春菊のカロリーや保存方法と栄養や効能・効果!
独特の香りや味のため、好き嫌いが分かれる春菊。
好きな方は、鍋には必ず入っていないと物足りない!と思うようですし、逆に苦手な方は春菊が入っていると、全部が春菊の味がするから嫌だと思うようです。
でも、春菊は女性なら是非とも摂取したい野菜の一つ。
それは、春菊に含まれている栄養や、効能・効果に関係しています。
そこで今回は、春菊について調べてみました。
春菊の効能や効果はもちろんのこと、春菊の賞味期限、保存方法などもご紹介したいと思います。
目次
春菊の栄養成分とカロリー
春菊の原産地は、トルコやギリシャなどの地中海沿岸地域。
しかし、ヨーロッパでは春菊は主に観賞用として栽培されており、野菜として食べているのは日本や中国などの東アジアの地域のみと言われていました。
ところが、最近は春菊の健康効果に注目が集まり、ヨーロッパを始めとした一部の地域では食用として取り入れられ始めているとか。
その理由には、春菊に含まれる豊富な栄養成分にあります。
春菊は、野菜の中でもトップクラスを誇るβ-カロテンの含有量となっています。
それだけではなく、カルシウムは牛乳を凌ぐ含有量で、ビタミンBやビタミンC、ビタミンE、マグネシウム、リン、鉄分、葉酸、ビタミンKなども含まれています。
さらに、クロロフィルやぺリルアルデヒド、α-ピネンといった特有の成分も含まれており、含有量の多さだけではなく数多くの栄養成分が含まれていると言えます。
新鮮で美味しい「春菊」の選び方や見分け方と旬な時期
春菊、と書くくらいですから旬は春だろうと思っている方も多いかも知れませんが、春菊の旬は11~3月の寒い時期になります。
春菊は文字通り、春に菊のような花を咲かせることが由来なのですが、旬はあくまでも冬。
間違わないように覚えておきましょう。
また、美味しい春菊を選ぶためには、葉に注目してみて下さい。
葉の緑色が濃く、葉先までピンと張っているものは新鮮で美味しい証拠です。
逆に葉が黄色いものは収穫から時間が経過して、劣化が進んでいると考えられます。
なお、葉が大き過ぎるものや茎が太すぎるものは成長しすぎているため、固くなっています。
葉の大きさが手頃で、茎がやや細くしっかりと張りがあるものを選ぶのがよいでしょう。
春菊の効能・効果
栄養豊富な春菊は、女性に嬉しい効能や効果がいっぱいあります。
ここでは、春菊の効能や効果をご紹介したいと思います。
美肌効果
β-カロテンの含有量が高い春菊は、美肌作りには欠かせない野菜と言えます。
β-カロテンには肌を修復したり、乾燥肌の予防効果が期待できます。
コレステロールの低下
春菊に含まれるクロロフィルには、血中のコレステロールを排出する働きがあることから、コレステロールの値を低下させ、高血圧などの生活習慣病の予防が期待できます。
また、コレステロールや血栓が減ることで血液の流れが促進されるため、新陳代謝も活発になります。
骨粗しょう症予防
春菊には、骨を丈夫にするカルシウムの他に、カルシウムが骨に吸着するのを助けるビタミンKが含まれていることから、骨粗しょう症予防に効果があると言われています。
むくみ改善
春菊に含まれるカリウムには、体内の余分なナトリウムや水分を排出する働きがあることから、むくみや冷えを改善する効果があると言われています。
貧血予防
春菊には、鉄分や葉酸が含まれています。
この2つが不足すると、多くの女性が悩んでいる貧血になりやすくなることから、毎日意識して摂取したい成分です。
また、葉酸は妊娠を希望している方、妊娠中の方は是非積極的に摂取したい成分でもあります。
春菊の保存方法と賞味期限
春菊を保存する時は、乾燥を避けるために湿らせた新聞紙などで包み、冷蔵庫に立てて保存するようにしましょう。
葉物野菜は基本、立てて保存するのが望ましいと言われています。
ただし、この方法で保存をしても春菊はとても傷みやすいため、賞味期限は2~3日ほどとなっています。
購入したらできるだけ早く食べるのがよいでしょう。
また、もう少し長く保存したい場合は冷凍がお勧めです。
軽く茹でた後、水気をとって冷凍用保存袋に入れて冷凍すると、1~2ヶ月ほど日持ちします。
春菊の美味しい食べ方のポイントと注意点
春菊に含まれている栄養成分は、加熱することで失われてしまうものが多いため、摂取する時はできるだけ火を通す時間を短くするのがよいでしょう。
鍋などに入れる場合は、なるべく最後の方に入れてさっと火を通す程度で食べるようにしましょう。
また、旬の春菊は葉や茎がやわらかいため、サラダで食べることができます。
春菊は香りは強いものの、食べるとアクが少ないため、思っていた以上にあっさりと頂けると思います。
なお、春菊の苦味は茎よりも葉の方が強いと言われています。
苦味を消すために長く茹でる方がいらっしゃいますが、長い時間加熱した方が苦味が出やすくなります。
そのため、春菊をより美味しく食べるためには、あらかじめ茎と葉を分け、茎は5分程度茹で、葉はさっと火を通すだけと分けた方がよいと言われています。
春菊を美味しく食べるおすすめレシピ
春菊に栄養がいっぱいあることはわかったけれど、どうしてもあの香りが苦手・・という方も多いと思います。
そこでここでは、苦い春菊を美味しく食べることができる、お勧めのレシピをご紹介したいと思います。
春菊とクリームチーズの和え物
茹でるか電子レンジで加熱してカットした春菊と、大豆切りしたクリームチーズ、粗みじんに砕いたナッツ、ポン酢を混ぜ合わせ、皿に盛ったらかつおぶしを振りかけて完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/2417865
春菊のナムル
茹でて冷水にとり、水気を切ってザク切りにした春菊に、しらす、ごま油、酢、醤油、砂糖、塩、いりごまを混ぜたら完成です。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/4196052
紫たまねぎと赤ピーマン春菊のマリネ
紫たまねぎと赤ピーマンは薄切りに、春菊は粗みじん切りにし、酢、砂糖、塩、オリーブオイル、こしょうを合わせたマリネ液に漬けて完成です。
紫たまねぎの辛味が気になる場合は、漬ける前に20~30分広げて置いておくとよいでしょう。
参考URL: http://cookpad.com/recipe/4153649
春菊の栄養と効能・効果や賞味期限は?のまとめ
春菊は、女性なら絶対食べておきたい万能野菜。
肌の調子を整え、むくみを解消し、貧血や骨粗しょう症の予防までしてくるのですから、言うことないですよね。
でも、いくら栄養があると言っても、食べるのはやっぱり苦手・・という方も多いはず。
そんな場合は、春菊を美味しく食べるコツ「火を通しすぎない」ということを是非覚えておきましょう。
苦味を消すために長時間加熱をする方がいますが、それでは返って苦味が強くなります。
また、茎が苦いと思っている方も多いですが、実は苦いのは葉の方です。
春菊を食べる時は、さっと茹でる、さっと炒めると覚えておくと、春菊本来の清々しい香りを楽しむことができますよ。