麻黄湯の効能・効果や飲み方と副作用!
麻黄湯は、麻黄・杏仁・甘草・桂枝の4つの生薬が配合された漢方薬です。
あまり聞き慣れない名前かも知れませんが、近年この麻黄湯には私達にとても身近なある疾患に対して効果があるとして、大きな期待が寄せられています。
そこで今回は、麻黄湯について調べてみました。
麻黄湯の効果・効能や、飲み方、副作用などを掲載していますので、「麻黄湯とは何?」「どのような疾患に効果があるの?」と少しでも関心を持って頂けたらと思います。
目次
麻黄湯の効能・効果!こんな人やこんな時におすすめ!
麻黄湯は、風邪の引き始めのぞくぞくとする悪寒や、発熱や頭痛、筋肉痛などがある場合に効果があると言われています。
麻黄湯に含まれる麻黄と桂枝は共に発汗作用や解熱効果がある生薬のため、組み合わせることでより強い発汗を促し、杏仁や甘草は痰や咳を鎮める作用があります。
また、最近では麻黄湯にはインフルエンザに効くということがわかり、大きな注目を集めています。
インフルエンザを患った場合、現在はタミフルやリレンザなどが処方されるのが一般的ですが、一方で強い副作用が出る場合もあり使用には注意が必要です。
麻黄湯はタミフルに匹敵する効き目があるとして、新しいインフルエンザ治療薬として認知されつつあります。
麻黄湯はいつ飲めばいいのか?効果的な飲み方を教えて!
麻黄湯に限らず、漢方薬の服用の基本は「空腹時」です。
これは、胃をできるだけ空っぽにした状態で飲むことで、生薬の成分をしっかりと体内に吸収させるのが目的となっています。
逆に食後すぐに漢方薬を飲んでしまうと、吸収率が下がってしまい期待するような効果が出ないことがあります。
また、水で飲むよりも白湯で飲んだ方が麻黄湯の効果が早く現れるので、服用の際には是非覚えておきましょう。
麻黄湯の飲み方や副作用について。妊婦は大丈夫?
麻黄湯は、体力の少ない方やすでに発汗している方が飲むと、全身脱力やけいれんなどの副作用が出やすくなりますので、そのような場合は飲むのを控えて下さい。
また、麻黄湯に含まれる甘草は、大量摂取をすると「偽アルドステロン症」を引き起こす可能性があります。
規定量以上の麻黄湯を服用するのは勿論ですが、他の漢方薬にも甘草が配合されていることがありますので、自己判断で組み合わせて飲むのは止めましょう。
なお、「漢方薬は妊婦にとって安全」という話をよく聞きますが、麻黄湯を含む麻黄が使用されている漢方薬は、妊婦にはできるだけ使わない方がよいとされています。
どのような場合も、必ず医師に相談した上で服用を考えるのがよいでしょう。
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麻黄湯おすすめ3選!
悪寒や発熱には麻黄湯がよい、ということがわかったところで、ここではおすすめの麻黄湯をご紹介したいと思います。
麻黄湯を購入する時の参考になさって下さい。
ツムラ 麻黄湯
寒気、体の節々が痛い、発熱、頭痛などの症状がある時に服用します。ただし、体力が十分にあり、発汗していないのが服用の条件となりますので注意しましょう。
販売会社:ツムラ
URL:https://www.tsumura.co.jp/index.htm
クラシエ 漢方麻黄湯エキス顆粒
風邪の引き始めや、鼻かぜの症状がある時に飲む漢方薬です。
販売会社:Kracie
URL:https://www.kracie.co.jp/
ルル 内服液<麻黄湯>
眠くなりやすい成分が含まれておらず、液体で飲みやすくなっています。
販売会社:第一三共ヘルスケア
URL:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/index.html
麻黄湯のまとめ
インフルエンザの治療薬として、タミフルやリレンザだけではなく麻黄湯のような漢方薬という選択肢があることは、知らなかった方も多いと思います。
特に、症状の出始めてで体力がある場合には有効な治療手段だと考えられます。