopharmacol. 2004 May;92(1)93-101