ココアの原料は、チョコレートと同じカカオ豆です。
チョコレートの摂取で、原料のカカオから様々な効果を得られています。
つまりココアの摂取で、これもまた原料のカカオから効果を期待できるということです。
同じ原料でも、砂糖や脂肪分などを加えて作るチョコレートと、粉末ココアは脂肪分を取り除いたものですよね?
そこで原料のカカオの働きに違いが出ます。
今回はココアポリフェノールについて調べてみましょう。
目次
ココアポリフェノールって何?
ポリフェノールを豊富に含むココア。
ポリフェノールの効果と言えば、「抗酸化作用」。
抗酸化作用:体内の活性酸素を取り除く働きのこと。
ココアの摂取で、抗酸化作用効果に期待できます。
ココアポリフェノールの効果・効能
ココアを飲むことで、あなたの体はどのような変化を期待できるでしょう?
【リラックス効果】
あれ?そんなこと?と感じたあなた、人間には必要なんですよ。「リラックスタイム」。
体の働きを司る自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。
活動的なときは交感神経が働き、リラックスしているときは副交感神経が優位に働いています。
自律神経が乱れ、耳にすると思いますが、この乱れというのは、この2種類の神経が乱れるということです。
つまり、しっかりリラックス出来ていないと乱れるのが自律神経です。自律神経が乱れると、ホルモンバランスを崩したり、体温調節がうまくできなかったり、便秘の原因になったりします。
そこでブレイクタイムにはココアを飲むと、より効果が期待できそうです。あの香りが働きかけているそうですよ。
また、ココアに含まれるテオブロミンという成分。
リラックス効果をもたらす要因でないかと言われているようです。
【便秘解消】
リラックス効果を得ることで自律神経が整うと便秘解消になるのは繋がりますよね?
ストレスをうまく解消するためのリラックスタイムももちろんですが、ココアが便秘解消に効果を発揮しているのは「食物繊維」。
ココアにはリグニンという不溶性の食物繊維が含まれています。
食物繊維の働きに、便のかさを増やして腸に刺激を与える効果があると言われています。
腸の働きが活発になれば、不要物を上手に排出できます。
【美容効果】
美容に繋がるのは、ココアの実験から検証された、“お湯や緑茶、ココアなどの嗜好飲料を飲んだ後に体表面温度を計測したところ、温かいココアには冷え症改善効果が認められました。
”まさに冷え症改善から、美容効果に期待が出来るということです。
ココアは他の飲料に比べ、温度が上昇してからの時間が長く継続していたそうです。
体を温める食材として人気のショウガ。なんとショウガより持続効果が高かったという結果が出たそうですよ。
【抗菌効果】
初めに紹介したように、抗酸化作用で免疫力アップ効果は期待大です。それにプラス「抗菌作用」にも期待されているのがココア。
2週間、ココアを飲用するという臨床試験の結果では、口腔内の歯周病関連菌の数と呼気の口臭成分が減少した。
口内には何万もの病原菌が潜んでいます。虫歯の原因です。抗菌作用が働きかけることで虫歯予防にも繋がります。
腸内に潜むピロリ菌。
最近ではがん発症原因か?とされていますが、ココアに含まれるカカオFFAという成分が、このピロリ菌の除菌療法の補助としても注目されています。
毎シーズンむかえる「インフルエンザ」。
ココアでお馴染みの森永製菓は、インフルエンザ感染に対する予防効果が期待できるとの発表をしています。
ココアにココアポリフェノールはどれぐらいの含有量があるの?
ココア一杯から得られる摂取量は72mg。
病気予防の一環として、美容効果を得るためにココアを飲むのもいいかもしれませんね。
ココアポリフェノールのまとめ
心温まるココア。やさしい甘い飲み物。
この冬はココアで、ホッと一息の時間を持つのもいいでしょう。