えごま油の効果や効能と成分や食べ方とレシピ
近年、えごま油が注目されています。その理由は、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸が、肥満や心筋梗塞などの病気のリスクを高めるとして問題視されているからです。
アメリカではついに、2018年までにトランス脂肪酸の全廃が発表されました。
日本では今のところ国として規制する動きはないものの、個人的にトランス脂肪酸を含む食品は摂らないようにしているという方は多いのではないかと思います。
そのような背景もあってか、最近は体によい油に注目が集まっています。
中でも、えごま油に対する関心は年々増加しており、特に女性を中心に選ばれるようになってきています。
えごま油は、昔から日本にあった油ですが、どうして今になってこれほど人気が高まっているのでしょうか。
そこで今回は、えごま油について調べてみました。
えごま油に含まれる成分や、効能・効果、効率のよい摂取の仕方やおすすめの調理法など、えごま油に関することをたくさん掲載していますので、是非ご覧頂けたらと思います。
目次
えごま油って何?有効成分やカロリーは?
えごま油は、シソ科の一年草である「えごま」の種子を絞って作ります。
同じシソ科に属するシソの変種とも言われており、葉の見分けはつきません。
しかし、えごまにはえごま特有のペリケラトンという成分が含まれており、シソとは異なった香りがあるため判別がつきます。
えごま油の歴史は古く、平安時代初期には灯火として使われていましたが、江戸時代になるとえごまよりも生産性の高い菜種が入ってきたことから衰退していきました。
それが近年になって、えごま油には必須脂肪酸の一つであるα-リノレン酸を多く含むことがわかってから、再び注目を集めるようになっています。
なお、えごまの生産が盛んな福島県では、えごまを「じゅうねん」と呼んでいます。これは、食べると十年長生きすることから名付けられたと言われています。
ちなみに、えごま油の大さじ1あたりのカロリーは150㎉程度です。
ごま油の効能・効果やカロリーとレシピ!うがいにもいいって本当?
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えごま油の効能・効果について
えごま油に含まれるα-リノレン酸は、人の体に欠かすことのできない必須脂肪酸の一つであり、体内で生成することができないため食品などから摂取する必要があります。
α-リノレン酸には、コレステロールの減少や、アレルギーを抑制する効果、精神を安定させる働きや痴呆症の防止、高血圧・糖尿病・ガンなどの予防効果などがあると言われています。
また、最近特に注目されているのが、えごま油の「ダイエット効果」です。
えごま油に含まれるα-リノレン酸には脂肪の蓄積を抑える効果がありますが、同時に、えごま油にはローズマリー酸という糖の吸収を抑えるポリフェノールも含まれています。
このため、えごま油は油であるにも関わらず、ダブルでダイエットによい効果があるのです。
ざわちんが「えごま油」を飲むだけで驚くべき効果で肌年齢が10歳も若く!
2016年2月1日放送「私の何がイケないの?」でざわちんは肌年齢36.5歳と診断されてしまいました。
そこで、えごま油を1ヶ月間飲み続けると肌年齢は26歳になりました。
たった一ヶ月で10歳以上の若返りです!体重も53kg→48kgに。驚くべき効果ですね!
ざわちんの「えごま油」で腸活ダイエットのやり方
ざわちんは、飲む時間は腸が活発に働く22時~2時の時間帯に、飲む量はティースプーン1杯、えごま油を1か月飲み続けました。
その結果、肌年齢は飲む前は36.5歳だったのが26.5歳になり、体重も53kgから48kgとマイナス5kgの減量に成功したのですが、これから発生する可能性がある隠れシミも40歳と同等だったのが半分に減り、30歳くらいの数になっていたのでこれは嬉しい結果ですね!
また、油分量は43歳だったのが15歳と同等にまでアップし、お肌のブツブツもかなりなくなり透明感も出ていましたね。
美肌やダイエットなど……女性の夢を叶えてくれそうです。
えごま油は、こんな人におススメです!
