スイカのカロリーや栄養と保存方法や賞味期限!
夏に欠かせない果物と言えば、何と言ってもスイカではないでしょうか。
海でのスイカ割りを始め、家の縁側で日を除けながら食べるスイカは、日本の夏の風物詩的な存在とも言えます。
そんなスイカですが、ただ甘くておいしいだけじゃない、様々な効果・効能があることをご存知ですか?
そこで今回は、今の時期に絶対食べておきたいスイカについて調べてみました。
以外と知られていないスイカの栄養やカロリーを始めとして、保存方法や賞味期限など、スイカをおいしく食べるために知っておきたい情報を掲載していますので、是非ご覧下さい。
目次
スイカに含まれる栄養の特徴やカロリー
スイカと言えば、真っ赤な果肉のイメージが真っ先に思い浮かびますが、この真っ赤の元となっているのが「リコピン」と呼ばれる成分です。
リコピンは抗酸化作用に優れており、トマトに多く含まれていることが有名ですが、スイカにもたくさん含まれています。(※ただし、黄色のスイカにはリコピンは含まれていません)
また、スイカにはアミノ酸の一種である「シトルリン」が多く含まれており、シトルリンには血管を拡張させることで血流をよくする働きがあると言われています。
なお、スイカはとても低カロリーの食物で、一玉あたり1,200㎉、1/8玉だと150㎉程度しかありません。
スイカの効果・効能
水分の多いスイカは、汗をかいた時に食べると水分補給になりますが、効能・効果はそれだけではありません。
スイカには、女性必見の効能・効果がいっぱいあります。
では、スイカの効能・効果には一体どのようなものがあるのでしょうか。
美肌・美白効果
スイカには、抗酸化作用に優れたリコピンを始めとして、皮膚の再生・保護に欠かせないビタミンAやコラーゲンの生成に関わるビタミンCなど、肌によい成分が豊富に含まれています。
むくみ改善
スイカに含まれるシトルリンの働きによって、血管が拡張されると血流がよくなるので、老廃物の排出が促進されることでむくみの解消に繋がります。
ダイエット効果
スイカは低カロリーの果物な上、食物繊維も豊富に含まれていることから便秘解消にも効果があります。
そのため、最近はダイエットフードとしての人気が高まっています。
疲労回復
スイカに含まれる糖分は、体内に吸収されてからエネルギーに換わるまでが早いため、夏バテや疲労回復に効果を発揮します。
アンチエイジング効果
アンチエイジングというと美容のことばかりと捉えがちですが、老化の元となる活性酸素の発生を抑えることから血管をしなやかに保つため、高血圧などの生活習慣病の予防にも繋がります。
スイカの美味しい食べ方と注意点
スイカはそのまま食べても、果肉の甘さによって十分に美味しく頂けますが、残念ながら甘さの足りないスイカにあたってしまった時は、他の夏野菜と一緒にサラダにしてみましょう。
特にきゅうりやトマトとの相性がよく、ドレッシングの酸味でおいしく頂けます。
さらに、スイカの実だけを食べて皮を捨ててしまう方も多いと思いますが、スイカの皮は中国では漢方として使われているほど薬効のある部分なので、捨ててしまうのは勿体ありません。
食べやすい薄さ・大きさにカットしたものを塩昆布と合わせて浸けておくだけで漬物ができあがりますし、豚肉などと炒めて使うこともできます。
そして、皮と同様に捨てられがちな種の部分も、塩で炒るとおつまみとしておいしく頂くことができます。
スイカは、捨てる部分がない果物なのです。
なお、スイカは購入した後に置いておいても追熟しないため、できるだけ早く食べるのがよいと言われています。
スイカの保存方法と賞味期限は?
カットしていないスイカの場合、冷蔵庫ではなく常温で保存した方が低温障害を起こさないので、長持ちします。
その場合の賞味期限は、2週間~1ヶ月程度。
カットしたスイカは常温保存には向かないため、ラップなどでしっかり包んで冷蔵庫で保存しますが、あまり日持ちはないため、2~3日で食べ切るようにしましょう。
なお、スイカが余ってしまった場合は冷凍保存もできますが、生のスイカとは食感などが変わってしまうため、解凍後はスムージーやジュースにするのがよいでしょう。
冷凍の場合は、種や皮を取り除いた状態で保存用の袋に入れて冷凍庫に入れて下さい。
1~2ヶ月程度持ちます。
スイカの上手な切り方
スイカは中心部分が最も甘いため、切り分ける時には中心部分が均等に割りてられるようにするのがよいでしょう。
ここでは、スイカの上手な切り方をご紹介します。
①まずはスイカを半分に切る。
②半分に切ったものを、さらに半分に切る。
③スイカが1/4の大きさになったら、真ん中から放射状になるように切る。
②までは皆さんが行っているカットの仕方だと思いますが、ポイントは③になります。
動画と合わせて見ながらカットしてみて下さい。
新鮮で美味しいスイカの見分け方や選び方
おいしいスイカを選ぶには、叩いてみるとよいとよく聞きますよね。
スイカを叩いた時、高い音がする時はまだ完熟していない状態で、完熟しているものは澄んだ音がすると言われていますが、素人には少し見分けづらい方法と言えます。
そこでここでは、見た目でおいしいスイカを見分ける方法をご紹介したいと思いますので、参考になさってみて下さい。
①模様がはっきりと分かれている
スイカのトレードマークとも言うべき、緑と黒の模様ですが、この色の境目がはっきりしているものの方が、糖度が高いと言われています。
②模様が凸凹している
黒と緑の模様がつるんとしているものより、凸凹している方がより甘みが強いと言われています。
③つるがついていた部分がくぼんでいる
つるがついていた部分がくぼんでいるのは、完熟のサインです。
この部分がくぼんでいないと、しっかりと熟成されていない可能性があります。
スイカの効果・効能と新鮮で美味しいスイカの見分け方!のまとめ
夏を感じる果物の代表的な存在であるスイカですが、ただ何となく食べているだけでは勿体ないと思えるような効能や効果がたくさんあることがわかりました。
特に、日焼けによる肌へのダメージが心配な時期ですから、スイカを食べて美肌・美白を保つことができるのは嬉しいですよね。