緑茶の効果や効能や淹れ方やダイエットについて!
緑茶の香りを嗅ぐと、それだけでホッと一安心するようなDNAが日本人には組み込まれていますよね。
しかし、今や緑茶はその健康効果に世界が注目しており、某お茶メーカーのペットボトルが飛ぶように売れる、なんて現象が海外では起こっています。
一方で、若い世代のお茶離れが進んでおり「コーヒーや紅茶は飲むけれど、緑茶は好んで飲まない」という方も増えています。
そこで今回は、「普段はあまり緑茶を飲まない」という方々にこそ、改めて緑茶の素晴らしさを見直して頂きたいと思います。
緑茶の効果や効能、美味しい淹れ方などをご紹介していますので、是非ご覧頂けたらと思います。
目次
緑茶の栄養素や有効成分は?
緑茶には様々な栄養が豊富に含まれていますが、その中でも特に代表的と言われているのが「カテキン」です。
カテキンはポリフェノールの一種で、実は緑茶の渋みや苦味の元となっているのもこのカテキンです。
また、緑茶にはこの他にも、カフェイン、サポニン、テアニン、ビタミンC、βカロテン、食物繊維、葉酸、ミネラルなど、有効成分が数多く含まれています。
なお、熱に弱いとされているビタミンCですが、緑茶に含まれるものは80度の温度でも死滅しないと言われています。
緑茶の効果・効能について
健康によい、というイメージが定着している緑茶ですが、実際どのような効能や効果があるのでしょうか。
ここでは緑茶の持つ驚くべきパワーをご紹介したいと思います。
血糖値の上昇を防ぐ
血糖値とは、血液中の糖の割合をしめすもので、この数値が高ければ高いほど糖尿病を引き起こしやすいと言われています。
また、血糖値が高いと膵臓からインスリンというホルモンが過剰に分泌され、余った糖を脂肪として蓄えやすくなってしまうことから、肥満の原因の一つと考えられています。
食中毒予防
緑茶に含まれるカテキンには強い抗菌・殺菌作用があるため、食中毒を予防する効果が高く、食中毒の4割をしめると言われている腸炎ビブリオや、O-157に効くと言われています。
虫歯予防
虫歯予防のためにフッ素入りの歯磨き粉を使っている方も多いと思いますが、実は緑茶にもこのフッ素が入っており、毎日コップ一杯飲むだけで効果があると言われています。
感染症の予防
緑茶に含まれるカテキンの殺菌作用により、毎日緑茶でうがいをすると風邪予防に効果があると言われています。
また、緑茶を毎日飲む習慣のある静岡県のとある地域では、胃ガンの発症率が平均と比べて5分の1程度だったという報告もされており、胃ガンの原因の一つと言われているピロリ菌を防ぐ作用があると考えられています。
ダイエット効果
カロリー0の緑茶は、カロリーを抑えたいダイエット中に飲んでも安心の飲み物です。
また、カテキンには体脂肪を燃やす効果があることがわかっており、加えて血糖値の上昇を抑えることから、ダイエットに効果的だと考えられています。
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緑茶の美味しい淹れ方!
急須に茶葉を入れて、お湯を注ぐだけ。
緑茶の淹れ方はとても簡単です。
しかし、簡単がゆえに適当にやってしまうと、味に雑味が生じやすいもの。
そこでここでは、美味しい緑茶の淹れ方をご紹介します。
1.70~80度ほどに温めたお湯を、湯飲み茶わんに注ぎます。
2.急須に茶葉を入れ、湯飲み茶わんに注いだお湯を急須に注ぎます。
3.そのまま急須を揺らしたりせずに、蓋をして1分ほど待ちます。
4.茶葉が開いたら、湯飲み茶わんにお茶を注ぎましょう。緑茶は注ぎ始めは薄く、だんだんと濃くなります。そのため、複数分淹れる時は少量ずつを順に注ぎまわすようにしましょう。
5.また、急須にお茶が残らないように最後までしっかりと注ぐことで、次に淹れた時も美味しく頂くことができます。
緑茶ダイエットのやり方
緑茶ダイエットは、一日好きな時に緑茶を飲むだけの簡単なダイエット方法です。
ただし、緑茶にはカフェインが入っているため、飲みすぎはいけません。
ジュースや砂糖たっぷりのコーヒーなどをよく飲んでいる方は、飲み物を緑茶に変えるだけでも効果があると思われますが、よりダイエット効果を高めたいなら食事中に緑茶を飲むのがお勧めです。
緑茶に含まれるカテキンには、食べ物のカロリー摂取を抑えてくれる効果があります。
また、運動前に緑茶を飲むことで、運動時に脂肪の燃焼を高めてくれる効果もあるため、このようなタイミングで緑茶を摂るとよいでしょう。
緑茶は妊婦が飲んでも大丈夫なの?
妊婦がカフェインの摂取を抑える、というのはもはや常識的なことですよね。
従って、カフェインが含まれる緑茶は絶対に飲んではいけないと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、緑茶にはカフェイン以外にも胎児の成長によいと言われている成分が含まれているため、一日1~2杯程度であれば摂取しても構わないと言われています。
勿論、飲みすぎはよくありませんが、飲みたいのを我慢してそれがストレスになるくらいなら、上限を決めて飲んだ方がよいのではないでしょうか。
ただし、元々貧血気味という方や妊娠を機に貧血と言われた方は、緑茶に含まれるタンニンが鉄の吸収を阻害するため、飲まない方がよいでしょう。
それと、妊娠初期の場合も注意が必要です。
緑茶の飲みすぎには注意が必要!1日の摂取量は?
緑茶に含まれるカテキンの理想的な摂取量は、「一日1g程度」と言われています。(これには明確な指針はなく、あくまでも一般的にという意味です)
この1gのカテキンを緑茶に換算すると、10杯ほどになります。
つまり、計算上ではそれくらいは飲んでも構わないということになります。
お茶どころである静岡県の方は、一日10杯以上飲んでいる方も多いようですが、これまでこれといった健康被害の報告はされていないようです。
緑茶の効果・効能と美味しい淹れ方!妊婦は大丈夫?のまとめ
昔から日本人が飲んでいた緑茶には、実に様々な効能や効果があることがわかりました。
海外で「健康になる」と、人気になるのも頷けますよね。
最近の日本人はあまり緑茶を飲まないと言われますが、今一度、緑茶の持つ効能や効果を再確認して、毎日少しずつ摂取していきたいものです。