グレープシードオイルの効果や効能と使い方やレシピ
ハリウッド女優が、スキンケアに使用していることを公表してからというもの、ぐんぐんとその知名度を上げているのが「グレープシードオイル」です。
これまでも、オイルを使った美容法や洗顔法が次々と話題になり、実際に使用したことがある方も多いと思いますが、グレープシードオイルの凄いところは、スキンケアだけではなくヘアケアもボディケアもこれ1つでできるところ!
さらには、まつ毛を長く綺麗にするためにも使用できると言われています。
また、グレープシードオイルはケアに使用するだけではなく、食用油としてもとても万能で、最近は「体によいオイル」の代名詞的な存在とも言えるオリーブオイルと肩を並べるほど利用されることも多くなっています。
そこで今回は、グレープシードオイルをご紹介したいと思います。
グレープシードオイルの効果や使い方、おすすめのレシピなど、これからグレープシードオイルを使ってみたいと思っている方が知りたい情報をお届けします。
目次
グレープシードオイルって何?有効成分は?
グレープシードオイルとは、ぶどうの種子からできる油のことを言います。
また、グレープシードオイルを100ml作るには100kgのぶどうが必要なのですが、白ワインの製造で残ったぶどうの種を利用して作られることから、その他のキャリアオイルと比べると比較的安く買うことができます。
グレープシードオイルは、主にワインの産地であるチリやフランスなどで多く生産されています。
グレープシードオイルの主成分は、リノール酸(6~7割)とオレイン酸(2割弱)で、ビタミンEを豊富に含むことから酸化防止剤が添加されていません。
また、グレープシードオイルにはワインと同様にポリフェノールが含まれています。
グレープシードオイルのカロリーや摂り方や摂取量は?
グレープシードオイルのカロリーは、大さじ1(約15g)で130㎉ほどと言われています。
これは、ヘルシーな油として人気のオリーブオイルと変わりがありませんし、一般的な食用油に関してもほぼ同じくらいのカロリーであることから、グレープシードオイルだけ特別にカロリーが高い、もしくは低いというわけではなさそうです。
また、高温になっても焦げにくいのが特徴で、天ぷらやフライ用の油として使うと油切れやよく、さらっと仕上がります。
無味無臭で癖がないため、そのままドレッシングとしても使用できる他、べとつかないため炒め物などにしても素材の味を生かすことができます。
さらに、コレステロールが0なので、健康診断などで中性脂肪の値が気になる方にもおすすめの油となっています。
ただし、たくさん摂るとカロリーオーバーになることから、厚生労働省が一日の摂取量の目安として発表している58g程度までと決めておくのがよいでしょう。
グレープシードオイルの効能・効果について
グレープシードオイルには、オリーブオイルの約2倍のビタミンEとポリフェノールが含まれています。
ビタミンEは、脂溶性ビタミンの代表とも言える存在で、皮膚や細胞膜に留まり活性酸素の攻撃から守る働きがあることから、いわゆる「抗酸化作用」と言われる効果が高く「若返りのビタミン」とも称されます。
さらに、ポリフェノールにも強い抗酸化作用があることから、老化防止=アンチエイジングの効果がとても高くなっています。
また、口から摂取するだけではなく肌や髪などに直接塗ってもシワやシミ、髪のダメージを補修・改善する働きがあるので、マッサージオイルとして採用しているエステサロンもあるようです。
グレープシードオイルのクレンジングの仕方
オイルをクレンジングに使用している方は多いですが、べとつきや匂いが気になるという意見も多く聞かれます。
グレープシードオイルは、無味無臭な上にテクスチャが油とは思えないほどさらっとしているため、これまでオイルクレンジングで失敗したという方にもおすすめです。
そこでここでは、グレープシードオイルのクレンジング方法についてご紹介したいと思います。
①大さじ1程度のグレープシードオイルを手の平にとったら、優しく顔に馴染ませます。この時、グレープシードオイルに一滴程度好みのアロマオイルを垂らすとリラックス効果も得られてよいでしょう。特におすすめなのがローズマリーです。元々酸化しにくいと言われているグレープシードオイルですが、さらに酸化しにくく作用があります。
②グレープシードオイルがメイクと馴染んだところで、ティッシュで拭き取ります。拭き取る場合は絶対にこすらないようにして下さい。
③蒸しタオルを作り、顔に載せてメイクをさらにとります。
④ぬるま湯で洗い流して終了です。
グレープシードオイルの効果的な使い方や食べ方は?
グレープシードオイルは250度まで加熱しても油が焦げません。
そのため、天ぷらやフライなどの揚げ物調理にとても適しています。
油が高温になるので、短時間で揚げることができます。
また、揚げ物自体もさらっとしていて油切れがよく、ベタベタしません。
油の中には熱によって酸化しやすく、過酸化脂質を発生させるものもあります。
過酸化脂質は活性酸素を発生させ、老化や生活習慣病、ガンなどの原因となることから、揚げ物をする時にはグレープシードオイルを使うのがおすすめと言えるでしょう。
グレープシードオイルを使ったレシピを教えて!
グレープシードオイルは、油自体に味や香りがないため、どのような料理にも幅広く使うことができますが、中でも特におすすめなのが卵を使った料理です。
オイルが卵の味を損なわないことは勿論なのですが、ふわふわに仕上がるため、お菓子作りなどにもよく活用されています。
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グレープシードオイルの副作用について
グレープシードオイルは、ぶどうの種子を圧搾して作っていることから、使用したことによる副作用というのは報告されていませんが、過剰摂取することで下痢や腹痛などの症状が出ることはあるようです。
また、
グレープシードオイル(ブドウ種子油)の注意点
これはグレープシードオイルに限ったことではありませんが、油はカロリーが高い食品であるため、いくら体によい成分が多く含まれているからといって多く摂るとカロリーオーバーになってしまうので注意しましょう。
また、グレープシードオイルの約6~7割を占めるリノール酸は、人が体内で合成することができないことから必須脂肪酸として必ず摂取する必要がある一方で、現代人は外食やスナック菓子などからこの必須脂肪酸を摂取しすぎている傾向にあると言われています。
そのため、健康のために意識してリノール酸を摂る必要はないと考えられていることから、リノール酸を摂取する目的でグレープシードオイルを積極的に摂るのはやめた方がよいでしょう。
グレープシードオイルのまとめ
オリーブオイルに変わるキャリアオイルとして、今注目を集めているグレープシードオイル。
スキンケアに調理にと幅広く使えるオイルですので、是非この機会に一度使ってみてはいかがでしょうか。