えのきのカロリーや保存方法と栄養や効能・効果!
寒くなると食べたくなるのが鍋ですよね。
鍋に入れたい具材というのは、鍋によって、もしくは人それぞれにあると思いますが、えのきを入れる!という方は多いのではないでしょうか。
えのきは、平成24年の調査によるときのこの中で最も生産量が多く、一年中スーパーで流通しています。
癖のない味やコリコリとした食感は、大人だけではなく子どもにも人気が高く、そのため食卓にもよく登場するのではないかと思います。
しかし、頻繁に食べているとは言え、えのきの栄養や効能について詳しく知っている、という方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、私達にとって身近な食材であるえのきについて調べてみました。
えのきの栄養や効能・効果はもちろんのこと、賞味期限や保存方法、気になるカロリーをご紹介したいと思います。
目次
えのきの栄養成分とカロリー
ひょろひょろとして白い見た目のためか、えのきにはあまり栄養がないと思っている方も多いようですが、実はえのきは栄養豊富なきのこです。
えのきには、食物繊維を始めとして、ビタミンB1やB2、ナイアシン、パントテン酸、GABA、β-グルカンといった成分が豊富に含まれています。
さらに、キノコキトサン、エノキタケリノール酸といった特有の成分も含まれていることから、美容や健康、ダイエットによいとして注目されています。
また、えのきは低カロリー食品としても知られており、100gあたりで22㎉しかありません。
一般的にスーパーなどで売られているのは一袋に85gほど入っていますが、カロリーは19㎉ほどと言われています。
新鮮で美味しい「えのき」の選び方や見分け方と旬な時期
私達がスーパーなどで見掛けるえのきは、栽培種であり、天然のえのきとは見た目が大きく異なります。
天然のえのきは、全体的に茶色で軸が太くて短く、かさが大きめで、食べるとなめこのような粘りがあるので、栽培種と比べると全く違うきのこのようです。
また、天然のえのきの旬は冬ですが、栽培種は一年中出荷されています。
なお、栽培種のえのきを買う時は、綺麗な乳白色で白く透き通っているもの、かさが開いてなく、軸がピンと張っているものを選ぶようにしましょう。
軸の部分が茶色に変色していたり、袋に水滴が付いている、袋が膨張しているものは劣化が進んでいる証拠ですので避けるようにして下さい。
※ただし、最近は茶色のえのきが販売されていますので、上記の基準はあくまでも白いえのきを選ぶ時に参考にして下さい。
えのきの効能・効果
数多くの栄養が含まれているえのきには、どのような効能や効果があるのでしょうか。
ここでは、えのきの効能や効果をご紹介したいと思います。
便秘解消
えのきには食物繊維が多く含まれることから、腸内環境を整えて便秘を解消する効果が期待できると言われています。
ストレスの緩和
えのきには、脳がリラックスした時に出るα波を増加させる効果があるGABAが含まれています。
また、それ以外にストレスをやわらげる働きのある副腎ホルモンの材料となるパントテン酸も含まれていることから、ストレスの緩和に繋がると言われています。
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疲労回復効果
えのきには、糖質や脂質の代謝を活発にするビタミンB1とビタミンB2が含まれていることから、食べた物が素早くエネルギーへと変わるため、疲れがとれやすくなるなどの疲労回復効果が期待できると言われています。
ガン予防効果
えのきに含まれるβ-グルカン(食物繊維の一種)や、糖たんぱく質の一種であるEA6には、ガンを抑制する効果があるとして注目されています。
内臓脂肪を減らす
えのき特有の成分であるエノキタケリノール酸には、内臓脂肪を減らす作用があると言われています。
えのきの保存方法と賞味期限
えのきはスーパーなどで買ってきた袋のままでは、冷蔵庫に入れても2~3日程度しか持ちません。
もう少し長く保存したい時は、袋から取り出した後に新聞紙で包み、ポリ袋に入れて野菜室にて保管しましょう。
また、いしづきを切り落とした後にパラパラと手で解し、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存すると3~4週間程度保管することができます。
保存して一週間ほど経過したら、一度冷凍庫から取り出し袋ごとシャカシャカと振ってえのき同士がくっつかないようにしましょう。
なお、えのきを保存する場合はどのようなやり方であっても、水で洗ったりしないようにして下さい。
この他に、解したえのきを鍋に入れ、砂糖、みりん、醤油などで煮て、なめたけにしてから瓶で保存するという方法もあります。
この場合だと冷蔵庫で1ヶ月ほど保管が可能になります。
えのきの美味しい食べ方のポイントと注意点
一度の調理でえのきを全て使うのではなく、ちょっとだけ使いたい・・という時は、えのきを丸ごといしづきから落としてしまうのではなく、使う分だけをいしづきから切り離すようにするとよいでしょう。
この方が、残ったえのきの新鮮さを保ちながら保存することができます。
えのきを美味しく食べるおすすめレシピ
えのきは鍋やスープ、味噌汁に入れて食べるけど、それ以外の調理方法ってあまり知らないかも・・。
このような方に是非お知らせしたい、えのきをより美味しく食べることができるお勧めのレシピをご紹介したいと思います。
えのきとわかめの簡単和え物♪
フライパン(鍋)に水を入れ、そこに乾燥わかめを入れて沸騰させたら、いしづきから切り落としてばらばらにしたえのきを入れます。
わかめとえのきに火が通ったら火を止め、ザルなどで水気を切り、醤油、鶏ガラスープの素、しょうがチューブ、ゴマ油、マヨネーズを入れて混ぜたものに加え、全体をよく混ぜたら完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/3961239
作り置き、もやしとえのきのナムル
えのきとねぎをカットし、もやしとえのきを塩を入れて沸かした鍋に入れ、軽く火を通してザルにあけ水気をしっかりとったら、練り状中華スープの素、醤油、ごま油と合わせ、さらにねぎも入れて塩で味を調えたら完成です。
参考URL:http://cookpad.com/recipe/4153636
エノキの素焼き
いしづきを落としたえのきをさっと洗い、油をひかないフライパンに並べたら、カリカリになるまでこんがりと焼きます。最後に醤油を少量と一味唐辛子を振って完成です。
フライパンで焼く時は先の部分を広げて水分を飛ばすようにするとよいでしょう。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/283633
えのきの賞味期限と効能や美味しい食べ方!のまとめ
えのきは、一年中スーパーで買うことができますし、価格も安定しているため、「今月の家計簿ちょっとピンチなのよね・・」などと言う時に大活躍してくれます。
また、えのきには豊富な栄養とたくさんの効能・効果があるので、鍋やスープだけで食べるのはもったいないですよね。
今回ご紹介したえのきのレシピはほんの一部です。
まだまだえのきを使ったレシピは多数あります!
是非、安くて美味しくて栄養いっぱいのえのきを活用してみて下さいね。