えごま油に多く含まれるα-リノレン酸には、もう一つ特筆すべき大きな効果があります。
それは、学習能力を高めるというものです。
これは、α-リノレン酸が体内に入ると、DHAという成分に変化するためです。
DHAはドコサヘキサエン酸という青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸で、記憶力や判断力を向上させることから、「頭がよくなる」成分として一躍脚光を浴びました。
ただしこれは厳密に言うと、食べるだけで頭がよくなるというわけではありません。
しかし、視力がよくなる、精神的に安定するなどの効果があることから、記憶力や判断力が高められて、学習能力を高める効果に繋がると言われています。
えごま油の摂り方や摂取量は?
えごま油が体によいと言っても、大量に摂取するのはいけません。
これはえごま油に限ったことではありませんが、どれだけ体によいと言われているものでも一度にたくさんの量をとると、場合によっては思わぬ副作用を招いてしまいます。
適量を心掛けるのがよいでしょう。
ちなみに、えごま油の適量は、一日ティースプーン一杯と言われています。
できるだけ毎日摂取するようにしましょう。
また、えごま油は酸化や加熱に弱いため、開封後はなるべく早く消費するようにし、加熱調理には使わずに摂取して下さい。
例えば、パスタ料理に使う時は具材の調理には使わずに、食べる直前に適量を振りかけて食べるのがよいそうです。
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えごま油の効果的な食べ方や飲み方や調理方法は?
えごま油に含まれるα―リノレン酸は、長期保存や加熱によって酸化すると過酸化脂質になってしまうため、できるだけ早く、加熱調理を行わないで摂取することが大切です。
そこで、毎日手軽に摂取するなら、味噌汁に入れて飲むのがおすすめです。
ただし、味噌汁に入れるのは食べる直前にして、具材などをいれて加熱している時には入れないで下さい。
温かい味噌汁に入れる分には、α-リノレン酸が過酸化脂質に変化することはないため問題ありません。
えごま油を使ったレシピを教えて!
えごま油は、加熱調理せずにそのまま摂取するのがよいので、サラダのドレッシングやカルパッチョのソースに使うのがよいでしょう。
ここでは、カルパッチョソースのレシピをいくつか掲載しますので、是非参考にしてみて下さい。
●あっさり和風ソース
えごま油大さじ2とポン酢を同量混ぜ、さらに醤油を少々入れるだけです。
●中華風ソース
えごま油大さじ4、ごま・にんにく少々、酢大さじ2、砂糖・醤油大さじ1/2、お好みでこしょう少々を入れて混ぜるだけです。
●イタリアン風ソース
えごま油大さじ4、にんにくすりおろし・こしょう・塩、パセリのみじん切りをそれぞれ適量入れて混ぜるだけです。
えごま油の副作用について
えごま油を摂取したことによる副作用の報告というのは特にないようです。
ただし、大量摂取することで、吐き気や下痢、腹痛といった症状が出ることがあるようですから、必ず適量を心掛けるようにしましょう。
また、えごま油は油ですから、カロリーが高いことに違いはありません。
そのため、いくらダイエットに効果があるからといってたくさん食べてしまえば太ってしまいます。
しそ油とえごま油の違いについて
えごま油の原料であるえごまと、しそ油の原料であるしそは、同じシソ科の植物な上に、えごまはしその変種であることから「同じものではないか」と思う方も多いと思います。
結論から申し上げますと、現在、しそ油として流通しているものの原料はえごまとなっているため、えごま油=しそ油と考えて問題ないでしょう。
えごま油のまとめ
油は太る、というイメージがありますが、油を控え過ぎても体に害があると言われています。
例えば、体温を維持したり脳神経やホルモンの材料となることから、油を取らない生活を続けていると、病気になりやすくなったり、肌荒れや生理不順の原因となってしまいます。
このようなことから、ダイエット中にも適度の油が必要と考えられますが、えごま油なら脂質や糖質の吸収を抑えてくれるのでダイエット中であっても安心して摂取できるのではないでしょうか。