アミノ酸の効果や効能
アミノ酸、皆さんの生活に身近にあって、この名前を耳にしたことがない!そんな人はいないのではないでしょうか?
なんとなく、イメージも定着している気がします。
しかし、効果や効能は?本当にそれだけの効果なのか?その知識は正しいのか?
今回、近すぎて特に調べることはなかった「アミノ酸」。
アミノ酸の効果、効能、驚くべく事実をまとめてみました。
改めてアミノ酸効果を再確認するとともに、知識を増やしてみませんか?
目次
アミノ酸って何?
アミノ酸が発見されたのは、1806年。
フランスで、アスパラガスの芽から発見されました。
その頃は「アスパラギン」と名付けられていましたが、1935年までに、尿結石からは「システイン」、そしてゼラチンからは「グリシン」、筋肉や羊毛から「ロイシン」が見つかり、たんぱく質を構成するすべてのアミノ酸が発見され、「アミノ酸」という名で呼ばれるようになりました。
その頃には、様々なアミノ酸の研究が始まっていたんですよ。
アミノ酸の効果・効能について
では、様々な成分を持つ、アミノ酸効果を紹介しましょう。
アミノ酸と聞くと「スポーツ飲料」をイメージしませんか?その通りです。
アミノ酸の成分には、スポーツサプリメントとして活躍する成分があります。
- ロイシン
- イソロイシン
- バリン
- アルギニン
この4つの成分が活発に働き、様々な効果を発揮します。
・筋肉破壊の防止
スポーツなどによって体を動かすとエネルギーとして使うため筋肉が破壊されてしまいます。 血中アミノ酸濃度が高く保たれれば、筋肉の破壊は最小限に食い止められます。
・乳酸の発生を抑える
運動のエネルギーは食事などで摂取したエネルギー源を分解して作り出しますが、同時に疲労物質である乳酸が発生してしまいます。しかし、エネルギー源は他にもあって、筋肉を分解してできるアミノ酸もエネルギーとなります。そしてこちらは乳酸を発生しません。・筋肉の修復材料
トレーニングをすると少なからず筋肉の破壊が起こります。筋肥大を得たいならば、すみやかな筋修復が行われるべきです。アミノ酸は破壊された筋肉の材料として必要不可欠なものです。出典元:アミノ酸の効果 スポーツサプリメントとしてのアミノ酸
このように、スポーツを行うことで起こる筋肉破壊、疲労物質の抑制効果、疲れた筋肉の修復活動に効果を発揮。
他にもあります、「アミノ酸=スポーツ飲料」効果。
様々な種類の運動法がありますが、「有酸素運動」ご存知ですよね?
この有酸素運動は脂肪燃焼を目的に行われる運動ですが、脂肪燃焼効果を発揮する成分も、アミノ酸には含まれています。
- リジン
- プロリン
- アラニン
- アルギニン
脂肪燃焼のプロセス
通常エネルギー源は筋肉中や血液中にある程度流れています。運動初期のほとんどはこれを使い、血液中のエネルギー源が不足し始めてから、体脂肪が使われます。血液中のエネルギーが不足してから、ようやく体脂肪はリパーゼという酵素によって遊離脂肪酸として血液中に送り込まれます。アミノ酸のはたらき
脂肪を分解して遊離脂肪酸にするリパーゼを活性化する働きがあります。しかし、これだけではなく、成長ホルモンの分泌を促したり、免疫力も高める働きも持っています。有酸素運動
血液中の遊離脂肪酸は、有酸素運動をして初めて燃焼されます。使われなかった遊離脂肪酸はまた再び脂肪として蓄えられてしまうので、有酸素運動と組み合わせて初めてその効果を発揮します。出典元:アミノ酸の効果 有酸素運動を助けるアミノ酸
有酸素運動を取り入れても、体内ではなかなか脂肪分を燃焼するまでに時間がかかるということです。
しかしアミノ酸を摂取することで、リパーゼが活性化され脂肪燃焼効果を高めてくれるのです。
このアミノ酸の凄い所は、このように皆さんのイメージ通り、運動に大きく関係し、そして効果を発揮すると同時に、様々な効果を持つということです。
では、まだまだ紹介していきましょう。
皮膚の再生
人間の皮膚、実はアミノ酸が大部分を占めています。
アミノ酸不足になってしまうと、皮膚を守る働きが弱くなってしまいます。
逆に、アミノ酸をしっかり摂取することで皮膚は丈夫に保たれるということです。
脳機能を調整
