アサイーの栄養とダイエット効果!
近年、ポキやロミロミ、マラサダと言ったハワイアンフードが日本でも人気となっていますよね。
今現在最も認知度が高いハワイアンフードと言えば、やはりパンケーキでしょうか。
都内のみならず日本各地で専門店ができ、もはや当たり前に食べられるハワイの味となっていますが、そのパンケーキがブームになった後に、日本に上陸したハワイアンフードがアサイーボールです。
アサイーボールとは、アサイーという果実を使ったスイーツです。
モデルや芸能人がハワイを訪れた際必ず食べると紹介したことで、美容や健康に関心の高い女性を中心に人気となっています。
ところで、アサイーとは一体どのような果実なのでしょうか。
また、アサイーがモデルや芸能人に支持される理由とは何なのでしょうか。
そこで今回は、アサイーについて調べてみました。
目次
アサイーとは?
アサイーは、ブラジルアマゾンが原産のヤシ科の植物で、和名はワカバキャベツヤシ。
アサイーとはブラジルの公用語であるポルトガル語で果物全般を表す言葉であり、ヤシ科の植物を総じてアサイーパーム、果実をアサイーと呼びます。
見た目がブルーベリーに似ていることから、アサイーベリーと呼ばれたりもしますが、植物学的にはブルーベリーやその他のベリーと近しい品種とは言えません。
アサイーの栄養は?
アサイーは、「奇跡のフルーツ」と称されるほど多くの栄養素を含んだ食物ですが、その中でも圧倒的に知名度を上げる切っ掛けとなったのが、ポリフェノールの含有量です。
ポリフェノールと言えば、赤ワインやチョコレートに含まれ、抗酸化作用のある成分として近年大変注目されています。
そのポリフェノールが、アサイーには赤ワインの約30倍、チョコレートの約22倍も多く含まれていると言われています。
また、その他にも食物繊維はごぼうの約6倍、鉄分はプルーンの約10倍、カリウムがバナナの約3倍も多く含まれており、便秘や貧血になりやすい女性にとって「季節のフルーツ」と呼ぶに値する食材と言えるでしょう。
チョコレートポリフェノールの効果・効能!含有量はどれぐらいあるの?
アサイーの健康・美容効果は?
アサイ―は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを非常に多く含んでいます。
アントシアニンと言うと、眼精疲労や視力の回復に効果がある成分としてかなり認知されていますので、聞いたことがあるという方は多いかも知れません。
アントシアニンは、目の健康を維持するのに役立ちます。
血管を強くして血流を活性化させることで、ピント調節機能を元に戻してくれるのです。
また、アントシアニンは新陳代謝を促す効果があるので、肌や髪を綺麗に保ってくれます。
さらに抗酸化作用によって、老化が原因のシミやシワ、たるみなどを抑えてくれる効果も期待できます。
アサイーには、なぜダイエット効果があるの?
アサイーがダイエットに効くと思われる理由には、次の4つが考えられます。
①食物繊維が豊富である。
アサイーに含まれる食物繊維は、食物繊維の王様と言われるごぼうの何と約6倍。しかも、食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があり、ごぼう100g当たりに含まれる量が多いのは不溶性食物繊維です。日本の女性の便秘の原因の多くは、水溶性食物繊維が足りないことから起こると言われているのですが、アサイーは水溶性食物繊維を多く含んでいるため、便秘解消効果を得られやすいと言われています。
②代謝を上げて、痩せやすい体を作る。
アサイーの持つ抗酸化作用の最大の特徴は、痩せやすい体を作ることです。抗酸化作用そのものがダイエットに効くというよりは、体内環境を正常にすることでダイエットの効果を上げるのを手伝う、と言った方がよいでしょう。抗酸化作用とは、老化の原因である活性酸素を除去・抑制する働きであり、健康な体を維持するためには欠かすことのできないものです。また、体内に活性酸素が増えると老化だけではなく、代謝が下がり太りやすい体になってしまいます。それを防ぐのがアサイーに含まれる抗酸化作用です。
③コレステロールの吸収を抑える。
アサイーに含まれるフィトステロールと呼ばれる成分には、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。
④血糖値の上昇を抑える。
食物を摂取して太る原因の一つに、急激な血糖値の上昇があります。血糖値が上がるとインスリンという物質が分泌されるのですが、このインスリンが一気に分泌されると使い切れなかった分が脂肪となって蓄積されてしまうのです。これを防ぐには、食事の際血糖値を急激に上げずに緩やかに上げる必要があるのですが、アサイーに含まれる食物繊維には便秘解消の他に血糖値を下げる働きもあるため、余分な糖や脂肪の吸収を抑えることができるのです。
アサイーの効能!
アサイーの効能は、ダイエットだけではありません。
最近肌荒れが気になる、よく風邪を引きやすくなった、疲れやすい、ということはありませんか?
実はその原因は活性酸素によって免疫力が落ちているからかも知れません。
アサイーに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を抑制してくれるので、健康な体を保つために役立ちます。
また、アサイーには牛乳の約2倍のカルシウムが含まれており、骨粗しょう症などの病気や、カルシウム不足によるイライラなどを抑えてくれる効果もあります。
そして、鉄分がレバーの約2倍、プルーンの約10倍も含まれているため、貧血になりやすい女性の強い味方になってくれます。
有名な話として、サッカー日本代表経験のある横浜Fマリノスの中澤選手が、貧血解消のためアサイーを飲み始めたら改善されたと言ったことから日本でもアサイーが広く知られるようになったと言われています。
アサイーの効果的な食べ方やレシピを教えて!
アサイーと言ったら、やはりアサイーボールがお勧めです。
スムージーにしたアサイーに、グラノーラと好きな果物をトッピングすれば出来上がりの簡単レシピですので、どなたでも気軽に作ることができます。
果物は何でもよいそうなのですが、バナナ、ブルーベリー、いちごが特にお勧めです。
バナナは便秘の解消に役立つオリゴ糖が含まれていますし、ブルーベリーにはポリフェノールが、いちごにはビタミンがたっぷり入っていますから、アサイーと組み合わせることで最強のフードとなると思います!
アサイーのまとめ
今やアサイーはジュースやスムージとーして市販化され、気軽に摂ることができます。
毎日忙しくなかなか食事の中でアサイーを摂ることができないという方は、そのような商品を是非活用してみましょう。