水素水の効能や効果と作り方！
水素と言うと、高校の科学の授業で習った元素記号の覚え方を思い出す方も多いのではないでしょうか。
「水兵リーベ僕の船、名前があるとシップスクラークか。」
元素番号の1～20までを覚える覚え方ですよね。ちなみに水素の元素記号はHです。
水素がOの酸素と結びつくとH2O（水素原子Hが2つと酸素原子Oが1つ）となり、これは水の化学式となります。
水素は他の原子に比べて軽く、また他の物質と安易に結合する性質を持っているのですが、実はこの性質にこそ水素水が今、人気となっている理由があるのです。
近年、体に良い物として新たなに注目される商品（主にサプリメントやドリンクなど）が増えすぎてきて、実際にどれがどのようないいのかよくわからなくなっていますが、しっかりとその効能や効果を知っておけば自身の体作りや健康増進のために非常に役立ってくれます。
そこで今回は、スポーツ選手やモデルの方から人気に火が付いたと言われている水素水について調べてみました。
目次
水素水って何？
水は、水素と酸素が結合してできる物です。ですが、水素水として販売されている物のように、通常私達が口にする水には水素は入っていません。
水素水の誕生には、過去に「奇跡の水」としてフランスのルルドの湧水やメキシコのトコラテの井戸水が話題になったことが関係しています。
これらの水は、科学的根拠がないながらも、飲むと病気が治癒すると言われており、実際にその水を飲んで病気を治した方もいらっしゃいます。
そこでその水の成分を詳しく調べてみたところ、活性水素が多く含まれていることがわかりました。
この活性水素が体内に取り込まれると活性酸素と結びついて、無害な水にしてしまうため、それから水素を多く含む水は体によいと言われるようになり、水素水が作られるようになりました。
なお、水素水は活性水素水とよく混同されますが、厳密に言うと水素水には水素ガスの水素分子が溶け出しており、活性水素水には水素原子が単一で溶け出しているので、区別されています。
水素水は、他の水とどう違うの？
水素水は、水素分子を多く含む水です。
これと同様に、今現在様々な水が売り出されていますが、水の区別というのは含まれる成分の違いと言えるでしょう。
例えば、ミネラルウォーターとはミネラルが多く含まれている水のことを言います。
これには、湧出する場所によって含まれるミネラルに違いがありますが、他の水に比べてミネラルの含有量が高いことが特徴です。
また、アルカリイオン水であれば、phが9～10でかなりアルカリ性に傾いた性質を持ちます。
ちなみに、水道水のphは5.8～8.6の弱酸性から弱アルカリ性です。
さらに、水素水の特徴として外せないのが「活性酸素」との関わりです。
ここ近年は健康ブームということもありテレビや雑誌で一度くらいは見掛けたことがある方が多いと思います。
酸素と名がつくので私達にとって害がないもののように聞こえますが、活性酸素とは酸化させる力の強いものをいい、老化や病気の原因の一つと言われています。
簡単に言うと、りんごを半分にカットして置いておくと、切り口が茶色に変色しますよね。
あれが酸化です。それと同等のことを体内で引き起こすのが活性酸素なのです。
活性酸素の中には、白血球の働きを助け細菌やウイルスを除去するものもいるのですが、悪い活性酸素が増えると肌のしわやたるみの原因となったり、ガンなどの病気を引き起こすこともあります。
そこで今、注目されているのが水素水なのです。水素水に含まれる水素（活性水素）にはこの活性酸素を除去する働きが非常に優れていると言われています。
活性酸素を除去する働きのある物としてビタミンCやポリフェノールなどのいわゆる抗酸化作用の高い成分は数多くありますが、その中でも活性水素ほど強力な除去力を誇る物はないと言われているのです。
水素水の効能や効果！
活性酸素を除去する効果がある水素水には、様々な効能があると言われています。
シワやシミの予防や修復、細胞の活性化や新陳代謝の向上によりダイエット効果、血管内や内蔵に脂肪が蓄積しづらくなることから高血圧や生活習慣病などの病気を防ぐ、細胞が破壊されガン化することを予防する、などです。さらに、スポーツ選手が水素水を愛用する理由として、疲労回復や壊れた筋肉の修復に効果があるからと言われています。
