亜鉛の効果や効能や摂取量や副作用の心配はないの?
亜鉛って体内に必要な成分?
亜鉛ってなに?
イマイチよく分からない「亜鉛」。
そこで亜鉛について調べてみました。
そこで驚きの亜鉛効果。
ぜひ、皆さんにも知っていて欲しい効果が・・・
目次
亜鉛って何?
亜鉛は、たんぱく質の合成、そして骨の発育に欠かせない必須ミネラル。
この亜鉛が不足すると・・・
- ホルモンバランスの乱れ
- 胎児の発育不全
- 肌荒れ
など、引き起こすといわれています。
そして女性に嬉しいデトックス効果を持つと言われています。
では、早速亜鉛効果を調べてみましょう。
亜鉛の効果・効能について
これから紹介する亜鉛効果、あなたはきっと驚くでしょう。
細胞の分裂効果
人の細胞は細胞の形成、そして代謝に深く関係しています。
体内では細胞分裂を行うことで、新しい細胞を作っているのですが、そこで欠かせないのが亜鉛。
人の細胞は核の中に遺伝情報を記したDNAを保持しています。
亜鉛は、DNAを複製してRNAを合成するポリメラーゼを含有しているのです。
亜鉛が不足してしまうと、遺伝情報が正しく複製されなくなります。
つまり亜鉛が細胞の正常な分裂を促しているのです。
ホルモン分泌の活性化
亜鉛にはホルモン分泌の活性効果があります。
体内ホルモンに、亜鉛は欠かせない存在なのです。
人のあらゆる細胞は甲状腺ホルモンを必要としています。
甲状腺ホルモンをキャッチするのが受容体。この受容体の形成に亜鉛が必要とされているのです。
他にも様々な効果を持つ亜鉛。
次に紹介する効果に「性腺分泌の活性効果」があります。
男性が注意すべき前立腺。
成人男性の体内に約2gの亜鉛が含まれています。
この亜鉛を最も必要としているのが、性腺や前立腺。
精巣は精子をつくる臓器であると同時に、男性ホルモンのひとつであるテストステロンの合成も行っています。
テストステロンは男性の性欲などをつかさどるホルモンとしても知られており、亜鉛が不足するとホルモンの働きが弱まるために、性欲が著しく減少したり、勃起不全を起こして性交渉不能に陥る原因になります。出典元:医療法人 愛星会 性腺分泌の活性化
亜鉛はこの悩みを解決できる!精力増強に効果がある!と言われています。
男性が、亜鉛不足になると性欲減退、勃起不全、精液の減少、精子数の減少、不妊、性器発育不全など挙げられるように、亜鉛は大事な成分だということが分かりますよね?
そして男性に限らず、女性も亜鉛不足になると、生理不順、不妊という問題が出てくると言われています。
こちらの記事もしっかり目を通しておきましょう。
亜鉛は女性ホルモンの生成にも深く関連していることがわかっています。女性の卵巣には亜鉛がたくさん含まれていて、黄体形成ホルモンや卵細胞刺激ホルモンのはたらきを強めています。亜鉛が不足すると女性ホルモンの分泌が抑えられるため、月経周期に乱れが生じ、生理不順となってしまうわけです。皮膚病の患者さんの中で、生理不順を伴っている女性がとても多いのには驚かされます。亜鉛を主体としたミネラル療法を行っていると、皮膚病よりも先に生理不順が治ることがよくあります。
出典元:医療法人 愛星会 性腺分泌の活性化
このように、亜鉛の摂取から、生理不順の改善、そして亜鉛不足から起こりうる不妊症改善効果が期待できるのです。
男性、そして女性問わず亜鉛は必要な成分になっていることが分かります。
これまでに紹介した亜鉛効果を一度おさらいしましょう。
- ホルモン分泌の活性化
- 細胞の分裂効果
- 性腺分泌の活性効果
そして、他にも紹介した効果があります。
胎児の発育
妊娠、その時亜鉛は今まで以上に必要になります。
それは、妊娠女性の子宮の中で、受精卵は細胞分裂を繰り返しているからです。
亜鉛効果の「細胞分裂効果」、このように妊娠女性にも関係していることが分かります。
胎児成長の際に、成長ホルモンが働きます。この時、亜鉛を摂取するよう心がけなければなりません。