脳の機能、情報伝達物質はたくさんの種類があります。
そのなかでも深く関係しているのが、セロトニンやドーパミン。
このセロトニンやドーパミンは、アミノ酸と深い関係を持っているのです。
ドーパミンとは、脳を覚醒させ、集中力を高める作用を持った神経伝達物質。
アミノ酸の持つチロシンは、実はこのドーパミンの原料でもあります。
つまりチロシンを摂取することで、集中力を高める作用を持った神経伝達物質のドーパミンの分泌が促されます。
次にセロトニン、セロトニンは、脳を休息させ、リラックスさせる神経伝達物質。
リラックスさせる神経伝達物質は、アミノ酸の持つトリプトファンが分泌が促してくれます。
免疫力アップ
免疫力が下がってしまうと、体内には細菌やウィルスの侵入。
風邪やインフルエンザは発症させやすくなってしまいます。
この免疫機能に関わる役割もアミノ酸は、持っています。
マクロファージ、細菌やウィルスの侵入に最初に立ち向かう物質が体内には存在しています。
この大事な働きを持つ、マクロファージをアミノ酸の持つ、アルギニンは原料となり、働きを助けます。
そしてウイルスや細菌が侵入してしまった・・・そんな時にも体内にはキラーT細胞という細胞が体内から細菌・ウイルスに攻撃しようと待ち構えています。
そのキラーT細胞の、エネルギーになるのがアミノ酸の持つグルタミンです。
様々な効果を紹介しましたが、ぜひ取り入れたい成分ではないでしょうか?
アミノ酸ってどういう食べ物に多く含まれているの?
アミノ酸の含有量が多い食品を紹介します。
【肉類】
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 羊肉
【乳製品】
- 牛乳
- チーズ
【豆類】
- 豆腐
- 味噌
- 納豆
【穀類】
- 米
- 小麦
なんだか、とても身近で普段から摂取しているような食品が並びます。
意識して摂取することで、さらにアミノ酸効果を実感しましょう。
アミノ酸・サプリメントの選び方や基準
アミノ酸はサプリメントからも摂取出来ます。
【価格】
重要なのは、まず値段。いくら体に良くても、高価な商品は家計の負担に・・・そして継続できなくなってしまいがち。
アミノ酸のサプリメントは手頃な値段でも、長期的に続けられる商品がオススメです。
【成分】
そして成分!たくさん出てきましたからね、成分名。
そもそもアミノ酸成分は500種類、存在していると言われています。
今回紹介した、ロイシン、イソロイシン、バリン、アルギニンなどはその中でも特に人の体で大きな効果を発揮しています。
そして密かに注目を浴びているシトルリン。
この成分にも注目してみるのはいかがでしょう?自分に必要な成分は何か?そこをしっかり考えなくてはいけません。
アミノ酸の摂り方や摂取量は?
アミノ酸の理想摂取量の目安
- 成人男性で約70g/日
- 成人女性で約55g/日
そして理想の摂取法は、運動前後にアミノ酸の摂取するといいですね。
アミノ酸の持つ、筋肉疲労癒し効果、そして損傷の回復を早める効果に期待できます。
女性は、特に激しく運動しないから・・・ではなく、年々下がっていく基礎代謝に目を向けましょう。
女性の場合、朝・晩、アミノ酸の摂取をすることで睡眠中の基礎代謝をあげ、さらには日中の活動量にも基礎代謝が上がってくるでしょう。
つまり・・・
脂肪燃焼効果が期待でき、ダイエット効果につながりますよ。
アミノ酸の副作用について
アミノ酸は私たち人間の体を作っている成分です。
そのため副作用はほとんどなく、安全。
過剰に摂取したアミノ酸は、体内で代謝、排出される仕組みも持っています。
ただし、そうは言ってもあまりにも過剰摂取を続けると腎臓や肝臓の負担となります。
妊娠中、そしてまれに起こす副作用の症状、腎臓や肝臓に障害がある方は、必ず医師の確認をとりましょう。
アミノ酸の効果・効能!食品の摂取量や副作用の心配はないの?のまとめ
たくさんの種類を持つアミノ酸。
それぞれバランスよく、体内に補給することが一番です。
アミノ酸効果も改めて再確認出来たところで、今日からさらにアミノ酸への意識を高めて欲しいと思います。
アミノ酸で、健康な体を手に入れ、さらにダイエット効果を実感できることでしょう。