レンコンのカロリーや保存方法と栄養やおすすめのレシピと賞味期限!
レンコンは、日本や中国などごく限られた地域のみが食用としていることもあり、世界的にはあまり知られていない食材です。
また、日本においてもレンコンはおせちや、熊本のからしレンコンのような特産品として頂くことが多く、普段は食べないという方も多いのではないかと思います。
レンコンが広く普及しない理由には、調理に手間がかかるというイメージが強いこと。
レンコンを使った料理として思い浮かぶはさみ揚げなんかも、確かに手間が掛かって作るのはちょっと面倒臭そうですよね・・。
しかし、レンコンは実は使い方によって多種多様な料理で頂くことができるもの。
和食にしか合わない・・という固定概念を覆してくれる食材です。
そこで今回は、レンコンの栄養や効能・効果、カロリー、賞味期限、保存方法などをまとめて調べてみました!
目次
レンコンの栄養成分とカロリー
レンコンの主成分はデンプンですが、その他にビタミンCや食物繊維、タンニンやムチン、カリウム、鉄、亜鉛など、数多くの栄養が豊富に含まれています。
通常、ビタミンCは加熱により失われることが多いのですが、レンコンの場合はデンプンがビタミンCを守ってくれるため、火を入れても多くのビタミンCが残っているのが特徴と言えます。
なお、レンコンのカロリーは100gあたり66㎉となっており、野菜の中では糖質を多く含むこともあり、やや高いという印象です。
そのため、美味しいからといって食べ過ぎてしまうと、摂取カロリーが多くなってしまうので注意した方がよいでしょう。
新鮮で美味しい「レンコン」の選び方や見分け方と旬な時期
レンコンは蓮の地下茎が肥大したもの。
原産はインドと言われていますが、日本には5世紀ころに伝わり、一年を通じて出荷されていますが、特に流通量が増えるのがお正月になります。
これは、おせち料理など使用頻度が高くなるから、というわけではなく、レンコンの旬は11~1月の寒い時期だからです。
一説には、お正月の時期にレンコンが旬を迎えるために、おせち料理に使われるようになったとも言われています。
つまり、あくまでもレンコンの旬が先だったわけですね。
また、おせち料理にレンコンが使われるのは、レンコン特有の“穴”にあると言われています。
この穴は泥の中で生育する時に空気を通りやすくするためにできたと言われていますが、「見通しが良い」「先が見える」ということで縁起物としておせち料理に使用されるようになったとか。
旬のレンコンは、それ以外の季節のものより粘りや旨味が増し、格別に美味しいと言われています。
美味しいレンコンは、形が丸く、持ってみたらずしっと重いと言われています。
選ぶ時はこのようなポイントに注意してみましょう。
なお、レンコンは元々茶色が正しい色です。
白すぎるものは漂白されているため、できれば自然に近いものを選ぶのがよいでしょう。
レンコンの効能・効果
栄養豊富なレンコンは、食べることでどのような効能や効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、レンコンの効能や効果をご紹介したいと思います。
便秘解消
レンコンには腸内環境を整える働きのある食物繊維が含まれていますが、それだけではなく水溶性食物繊維の一種であるムチンも多く含まれています。
ムチンには便に膜を作ることで腸内の移動をスムーズにさせたり、腸の粘膜の調子を整えることで善玉菌の多い腸内環境を作るなどの作用があることから、総じて便秘解消効果をアップしてくれます。
むくみ改善
レンコンには、体内の余分なナトリウムや水分を排出する働きに優れたカリウムが多く含まれています。
また、ムチンには腎臓や肝臓といった老廃物の排出や解毒を行う臓器の働きを活性化する効果もあることから、むくみの改善に繋がります。
美肌効果
レンコンには、肌の潤いを保つ働きのあるコラーゲンの生成に関わるビタミンCを始めとして、水分保持作用のあるムチンや、抗酸化作用の高いタンニンなどが含まれていることから、美肌効果が期待できると言われています。
免疫力アップ
ビタミンCやタンニンは抗酸化作用が高いため、活性酸素によって細胞が酸化されるのを防ぐ効果があると言われています。
また、ムチンには肌の粘膜を強化する働きがあることから、ウイルスや細菌の侵入を防ぎ、感染症の予防に役立つと言われています。
アレルギー予防
ムチンの粘膜保護作用によりアレルギーのもととなるアレルゲンの侵入を防ぐことや、タンニンにアレルゲンに反応するIgE抗体を抑制する働きがあることから、アレルギーの緩和や予防にも効果が期待できると言われています。
レンコンの保存方法と賞味期限
レンコンは水に浸かった状態で栽培されているため、空気に触れると劣化が進んでしまいます。
土つきのものを買った時は、土を落とさずそのまま湿らせた新聞紙に包んで冷蔵庫で保存するようにします。
また、カットされたレンコンはぴったりとラップをして冷蔵庫に入れて保存するようにして下さい。
さらに、タッパーなどに水と一緒に入れて冷蔵庫で保存すると、1~2週間ほど日持ちします。
ただし、水をこまめに取り替えるようにして下さい。
なお、この方法では水にビタミンCが溶け出してしまうため、できるだけ早く使うようにしましょう。
レンコンの美味しい食べ方のポイントと注意点
レンコンは切り口が空気に触れると、そこからどんどんと酸化して黒ずんでしまいます。
見た目が悪くなるだけではなく、栄養価も下がってしまうため、皮を剥いたら水に浸けるようにしましょう。
カットした時は酢に浸すことで、変色を防ぐことができます。
ただし、長く浸け過ぎてしまうと栄養分が溶け出してしまうため、使う直前に行うようにしましょう。
レンコンを美味しく食べるおすすめレシピ
レンコンはおせちや煮物だけではありません。
今回は、レンコンをより美味しく食べることができる、お勧めのレシピをご紹介したいと思います。
レンコンの甘酢漬け♪
厚さ3㎜程度にスライスしたレンコンを酢水に浸け、お湯を沸かした鍋に入れてさっと湯通しした後、酢、水、砂糖、塩、赤唐辛子を鍋に入れて煮立てたところにレンコンを入れ、再度煮立ったら火を止めて冷まして完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/4138535
れんこんと茄子の甘酢炒め
カットしたれんこんをナスを袋に入れ、片栗粉をまんべんなくまぶしたら、フライパンに油をひいて炒めます。
そこに、酢、砂糖、みりん、醤油を加えて絡めたら、ごまを振って完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/4120900
レンコンと豚肉のマヨ炒め
カットして酢水に浸けたれんこんと、一口大の豚肉をごま油で炒め、塩コショウ、マヨネーズ、醤油を入れて混ぜ合わせて完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/4154193
レンコンの効能・効果と美味しい食べ方や栄養!のまとめ
レンコンは和食だけではなく、洋風の味にもバッチリと合います。
ワインのおつまみや夕食のメニューに取り入れて、美味しくて栄養満点なレンコンをもっと積極的に食べましょう!