最近の学会で、「低亜鉛母乳」の問題がクローズアップされているほど、母乳の中の、亜鉛不足が問題視されています。
赤ちゃんの発育にも関わる亜鉛、下痢や皮膚炎の原因は亜鉛不足と言われます。
厚生労働省の第六次改訂日本人の栄養所要量でも、妊婦と授乳婦は通常より3mg多く亜鉛を摂取すべきとされています。
亜鉛不足は、早産、流産、奇形、妊娠合併症の危険性があると言われています。
夜盲症予防、改善効果
さらに、眼病障害にも亜鉛が有効と言われています。
夜盲症・・・?明るいところから暗いところへ移動する際に、眼がその暗さに順応するまで少し時間がかかります。
この順応に時間がかかることを夜盲症といいます。
光を感じる網膜細胞中のビタミンA。
このビタミンAが不足することによって起こると言われます。
つまりビタミンAの摂取で回復することになります。
じゃ、亜鉛は関係ないのでは?確かに今までは夜盲症改善にはビタミンAと言われていました。
しかし近年、夜盲症に亜鉛も効果を発揮するということが明らかになったのです。
それは、亜鉛は網膜細胞の代謝を高める効果と同時に、もともと有効だと言われていたビタミンAの代謝を促進効果があるからです。
夜盲症の治療に必要なビタミンAと亜鉛と摂取することで得られる相乗効果に期待ということです。
さらに亜鉛は美白効果も持っているというから驚きです。
美白効果
皮膚を健康にキレイに保つためには古い皮膚から新しい皮膚へと入れ替わる機能が重要になります。
この皮膚再生機能にも亜鉛が関わっているのです。これもやはり、細胞分裂が大きく関わってきますね。
亜鉛を上手に摂取することで、細胞分裂が正常に行われます。
もちろん皮膚の細胞もしっかり再生機能が働き、古い細胞から新しいきれいな細胞へ再生を繰り返してくれるのです。
もう一度、今回紹介した亜鉛の効果をまとめておきましょう。
- ホルモン分泌の活性化
- 細胞の分裂効果
- 性腺分泌の活性効果
- 胎児の発育
- 夜盲症予防、改善効果
- 美白効果
凄く大事な大切な成分なのではないでしょうか?
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亜鉛ってどういう食べ物に多く含まれているの?
では、積極的に摂取したい亜鉛はどのように摂取したらいいのでしょう?
亜鉛含有量の多い順に紹介します。
- 牡蠣(生)
- 豚肉(レバー)
- 牛肉(肩)
- カニ缶
- 牛肉(肩ロース)
- 牛ひき肉
- 牛肉(ヒレ)
- 卵(卵黄)
- 牛肉(ミノ)
- 牛肉(もも)
こうしてみると、肉類から摂取するなら、少々手の出しにくい「牛肉」に含まれていますね。
亜鉛・サプリメントの選び方や基準
- 摂取量を調整するために小粒タイプ
- 亜鉛意外にミネラル・ビタミンが含有
ここに注目して亜鉛サプリを選びましょう。
亜鉛の摂り方や摂取量は?
厚生労働省『日本人の食事摂取基準2010年版』によると、亜鉛の推奨量は
- 成人男性で12mg/日
- 成人女性では9mg/日
とされています。
そして妊婦はこれに+2mg、授乳婦は+3mgの付加量があるとされています。
亜鉛の副作用について
亜鉛は比較的毒性が低いミネラルです。
食品やサプリメントから多く摂取したとしても、副作用が起こるリスクは高くないと言われています。
過剰摂取で、体内に亜鉛を多く摂取した場合でも、余分な亜鉛は便や尿から排出されます。
副作用に神経質になるよりも、亜鉛不足を心配する方がいいかもしれません。
亜鉛の効果・効能!摂取量や副作用の心配はないの?のまとめ
今回紹介した亜鉛、効果・効能いかがでしたか?
亜鉛は副作用の心配より、実際亜鉛不足が問題視されている成分であることに気付きましょう。
亜鉛は食事から摂取する際には、過剰摂取になることは基本的にありません。
必要摂取量を意識して、積極的に亜鉛を摂取することで健康的な体を手に入れましょう。