コエンザイムQ10の効果や効能
「コエンザイムQ10」とは最近、耳にする言葉で親しみのある言葉ですが、摂取が必要だと思いますか?
このコエンザイムQ10は、もともと私たちのからだに存在する物質なのです。
そして、人のからだはこの、コエンザイムQ10をつくりだす仕組みがしっかり備わっているんです。
しかし!この体内のつくりだす働きも20歳前後、一気に減少。
そしてさらに、40代、過ぎるとさらに減少。
減少を自然のものと受け入れて諦めていいのでしょうか?
減少してもいいような物質と解釈していいのでしょうか?
では、コエンザイムQ10の効果、効能調べてみましょう。
目次
コエンザイムQ10って何?
そもそも、コエンザイムQ10ってなんでしょう?
コエンザイムQ10は、人の生きる活動を支えるエネルギー源である「ATP」という成分の生成に必要な補酵素です。
補酵素は、からだの中では、酵素の働きによって様々な物質が作られ分解されます。
その大事な働きを助ける物質です。
この大事な補酵素、コエンザイムQ10は体内で不足してしまうと、人の生きる活動を支えるエネルギー源であるATPが産生出来なくなります。すると、
- からだの機能低下
- 疲れを感じやすい
- 肌トラブル
このような症状が出始めます・・・。
つまり、コエンザイムQ10は年々、減少してしまうものと諦めるべきものではありません。
そして、コエンザイムQ10が体内でどれくらい作られ、どれくらい必要か?
コエンザイムQ10は、体内に約60兆個の細胞で構成されています。
そして心臓や肝臓、肺などの臓器、皮膚、脳とからだの様々な場所に存在します。
このように、盛んな活動を必要とする心臓や肝臓、腎臓に存在していることが分かります。
また、年々減っていくコエンザイムQ10、その理由は年齢によって必要量が増えていきます。
そこで生産量と消費量が間に合わなくなっているからです。
他にもコエンザイムQ10の減少には、食生活の乱れ、そして社会に出て待ち受けるストレス。
それでも、あなたはコエンザイムQ10の摂取の必要性はあまり感じられませんか?
コエンザイムQ10の効果・効能について
では、コエンザイムQ10が体にもたらす効果を調べます。
第一にコエンザイムQ10の主な働き、それは細胞内のミトコンドリアの分解です。
コエンザイムQ10のミトコンドリアの分解、そこから得られる効果は、
ATP生産増加による心筋の働きを改善
うっ血性心不全、狭心症、虚血性心不全、脳出血予防効果
過激な活性酸素が下人の酸化ストレスで生じる各種疫病への効果
動脈硬化、心筋梗塞、ストレス性胃潰瘍、パーキンソン病、自己免疫疾患、男性の不妊症、美肌効果
抗アルドステロン作用
動脈硬化、高血圧、アルドステロン分泌作用効果
ビタミンEとの相乗効果
初期のパーキンソン病患者での機能障害の進行を抑える効果
HMGCoA阻害薬との併用で起こるCoQ10減少の改善
HMGCoA阻害薬によって生じる倦怠感や無気力の緩和、CoQ10生合成はコレステロールと同一経路な為HMGCoA阻害薬でのメバロン酸減少によりCoQ10の量も減る
あなたの気になる症状、病状、必ずあると思います。
このような効果を持つコエンザイムQ10、やはり足りなくなりつつ量の摂取が必要になるのではないでしょうか?
コエンザイムQ10ってどういう食べ物に多く含まれているの?
少しでも、体外から自ら摂取しようという気持ちになってくれていたら幸いです。
ではどのようにコエンザイムQ10を摂取したらいいのでしょう?
コエンザイムQ10は、肉や魚、動物性食品。様々な食品に多く含まれます。
肉類から摂取は、牛肉(少し高いので手が出せない)、大丈夫です、コエンザイムQ10は豚肉、鶏肉にも含まれます。
そして青魚の摂取もおススメです。
イワシやサバ、サケやマス、マグロから摂取しましょう。
料理の油は、菜種油と大豆油に意識しましょう。
このままだと高タンパクで心配・・・
もちろん野菜からの摂取も必要です、野菜にはキャベツ、ブロッコリー、他にもほうれん草、カリフラワー、アボガドに多く含まれるコエンザイムQ10、積極的に摂取しましょう。
コエンザイムQ10・サプリメントの選び方や基準
サプリの摂取量は30~100mg、そして医薬品からの摂取量は30mgです。
サプリを選ぶ際は原材料をしっかり確認しましょう。
コエンザイムQ10の摂り方や摂取量は?
コエンザイムQ10の食品からの摂取目安量が少し他の食品と変わっています。
なんと、1日の摂取目安量は30~300mg。
え?ですよね?
こんなに大きく差があるのはどうしてでしょう?
最初に伝えたように、コエンザイムQ10は体内に存在するもの。
安全性の高い成分ということで、上限量が定めにくいそうです。
そしてもう一つ大事な理由は、摂取する人の年齢(年齢とともに減少していきますよね?)
そして健康状態、ストレス状態、胃腸の状態で必要摂取量が変わります。
このように何か不調があるときはコエンザイムQ10が欠かせない存在になっているのです。
摂取法は、調理の油は菜種油と大豆油で摂取量をアップ!
自分の年齢、健康状態を察し摂取量を考えるといいでしょう。
コエンザイムQ10の副作用について
軽度な副作用:胃の不調、食欲不振、吐き気、下痢
一般的に高用量でも副作用はめったにみられない(1日1200mgの摂取でも目立った副作用はない)
妊婦・授乳中の安全性に関しては不明なため、サプリメント摂取は避けるべきである。
コエンザイムQ10のまとめ
コエンザイムQ10の効果・効能、そして大切さが少しでも伝わっていたら幸いです。
食卓に、ほうれん草やカリフラワー、今日は豚肉、明日は青魚。
そんな少しの意識であなたの減少していくコエンザイムQ10はしっかり保たれていくでしょう。
私たちに必要なコエンザイムQ10を、補ってくれるイワシやサバ、サケやマス、マグロに感謝しながら、摂取しましょう。
参考文献
- 健康食品の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
- 漢方調剤研究 2004 Vol.12(5) 103-104
- Nikkei Drug Information 2005