グアガムの効果や効能
今回、グアガムについて勉強しようと思います。
グアガムってなに?そこから始めていこうと思います。実際にグアガムについて、答えられる人は多くないと思います。
そこで、グアガムって?原産地は?有効成分って?そこから得られる効果・効能は?
そして、研究結果からもしっかり効果を紹介したいと思います。
効果を知ることで、積極的に摂取したくなる“グアガム”ですが、摂取法や摂取量もしっかり勉強しておくといいですよね?
目次
グアガムって何?有効成分は?
グアガムとは?
- 樹皮や果樹から分泌される、水溶性食物繊維のひとつ
- マメ科グアーの種子から得ている栄養素
- 無色透明、無味無臭
グアガムの原産地は?
- パキスタン
- インド
グアガムの性質
- 粘度が高く水に良く溶ける
- 増粘剤等として使われる事が多い
グアガムの有効成分
有効成分の1つとして、グアガム分解物のガラクトマンナンがあります。
日本国内でグアガムは、特定保健食品としてグアガム由来の水溶性食物繊維が成分となっている植物ガムが認可されています。
そんなグアガムの効果、そして効能を調べてみました。
グアガムの効果・効能について
整腸作用
グアガムは、お腹の調子を整える効果があります。食物繊維にはたくさんの種類が有りますが、健康の為にもグアガムを摂取はおススメ。腸を活性化させ、便の水分量の調節、便秘や下痢の改善に役立ちます。
脂質の吸収を抑制効果
グアガム分解物のガラクトマンナンには悪玉コレステロールを減らし、余分な脂質の吸収を抑制する効能があります。腸内細菌叢において善玉菌を増加させ、下痢を改善します。
腸管機能を正常化
他にも、便秘症状に対しては、膨張性下剤として作用するため下剤として利用されることが多くあります。胃部膨張や満腹感、食欲抑制作用があります。
グアガム、マメ科の植物種子から得られる効果は他にもあります。
- デットクス効果
- 血糖値上昇の抑制
- 高脂血症の予防
- 高血圧の予防
- がん予防
- 便秘予防
グアガムには食物繊維よりもヒトの“腸内細菌“に発酵分解されやすく、“短鎖脂肪酸“を産生しやすくすることがわかっています。そんな短鎖脂肪酸の効果も凄いんです。
腸内細菌がつくる「短鎖脂肪酸」の効果
- 腸管粘膜細胞の栄養源
- 炎症性サイトカインの発現抑制
- 水分、Na、Ca、Mgの吸収促進
- 大腸内のpHを調節し、悪玉菌の増殖を抑制
- 肝臓での脂質合成の抑制
では、実際に行われているグアガムの研究結果を紹介していきます。
グアガムの科学的データ
腸は“第二の脳”といわれ、脳との相関が高くストレスなどの影響を受けやすい臓器です。IBSとは精神的ストレスや不規則な生活によって、腸の働きをコントロールしている自律神経が不安定になり、腹痛を伴う便秘、下痢および便秘と下痢が交互に起こるもので、日本人の15~25%がIBSともいわれ、その数は年1~2%ずつ増加している※というデータもあります。IBSの方にヨーロッパでは小麦フスマ(小麦の外皮)を1日30g摂取する食事が施されます。しかし、小麦フスマは食感も、日本人の食生活としてなかなか摂取が難しいものです。それに代わりグアーガム酵素分解物を1日5g摂取した時、QOLが向上しました。
便通、便秘の改善についての研究データは?
便秘傾向の女性15名にグァーガム分解物を5g/日、2週間摂取させたところ、排便回数の平均が3.67回/週から5.37回/週に増加し(p<0.05)、便のpHも6.91から6.36に低下しました。短鎖脂肪酸が腸の蠕動運動を活発にし、水分調節を正常に行ったことで便通・便秘の改善を示したと報告されています。出典元:「短鎖脂肪酸・グァーガム分解物」の効果を示す臨床試験
グアガム・サプリメントの選び方や基準
グアガムの上手なサプリメントの選び方
- 原産地(インド・パキスタン)
- 原料(マメ科グアーの種子・胚乳部)
ここに注目して、しっかり選びましょう。
グアガムの摂り方や摂取量は?
グアガムは、短期間では効果が期待できません。継続して利用するようにしましょう。
様々な効果を実感できますが・・・
- 便秘解消効果・改善を期待したい方は:1日12g
- 消化器系の副作用が心配な方は:1日4g程度の低用量から、徐々に増やしていきましょう
- 過敏性腸症候群に対しては:1日15g
グアガムは、目的によって容量が変わりますので、しっかり記載されている量を目的別に判断するようにしましょう。
摂取量がはっきり決まっていないので、勘違いしやすいですが、もし摂取時に何か異変を感じたら、すぐに摂取をやめましょう。
グアガムの副作用について
こんな方は摂取を控えましょう
- 妊娠中及び授乳中
まれに副作用が起こることがあります
- 腹部膨満
- 下痢
- 胃腸の不調
このような副作用を起こさないためにも、妊娠中、授乳中の方は使用を控え、摂取時には、水分を適切に取るようにしましょう。
グアガムは便秘解消・改善効果がありますが、過剰に摂取してしまうと、反対に胃腸の不調の原因になることもありますので、注意しましょう。
グアガムのまとめ
グアガムについて、勉強しましたがいかがでしたか?効果や効能を知りました!
私たちが健康に生活していくためには、必要な成分ですよね?
でも、摂取を控えないといけない人もいます。十分に注意しましょう。
正しい摂取方法、摂取量をしっかり守って、健康な生活をグアガムから手に入れましょう。