また、花粉アレルギーやアトピー性皮膚炎と言ったいわゆるアレルギー症状が、水素水を飲むことで軽減されたと感じる方もいるようです。
アレルギーの原因はアレルゲンですが、これには遺伝と環境が大きく関わっていると言われています。
アレルギーを引き起こしやすい体質である他に、紫外線・工場や自動車の煙に含まれる有害物質や、農作物の残留農薬などよって活性酸素が増えて発症するとも言われています。
以上これらのことを踏まえると、活性酸素がもたらす様々な弊害に水素水は効果や効能を発揮する期待ができる、というわけなのです。
水素水はいつ飲めばいいの？上手な飲み方は？
水素水を飲むのに、特に決められた時間というのは存在しません。それよりも一日1.5ℓを目安に、喉が渇いたと思う前に少しずつ飲むのがよいそうです。
尚、どうしても少しずつ飲むことができない場合は、以下のタイミングで飲むように心掛けてみましょう。
①朝、起きたら飲む。
これは、体が活動を始め活性酸素が発生する前に水素水を飲んでおくのがよいからです。
②運動前に飲む。
③ストレスを感じたら飲む。
④紫外線を浴びたら飲む。
⑤喫煙や飲酒をしたら飲む。
⑥空気の悪いところへ行ったら飲む。
⑦お風呂上がりに飲む。
※②～⑦は活性酸素が発生する状況なので、そのタイミングで飲むのが効果的でしょう。
⑧寝る前に飲む。
これは、睡眠時に細胞や筋肉の修復が行われるので、それをサポートする上で飲んだ方がよいと考えられます。
水素水の種類や選び方！
今現在、水素水は数多くの種類が売られています。中には紛い物と言える商品もあるため、購入する際は以下の点に気を付けて下さい。
①水素がしっかりと入っているか。
水素水、という見た目の表示に騙されず、きちんと水素（水素分子）が含まれているか確認しましょう。
②水素濃度（溶存濃度や溶存濃度持続時間）が明記されている物を選ぶ。
水素水にとって、水素がどれだけ溶けだしているか、その持続時間はどれくらいなのかという情報はとても大切です。これらが記載されていない場合は、ごく少量の水素しか入っていない可能性もありますので注意しましょう。
③容器はアルミパウチタイプがお勧め。
その理由は、水素の溶存率が他の容器に比べて高いからです。これとは逆に、ペットボトルや缶に入っている水素水は他に比べて水素の溶存率が低く、そのために価格が安い傾向にあります。安いからと言って安易に飛びつくと、肝心の水素が殆ど入っていないと言う事になり兼ねませんので気を付けて下さい。
④どこの水を使用しているか。
水素自体は無味無臭であり、多くのメーカーが使用している水素はどれもほぼ同じと言ってよいでしょう。このため、使われている水によって味に大きな差が生じます。水のph値によって飲みやすさが変わりますので、自分の好みを知っておくのは大事でしょう。
水素水の作り方を教えて！自分で作る時の注意点は？
自分で水素水を作る方法は2種類あります。
①マグネシウムスティックを用いる方法。
飲用水として使用するわけですから、純度の高い物を買うようにしましょう。また、使用していくにつれスティックは小さくなっていきます。あまりに短いと水素を発生しなくなるので注意しましょう。
②水素水サーバーを用いる方法。
専用のサーバーで水を電気分解することで水素を発生させることにより、マグネシウムスティックよりも純度の高い水素水を作ることができます。しかし、サーバー自体が高額ですし、購入後も定期的にカートリッジ交換などが必要となりますのでコストがかかることを前提として購入を検討しましょう。
自宅で水素水を作る場合の注意点は、できあがったら早めに飲んでしまうこと。水素はどんどんと空気中に放出されてしまい、コップに入れたまま放置するとすぐに水素がなくなってしまうので気を付けて下さい。
水素水のまとめ
水素水は、科学的な根拠が証明されているわけではありませんが、多くのスポーツ選手やモデル、芸能人などが愛用して飲んでいます。
年齢や老化を感じさせず、いつも若々しくいる方はたくさんの努力をしていると思いますが、体の本当のよい物を探す努力というのも人一倍しているのかも知れませんね。
最近、肌荒れがひどい・・疲れやすい・・体の調子が悪い・・などの症状が気になるようでしたら、水素水を試してみてはいかがでしょうか。
勿論、医薬品ではありませんので、効能や効果に絶対はありませんが、あなたのその不調は活性酸素の仕業かも知れませんよ。