カリフラワーの栄養とおすすめのレシピや賞味期限!
緑と白という色の違いはあるものの、見た目はほぼ変わらないブロッコリーとカリフラワーですが、圧倒的な知名度を誇るのはブロッコリーの方ではないでしょうか。
ブロッコリーは子どもが苦手な野菜として名前が上がることも多いですが、一方のカリフラワーは選択肢にすら含まれていないことも少なくありません。
また、ブロッコリーを食べて苦手と感じた人が、見た目がよく似ているカリフラワーも味や食感が似ているだろうと想像し、敬遠している場合もあるかも知れません。
しかし、カリフラワーはブロッコリーに比べてつぼみが硬く引き締まっているので、食感に違いがあります。
そのため、ブロッコリーが苦手でもカリフラワーは食べられる・・という場合もあり得るのです。
そこで今回は、カリフラワーの知名度を上げるべく、カリフラワーを特集することにしました。
カリフラワーの栄養や効能・効果を始めとして、賞味期限や保存方法などをご紹介していますので、これまでブロッコリーが苦手だからカリフラワーも避けていたという方に、その違いを確かめて頂ける機会が作れたらと思います。
目次
カリフラワーの栄養成分とカロリー
カリフラワーは、ブロッコリーを品種改良してできたものです。
そして、ブロッコリーは同じアブラナ科のキャベツの突然変異でできたと言われています。
つまり、ブロッコリーもカリフラワーも、元を正せばキャベツというわけで、とても近しい親戚関係にあると言えます。
そのため、含まれている栄養もブロッコリーとカリフラワーはよく似ています。
ここでは、カリフラワーに含まれる栄養成分をご紹介します。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・ビタミンC
・ビタミンK
・カリウム
・カルシウム
・鉄分
・葉酸
・食物繊維
など
ブロッコリーは緑黄色野菜のため、β-カロテンが多く含まれていますが、カリフラワーは淡色野菜のためそれほど多く含まれていません。
「それなら、やっぱりブロッコリーを食べた方がよいのでは?」と思うかも知れませんが、ブロッコリーに含まれるビタミンCは水に溶けやすいのに対し、カリフラワーに含まれているビタミンCは水に溶けにくいという特徴があります。
つまり、より多くのビタミンCを効率よく摂取したいという時は、カリフラワーを摂取する方がよいと言えます。
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新鮮で美味しい「カリフラワー」の選び方や見分け方と旬な時期
カリフラワーは産地を変えることで比較的長く栽培され、スーパーでは真夏を除いた時期にはほぼ通年出回っている野菜です。
しかし、本来の旬は11~3月までの寒い時期になり、この時期のカリフラワーは甘味が増して一層美味しくなります。
新鮮なカリフラワーが欲しい時は、手にとってみてずっしりと重いものを選ぶようにしましょう。
また、実が硬く引き締まっていて、白いものの方が美味しいと言われています。
茎の部分に空洞があったり、外側についている葉が内に丸まっているものは、収穫から日数が経過して劣化しているため、買わないようにしましょう。
カリフラワーの効能・効果
数多くの栄養成分が含まれ、それらを効率よく摂取することがわかったカリフラワーですが、それでは具体的にどのような効能や効果が期待できるのでしょうか。
便秘解消
カリフラワーには食物繊維が含まれているため、腸の調子を整えて便秘を解消する効果があると言われています。
美肌・美白効果
ビタミンCは、肌の潤いのもととなるコラーゲンの生成を助けたり、シミやそばかすの原因となるチロシナーゼの働きを阻害してシミやそばかすができにくくする働きがあると言われていることから、美肌や美白効果が期待できると言われています。
免疫力を上げる
ビタミンCには、体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃する白血球の働きを助けるだけではなく、ビタミンC自らもウイルスや細菌を攻撃する働きがあると言われていることから、免疫力を上げて風邪などの感染症にかかりにくくする効果があると言われています。
ダイエット効果
カリフラワーに含まれるビタミンB群には、脂質や糖質、たんぱく質の代謝を促進する働きがあるため、摂取した食べ物を脂肪として蓄積しにくくし、ダイエットに役立つと言われています。
むくみ解消
カリフラワーに含まれるカリウムには、体内の余分のナトリウム(塩分)や水分を排出する働きがあることから、むくみの解消に効果があると言われています。
カリフラワーの保存方法と賞味期限
カリフラワーは日持ちしない野菜のため、できれば買ってきたその日に食べるのが望ましいと言えます。
やむを得ず保存する場合は、ラップにぴっちりと包んで冷蔵庫に入れ、立てて保存しましょう。
しかし、この場合でも賞味期限は2日程度となっています。
それ以上保存したい時は、冷凍保存がよいでしょう。
小分けにしたカリフラワーを茹で、冷めたら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
その際には、水気をしっかりと切り、急速バッドに並べて冷凍した後に保存用袋に入れるようにしましょう。
カリフラワーの美味しい食べ方のポイントと注意点
カリフラワーを茹でる場合は、つぼみを下にして(茎を上にして)鍋に入れて茹でるのがよいでしょう。
これとは逆に、ブロッコリーを茹でる場合はつぼみを上にして(茎を下にして)茹でるのがよいと言われています。
また、鍋を用意するのが面倒という時や、少量のカリフラワーを茹でたい場合は、電子レンジがお勧めです。
耐熱容器にカリフラワーを入れ、数分加熱するだけで簡単に火が通ります。
カリフラワーを美味しく食べるおすすめレシピ
カリフラワーを食べ慣れていない方にとっては、どのような調理がよいのか悩んでしまうところですよね。
そこでここでは、カリフラワーを美味しく食べることができるレシピをご紹介したいと思います。
カリフラワーのマリネ★オリーブオイル輝く
塩を入れたお湯で小分けにしたカリフラワーを茹で、水分を切ったら、にんにく、オリーブオイル、レモン汁、醤油、砂糖、ブラックペッパーを混ぜた調味液に熱いうちに入れて混ぜて完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/2154926
免疫力アップ♪カリフラワーのポタージュ
カリフラワー、じゃがいも、玉ねぎと水、野菜だし(コンソメ可)を鍋に入れ、野菜に火が通るまで煮たら、火を止めて粗熱をとり、ミキサーに牛乳と一緒に入れてスイッチを入れて滑らかになるまで撹拌し、カップによそったら粉チーズと黒コショウをかけて完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/3659752
カレー味のカリフラワー スナック感覚
フライパンに小分けにしたカリフラワー、オリーブオイル、カレー粉、塩を入れ中火で5分ほど炒めて、カレー粉が全体に絡まったら完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/3551533
カリフラワーのカロリーや保存方法!効能・効果は?のまとめ
いかがでしょうか?
ブロッコリーに似ている・・という薄い印象しかなかったカリフラワーのイメージを変えることができたでしょうか。
以外にも、洋風だけではなく和風にも合うカリフラワー。
是非、毎日の食卓の彩りに加えてみて下さいね。