カカオニブの効果・効能や成分と摂取量や副作用!
次にくるスーパーフードとして今、大注目されているものをご存知ですか?
それは、カカオニブです!
カカオ、と名が付くことから何となく想像がつくかも知れませんが、カカオニブは美容やダイエットに関心の高い女性の間で流行の兆しを見せているスーパーフードです。
でも、カカオニブはまだ日本では知名度が低いため、どんな効能や効果があるかよく知らないという方も多いのではないかと思うので、今回はカカオニブについて調べてみました。
目次
カカオニブって何?栄養素や有効成分は?
カカオニブとは、カカオ豆を焙炒し砕いたものを言います。
カカオ豆と言えばチョコレートの原料として有名ですが、チョコレートはカカオニブを液状にし、そこに脂肪分や砂糖、ミルクなどを混ぜて作られています。
カカオニブは、チョコレートと同様の香りがするものの甘味は全くありません。
カカオニブには、ビタミンやミネラル、ポリフェノール、たんぱく質、食物繊維など豊富な栄養素が含まれており、特にカカオ特有の成分である〝テオブロマ〟は、その効能や効果の多さから「神々の食べ物」という意味をそのまま学名に付けたとされるほどです。
カカオニブの効果・効能について
最近になって、チョコレートが美容やダイエットによいということはが知られ、意識して摂取している方も多いと思いますが、そのチョコレートの原料となっているカカオニブには、一体どのような効能や効果が期待できるのでしょうか。
ダイエット効果
カカオに含まれるカカオポリフェノールには、脂肪の蓄積を抑える作用があることがわかっています。
アメリカの大学の研究によると、チョコレートを食べる頻度が高い人ほどBMI(脂肪指数)が低かったことから、チョコレートのように甘味のないカカオニブなら、さらにその効果が高まると考えられます。
美肌効果
カカオニブには多くのビタミンやミネラルが含まれることから、新陳代謝を活発にして肌の状態を健やかに保つ働きが期待できます。
また、カカオポリフェノールには紫外線によるダメージを防ぐ効果もあります。
抗酸化作用
カカオニブには、カカオポリフェノールを始めとして、抗酸化作用の高い成分がいくつも含まれています。
抗酸化作用は老化防止に役立つため、肌の調子を整えるのは勿論のこと、病気を予防する効果も期待できます。
歯の健康を守る
カテキンと言えば緑茶を思い出す方も多いと思いますが、カカオニブには緑茶の4倍ものカテキンが含まれています。
カテキンには抗菌作用があることから、口臭予防や虫歯、歯周病の予防効果など、歯の健康を守ってくれます。
便秘解消
カカオニブには、リグニンという不溶性の食物繊維が含まれていることから、腸内環境を整え、便秘の解消に効果があると言われています。
また、カカオニブに多く含まれるマグネシウムにも、便をやわらかくしてお通じを促進する効果があります。
カカオニブは、こんな人におススメです!
カカオニブに含まれるカカオポリフェノールの主成分である〝エピカテキン〟には、脳内物質のセロトニンの分泌を促す働きがあると言われています。
セロトニンは、別名「幸せホルモン」と呼ばれるもので、分泌されることにより幸福感や集中力を増す効果があると言われています。
疲れた時やイライラした時などに、チョコレートの匂いを嗅ぐと心が落ち着くという方がいらっしゃいますが、食べるとさらにその効果が期待できるというわけです。
また、セロトニンには睡眠のリズムを整える働きがあることから、不眠症などを予防・改善する効果もあります。
このようなことから、ストレスなどで夜よく眠れない方や、イライラや不安が強く気持ちが落ち込みやすい方などは
カカオニブを摂取して気持ちを落ち着かせてみましょう。
カカオニブの美味しい食べ方
カカオニブは、そのまま食べてもちょっと酸味の効いたダークチョコレートのような風味で美味しく頂けますが、お勧めはシリアルに混ぜて食べることです。
ポリフェノールたっぷりのカカオニブ入りシリアルを朝食に食べることで、日中の紫外線の影響を抑えることもできるので、是非朝食に取り入れてみましょう。
また、ヨーグルトのトッピングやクッキーなどのスイーツに混ぜて食べても美味しく頂くことができます。
ただし、カカオニブは加熱しすぎると成分が壊れてしまうことから、調理に使う時はあまり加熱や加工をしないように注意しましょう。
カカオニブの適切な1日の摂取量は?
カカオニブは、一回あたり5~6gの摂取がよいと言われています。
カカオニブには糖質は殆ど含まれていないものの、カロリーは28gで130㎉ほどあるため、食べ過ぎてしまえば当然それだけ摂取カロリーが増えてしまうことになります。
とは言え、一回分のカロリーは28㎉ほどなので、それほど気にすることはありません。
カカオニブの副作用やデメリットについて
カカオニブには、カフェインが含まれています。
そのため、妊娠中や授乳中の方は摂取を控えるのがよいでしょう。
また、夜に食べてしまうと、興奮して眠れないということがあるかも知れないので、できるだけ日中の活動時に食べるようにするのがよいでしょう。
さらに、売られているカカオニブの中には、食べやすくするために糖分が添加されているものもあります。
糖分が含まれても、栄養の摂取が変わることはありまえんが、ダイエット目的で摂取する時は特にこの糖分は余計になってしまうため、糖分が入っていないものを選ぶようにしましょう。
カカオニブの効果・効能と成分や美味しい食べ方!のまとめ
カカオの持つ健康・美容効果は、かなり前から注目されていましたが、カカオ豆そのままだと食べづらいですし、パウダーにしてしまうと飲むのがメインになってしまうなど、毎日上手に摂取することができないという方もいらっしゃったと思います。
しかし、カカオニブならトッピングとして気軽に摂ることができますし、面倒な時はそのままポリポリと食べることもできます。
ただし、いくら体によいからと言っても食べ過ぎてしまっては、返って毒になる恐れがあります。
これは、カカオニブだけに言えることではありませんが、くれぐれも食べ過ぎには注意するようにして下さい。