葉酸の効果・効能!
葉酸を摂取することで、最も効果が期待できるのは、母体の妊娠中の不安軽減と言う大事な効果だと思います。
実際・・・?と感じる方も多いとは思います。
体調管理はしっかり出来ているから大丈夫!という方も妊娠中は想像以上に体内変化が起きています。
その現象が現れるのが、「つわり」だったり「貧血」。
そして、胎児の発育にも一役も二役もかっているのも葉酸。
目次
葉酸の役割って何?
お腹の赤ちゃんは、命を宿してから、この世に出てくるまでの間にたくさんの力が必要で、一生懸命生きようとしています。
「安定期」という言葉があるように、妊娠発覚から一定の期間は妊娠を公にしない人が増えているように、命が宿って3・4ヵ月の期間は、赤ちゃんが成長するのに大事な期間で、その生きようとするお腹を守っているお母さんの体も敏感になりますよね?
この3・4ヵ月の間、お腹の赤ちゃんになんらかの障害を持つことになるきっかけが生まれる時期だとも言えます。
神経管欠損症(NTD)、先天性奇形、もちろん愛する、生まれてくる赤ちゃんに、我が子には何不自由ない体で生まれてきて欲しい・・・。
母親の一番の願いかもしれません。
葉酸、一番摂取量が必要で、必ず摂取が必要とされる時期がこの時期です。
このような結果が出ていることから、葉酸は母体、そして胎児に健康な発育をさせる役割を持っていると認識しましょう。
葉酸の効果はどういうのがあるの?
葉酸は、胎児の健康な発育だけではなく、他にも様々な効果を発揮します。
研究結果もでていますので、しっかり取り入れたい成分です。
まずは、心臓病の予防。
妊娠中、病気は絶対に避けたいものです。
風邪ひとつこじらせるだけで不安の気持ちでいっぱいになると思います。
今までの様に安易に薬を口に出来ない、したくない!と体が反応すると思います。
そこで、葉酸の予防効果は発揮します。
心臓病は、体内の血中濃度があがることが原因なのですが、葉酸には血中濃度を下げる役割もあります。
そして貧血予防、赤血球を作りだすビタミンを多く含んでいるのは葉酸です。
女性なら一度は頭をよぎる子宮がん予防にもなるという結果も出ているのです。
葉酸にはどんな効果があるのか?
胎児の先天性異常などを予防する効果
人間は常に細胞分裂を行っていますが、葉酸には正常な細胞分裂を行う重要な役割を担っているそうで、胎児の先天性異常の一種とされる無脳症や口蓋裂、先天性心疾患、二分脊椎などの予防にも効果があります。
また、最近の研究結果では、妊娠の初期から葉酸を十分に摂取すると胎児が神経管閉鎖障害になる発症リスクをかなり減少させれるという優れた効果があることが実証されています。
認知症や聴力障害を予防する効果
葉酸には脳の機能や血流を正常にしてくれる働きがあり、その結果、認知症や聴力障害の予防効果があります。
動脈硬化を予防する効果
アミノ酸の一種であるホモシステインは動脈硬化を引き起こす物質ですが、その量が体内に増え過ぎると血栓症が起こりやすくなるといわれています。
しかし、そんな動脈硬化を引き起こす物質のホモシステインというアミノ酸を、葉酸は無害な物質に変える働きがあり、動脈硬化を予防してくれることでも話題になっています。
貧血を予防する効果
葉酸は元々ビタミンBの一種である栄養素ですが、ビタミンB12と一緒に摂取すると、赤血球の生成が活発になり、貧血や立ちくらみを予防してくれる効果があります。
皮膚や粘膜の機能を高める効果
細胞分裂に重要な役割を担っている葉酸が不足すると、体の皮膚や粘膜自体の機能も低下してしまいます。
このように、私たちの体に必要な栄養素である葉酸を手軽に取れる葉酸には、たくさんの優れた効果があることが分かりました。
葉酸が不妊や貧血などに悩む女性が摂取したほうが良い理由
葉酸を取り入れることで、不妊症にも役立つか?と聞かれると断言は出来ないのが事実でしょう。
もちろん、妊娠中の貧血は危険です。
そのため入院を勧められる方もいます。
妊娠中の貧血を予防することで葉酸は特に勧められていますが、不妊症改善と言われると多少答えは変わります。
しかし、赤ちゃんは授かりもの。
赤ちゃんを健康な環境で育てたいという気持ちで体内に葉酸を摂取することは、とても望ましいことです。
もちろん、不妊治療にかかっている方もいるでしょう。
たくさんの検査で心折れたり、望んでいない結果を聞いたとしても、体内では準備が出来ているという自分の自信にも繋がります。
葉酸は、授乳が終わるまでは続けるべき
葉酸は出産後も実は必要になります。
授乳する場合は、お母さんお体調が大きな問題になります。健康的な母乳がしっかりと出るように、葉酸を摂取して健康な状態を維持し続けなければなりません。
また、葉酸には、成長を促す作用もあるとされており、赤ちゃんの成長を願って、積極的に摂取している女性も数多くいます。
授乳が終わるまで摂取し続けるとなると、妊婦時代を含めてかなりの期間になると思います。妊娠前から飲む方もいますし、その期間は2年間以上になる方もいるのです。
最初から長期間続けると想定して、少しでもお得なものを選んで利用しましょう。また、サプリメントだけではなく、食事から葉酸を摂取するように計画しておくのもおすすめです。
野菜の摂取量が多い方は、普段から葉酸の摂取量も多いので、サプリメントで摂取する必要はないかもしれません。とは言っても、手軽に葉酸を摂取できるサプリメントは、やはり魅力的ですね。
葉酸を多く含む食べ物
葉酸は、ほうれん草,ブロッコリー,レタス,キャベツ,豆類(枝豆,空豆,インゲン豆など),レバーなどの食品に多く含まれています。とくに濃緑色野菜や葉物野菜に多く含まれています。
葉酸はビタミンB6,B12,ビタミンCとの相互作用で働きます。葉酸だけを摂っても他のビタミンが無いと充分な効果が発揮できません。
またB6,B12,ビタミンC以外のビタミンやミネラルも間接的に関係してくるので、葉酸を単独で摂るという考え方ではなくバランス良くいろいろなビタミン,ミネラルを摂っていくことがとても大切です。
特に気をつけたいのがB12不足。B12は貝やレバー,マグロ,のりなど動物性の食品に多く含まれるビタミンです。野菜にはほとんど含まれていません。
葉酸サプリメントとの飲み合わせに注意が必要なもの
葉酸と一緒に服用することで、相乗効果によりより高い効果を期待できるものとは逆に、飲み合わせが良くなく、注意した方が良いものもあります。
葉酸自体は、緑黄色野菜に由来するものですので、基本的には、用量や用法などをきちんと守ってさえいれば、副作用などの心配も、比較的少ないと言われています。
しかし、薬によっては、葉酸と共に服用することによって悪い結果をもたらしてしまうものもあります。
たとえば、抗てんかん薬である「フェニトイン」は、葉酸と共に摂取することで、けいれんを予防する効果が低下してしまいます。
また、抗炎症薬や抗生物質と一緒に服用することで、せっかくの葉酸の効果が低下してしまいます。
妊娠中は薬を服用することはあまりないことかもしれませんが、妊活中・妊娠中・授乳中に、お薬を服用する際には、主治医に相談した上で、指示に従うようにすると良いでしょう。
葉酸の効果!特に妊娠中の女性に知ってほしい事のまとめ
今回、葉酸効果についてまとめましたが、いかがでしたか?
効果・効用・役割の観点から調べましたが、ぜひ体内に摂取したい成分だと感じました。
みなさんも葉酸生活、始めませんか?
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